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もしあなたがカミングアウトされたなら

小さなソーシャルアクション。

私は四十代半ばなんだけど、私たちの世代は、学校教育の中でLGBTQ+について学ぶ機会がなく生きてきた世代だと思う。

自らアンテナを立てていたとか、周りに当事者がいたとか、何かしらのきっかけから学んだり触れたりした人はもちろんいるけれども、多くはないかなと思う。

そんな私たち世代が、子どもからジェンダーやセクシュアリティについてカミングアウトされた時に、そもそもの基礎知識もないこともあって、一体全体どうしたらいいのか?と悩んだり、不安になったりするのは当然のことだと思う。

私自身もほぼ知識がない状態で、カミングアウトを受けた。
(当時、エム氏は小学校6年生。ある日仕事をしていたら長文の手紙をもらった。)

私は本当に大して知識がなく、小説や漫画を読むのが好きなので、その中でLGBTQ+の登場人物が出てくることがあり、それで触れていたくらい。
知識として体系的に知っているというより、部分部分で小説や漫画のストーリーや感情描写を通じて知っている中で当事者のみなさんがどんなことを感じながら懸命に生きているのか?に少しだけ触れていたということだと思う。
よしもとばななさんの小説、東野圭吾さんの小説、羅川真里茂さんの漫画、よしながふみさんの漫画などをたまたま読んでいた。

そんなわけで、大して知識もない状態だったけども、カミングアウトをされたときに『これだけはやっちゃいけない、言っちゃいけない』ということだけはなんとなくわかっていたのは、小説や漫画のおかげだと思う。

当時の私はこれだけはやっちゃいけないと思っていたこと、

  • そんなことあり得ないよ!と言う

  • もしかして、勘違いじゃない・・・?と聞く

  • いやいや、嘘でしょ?と茶化す

  • いずれ治るから大丈夫だよと言う

  • 聞きたくない!と耳をふさぐ

  • 話してくれたことを無視する

みたいなこと。

当時の私は、話してくれたことへの感謝と、お母さんもわからないことがたくさんだから一緒に考えようね、ということを当時伝えたと思う。
驚きと動揺があったから、多くは私も話せなかった気はするけど。

カミングアウトされたらどうしたらいいか?をもっと具体的に詳しく知りたい人は、遠藤まめたさんの著書がとても参考になったので紹介する。
ぜひ読んでみて欲しい。

先生と親のための LGBTガイド: もしあなたがカミングアウトされたなら

オレは絶対にワタシじゃない




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