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【代表メッセージ】ねじのロケットの打上げ結果と御礼

ねじのロケット、そしてインターステラテクノロジズを応援してくださっている みなさま
インターステラテクノロジズ(以下、IST)代表の稲川です。

この度、7月3日(土)17時45分、観測ロケットMOMOとしては7号機になる「ねじのロケット」の打上げを行いました。
北海道の爽やかな晴天の中、キレイに飛翔し約4分後に予定どおり高度約100kmの宇宙空間に到達しました。

ISTとして、また国内民間企業開発のロケットとして2度目の宇宙空間到達を達成し、大成功の結果でした。
「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」というISTのビジョンを大きく前進させることが出来ました。


ねじのロケット打上げダイジェストムービー

ねじのロケット打上げライブ中継(自社でのライブ配信の番組です)

▼ミッション達成

ロケットは宇宙への輸送業。お客さまからお預かりした荷物(ペイロード)を宇宙に届ける役割を持ちます。

今回の「ねじのロケット」は2社の機体スポンサーそして4つのペイロードというミッションを担ったロケットでした。

◯機体スポンサー
・サンコーインダストリー株式会社様
・Theotex Group HD 株式会社様

◯ペイロード
・花キューピット株式会社様
・高知工科大学様
・株式会社サザコーヒー様
・平和酒造株式会社様

各ペイロードは宇宙空間への到達や上空でのデータ計測を目的としていました。今回の打上げではこれらのミッションを全て成功しました。

当初は2020年7月に打上げを予定していましたが、ロケットエンジンの点火器等の不具合があり1年間の打上げ延期しての打上げとなりました。
この1年間で信頼性を上げるため、MOMOのメジャーバージョンアップの改良を行いました。

スポンサーの皆様には1年間待っていただくことを快諾頂きました。ISTの成長をあたたかく見守って頂き、感謝しております。

また、インフラサウンドセンサという科学ミッションのペイロードを搭載してくださった高知工科大学の山本教授から打上げ後にお話を伺いました。今回データを取得出来たことで論文になる可能性があるとのことでした。また、今後学生教育プログラムとしてMOMOを利用希望をして頂いています。今回搭載したインフラサウンドセンサは将来的に防災や火星など他天体での気象観測のような科学にも役立つ可能性があり、今回の成功はそれらにも寄与するとのことでした。

この打上げ成功で人類の進歩にも貢献できることに誇りを感じています。

▼感謝

ロケット打上げは非常に多くの方のご理解とご協力が無いと出来ません。
打上げに関わっていただいた多くの方に心から感謝いたします。

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▲当日は交通規制を行なっていました

コロナ禍で見学場を閉鎖するなど無観客での打上げになりました。大樹町への来町自粛にもご協力をいただきました。このような特殊環境の中ではありましたが、順調に全く問題なく打上げ出来たのも地元北海道のみなさまのご協力や日頃から応援いただいている多くの皆様のご支援があってのことです。ありがとうございました。

▼ISTの成長

ねじのロケットの打上げは打上げ予定日初日に打ち上げることが出来ました。
これはロケット自体の改良によるものと、射場設備、打上げ運用練度の高まり、それぞれが大きく進歩したことによります。
1度目の宇宙空間到達時に比べてISTの従業員は倍増しています。驚くほど優秀なメンバーにジョインしてもらっています。
また昨年12月には本社のある大樹町に新事務所・新工場を竣工させ、開発環境も良くなっています。
このような開発基盤が整ったことが打上げ成功に繋がったと考えています。


体制は今後も継続して改善し続けます。
そして、世界で競争力のある宇宙輸送サービスを実現させていきます。

参考)インターステラテクノロジズ会社紹介(7月に完成した最新版です!)

▼今後のISTについて

既に機体公開しておりますが、MOMOの次号機である「TENGAロケット」もこの夏の間に打上げを予定しています。

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早いスピードで次の打上げをすることにより、ロケットの量産化に目処をつけていきます。

MOMOだけではなくISTとして次世代機になる超小型人工衛星ロケット「ZERO」の開発も加速させます。
ZEROはMOMOで獲得出来たデータが直接フィードバックされます。今回の打上げ成功でZEROの開発も大きく進みます。


▼MOMOの利活用やコラボレーションについて

観測ロケットMOMOは今後も宇宙への輸送サービスとして打上げを行っていきます。
ペイロードおよび機体スポンサーを大募集中ですし、射場や工場看板などのスポンサーシップも進めています。ぜひお声がけください。

スポンサーシッププログラム「みんなのロケットパートナーズ」

また、コラボレーショングッズも今年一年で増え、

・株式会社サザコーヒー様 ロケットコーヒー
スペシャルパッケージのロケットコーヒー。大樹町の道の駅コスモール大樹でも人気のお土産品になっています。

・株式会社サッポロドラッグストアー様 超炭酸水
「超炭酸水」の売上の1本あたり1円が、MOMOの開発・製造資金に還元される「サツドラ超炭酸水×インターステラテクノロジズMOMO応援プロジェクト」を実施中です。

・株式会社伊藤園様 コラボ自販機
MOMOとZEROが描かれたラッピング自販機です。 ISTの工場前にも設置していて、写真を撮っていく方もいらっしゃいます。設置してくださる企業・団体・一般の方を募集しておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

自販機

と多くのグッズがあります。ご購入によってISTのロケット開発が進みます。
さらに、コラボレーションしていただける企業様や商品も募集しております。

また、地元の北海道大樹町へのふるさと納税などによる支援もいただいています。

今回で6回目となる本プロジェクトではこれまで累計で277,708,500円、333名の方から寄附をいただきました。
「みんなのロケット」を作っているISTが提案する、宇宙への新しい関わり方です。
返礼品には大樹町の名産品や、ISTの工場見学もご用意しています。
ぜひふるさと納税でロケット開発を応援いただけますと幸いです。

次は2021年夏のTENGAロケット打上げと、並行するZEROの開発に向けて邁進してまいります。
引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。

DSC_4705_修正_MOMO7打上げ後_小トリミング

2021.7.6
インターステラテクノロジズ株式会社
代表取締役社長 稲川貴大

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