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#103 読むだけ小論文⑦「これからの教育」

「小論文を勉強したい。けど、何から始めたら良いのかわからない…」
「書かなきゃいけないんだろうけど、書くのは大変だな…」
 そう考えている人はひとまず以下の小論文の課題と解答例を読んでみましょう。「2分」で熟読できる分量しかありません。必要最低限の情報を「読む」だけで〈学び〉となるようなものを選びました。①~⑩までシリーズとして掲載しますので、気になったものから読んでみましょう。小論文のファーストステップとして適切な題材だけをセレクトしています。

【解答例】
 私はこれからの日本の教育には「アウトプット型」の教育が必要だと思います。なぜなら、現代は昔に比べて自身の意見や考えを発信したり表現したりする機会や環境が相対的に増えたからです。昔は知識や情報を適切に入手することが重視されていましたが、今の時代はそうではありません。今はその入手した知識や情報をどう使うかということが重視される時代です。
 例えば、ネットやSNSの登場によって、人々は私的に情報を発信できるようになりました。またスマホやアプリの発達によって、人々は気軽に自己表現できる場と手段を手に入れました。もはや現代は情報や表現を受信(消費)する時代ではなく、情報や表現を発信(創造)する時代と言えます。
 だから、これからの日本には「アウトプット型」の教育が必要です。発信や創造が比較的自由に行なえる時代だからこそ、人々には適切な知識と多様な訓練が必要です。そうしたほうが、人々はより主体的かつ楽しく現代という時代を生きていくことができます。逆に言うと、そうしないと不利益を被る危険性さえ出てきます。そうならないためにも、これからの日本には「アウトプット型」の教育が必要です。(484字)

 ほかにも様々な内容の小論文の課題と解答例を掲載していきますので、よければ別の記事もご覧になって見てください。

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