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続)sing a hymn

ハンク・ウィリアムスが書いた賛美歌(hymn)の中で最も多くの歌手にカバーされた曲。当時は他の曲のB面に収録され、早すぎる死を遂げたハンクのcとしても有名です。ジョージ・ジョーンズ、ポーター・ワグナー、ハンク・ウイリアムス・ジュニア、コニー・スミスをはじめ、近年ではダークス・ベントレー、ウイリー・ネルソンも2010年のアルバムに収録しています。また、ケニー・ランキンによるジャジィ&フォーキーなボサ・ノヴァ調の弾き語りによるバージョンも魅力的です。

多くの讃美歌(hymn)が神への救いを歌うのに対して、盗みや嘘をつくと神の身元にはいけないと直接的に訴えかける歌詞が印象的です。日本では宗教の意識が薄いので、「神が〜」とか「救いが〜」という歌がちょっと苦手という人もいるかと思います。この曲の場合は、「嘘ついたり、人を欺いたり、盗みをしたりするといつか罰が当たるよ。死んだ後に救われないよ。だからやめとけ」という直接的な歌詞で、当時、この曲をハンクがどういう思いで作ったのか想像もできませんが、結局レコーディングされないまま、デモの状態で終わっていたあたり、レコード会社の人たちが、「いや〜、そんな直接的な歌詞はないんじゃない?いつものように神へのリスペクトじゃないと讃美歌じゃないでしょ」みたいな扱いをされたんじゃないかなと想像します。まあ、案の定というかハンクの死後にファンの希望なのか、レコード会社が一儲けなのか次々とデモ段階の音源でパスチュマスミュージック(死後に発表された曲)がリリースされるのですが、おかげでこの素晴らしい楽曲も発掘されているのでよしとしましょう(ナニ目線?!)!

 コンサートで二人でデュエットをするにあたり、歌の最後は二人の声だけで観客に届ける歌い方をしたいなと思い、「最後はアカペラにしませんか?」と相談してこの歌い方にしました。

「House Of Gold」作詞作曲:ハンク・ウイリアムス

人は皆、富を手に入れようと偽ることがある

でも知っているだろうか

最後の審判が来た時には、何も手にすることはできないことを

私達はその時が来たら、ただ、神の身元で守られて眠ろう


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石田美也:Country Music Lab
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