【制作ノート】詞先/曲先/句先/絵先

こんにちは。
なつのよです。

作ったピースをつなぎあわせながら、
作品を制作しているところです。

私の作品は「言葉とイメージの関わり」を
テーマとしているので、自由律俳句だけでも、
イラストや絵、版画などのイメージだけでも
成り立ちません。

そんななか、この夏はなぜか
自由律俳句を詠むことができず、

「イメージ」にあたるところも
「どの技法で進めていくか」というところで
立ち止まってしまっていたので、
制作が長く停滞状態にありました。

ようやく、イメージのほうの道筋が見えてきて、
制作を進めているところです。

そんなとき、音楽を作るときによく聞く
「詞先」「曲先」という言葉を思い出しました。

それぞれ、
「詞を先に作ること」「曲を先に作ること」なのですが、
その考え方は私にも通ずるものがあるのではないか、
という気がしたのです。

私の場合は、
「句先」＝「自由律俳句を先に作ること」
「絵先」＝「イメージを先に作ること」
ですね。

これまでの作品を振り返ると、
「句先」がほとんどだったように思います。
ただそうすると、イメージを使って
句の説明をするような感じになってしまって、
それはなんだか違和感があるな……、と
もやもやしていたのでした。

そこで、「句」がやや低調な今、
「とにかくイメージを作る」ということを
優先しようと考えました。「絵先」ですね。

それとはまったく別に句を作り、
組み合わせを考えていくのはどうだろう……、
という試みです。

〝正解の分からないババ抜き〟とでもいえば
いいのでしょうか（しかもジョーカーはない）。

不思議な相乗効果が生まれることを期待しています。

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