これがTHEATERか…!!|スカイスパ横浜
スカイスパにはしばしば訪れ、浴室内のアウフグースは頻繁に浴びていた。だけれども、サウナシアターには謎の敷居の高さを感じており、これまではそっと場所を確認したり、そっと中を覗いて見ることしかできなかった。たぶん私は「サウナシアター」という響きに陽気なサウナーの気配を感じで、勝手に及び腰になっていた気がする。
そんな私がついにサウナシアターデビューをした。このときは、サウナシアターに行くぞ!という強い意志があった訳ではない。むしろサウナハットデビューの方に気が向いていたので、シアターのことは何も考えていなかった。
余談│サウナハット△デビュー
去年からサウナー活動を始めて、ずっと気になっていたサウナハット。ついに先日ふるさと納税で手に入れた。このくすみピンクの愛らしいハットを頭に戴いて早くととのいたい!!その一心でスカイスパにやってきた。12時のアウフグースの回に待望のサウナハットを戴いて参戦。
なんだろう小春日和の暖かい空気が頭の周りをただよっているようなこの感じ。優しい、とても優しい、優しさに包まれているよ。タオルを巻いていたときは、ぴったりと頭に巻いていたので、こんな優しさはなかったよ。しかも、たまにズリ落ちてきて熱さと自分との闘いを邪魔さえされたのが嘘のようだ。なんだこのの優しさは〜、もっと早く君の優しさに出会いたかったよ〜〜〜。
まぁでも実を言うと使い心地が良いだろうことは心配していなかった。だって周りのサウナー達がサウナハットを使って心地よさそうだったんだもの。それよりも気になっていたのは、手荷物として邪魔になるんじゃないかということ。サウナの前後に街でブラブラすることがあるから、荷物はできるだけ持ちたくない。特にびしょびしょのタオルとかは絶対に持ち歩きたくない、と思っていた。あたり前なのだけれどサウナハットでは体を拭かない。だから濡れない。そして、髪の毛のクッションを挟んで頭に載っているので、汗もそんなに吸わない。だから濡れない。結論、サウナハットはびしょびしょにならないので持ち歩きも苦ではない。この結果が私には、とっても嬉しかった。今後もぜひともサウナのおともに連れて行こうと決めた。
本題│サウナシアター▢デビュー
サウナハットの使い心地に満足したので、いったん館内着でリラックスタイム。20分ほどウトウトして、次はどうしようかなと館内をうろうろしているときにサウナシアターが目についた。おそるおそる入り口を覗きプログラムを確認すると、あと10分ほどでアウフグースがあるじゃないか。サウナハットも使える華麗なサウナーになった、今の私ならシアターにいける。そんな気がしたので、ついに私はサウナシアターに足を踏み入れた。
サウナ何個分⁉というか、この造りなんか見たことある気が…アリーナ⁉これは、サウナストーンを囲むように作られたアリーナ席なのか⁉サウナストーンもめちゃくちゃ大きいな⁉花壇みたいじゃん⁉うーん、どこに座るか悩むな…横になっている人がいるぞ⁉木製のまくらだ⁉入った瞬間から驚きの連続。まくらに寝転んでみたりして、迷った末にサウナストーン正面のあたりに座って始まりを待つことにした。しばらくすると、鈴木さんという男性アウフギーサーが入って来た。私の聞き間違えでなければ、春夏冬(秋どこいった?)をテーマにした香りでアウフグースを実施するとのことだった。
音楽がかかり、まずはロウリュウからスタート。サウナストーンも超ド級に大きいので、ロウリュウするだけでも、右にかけて、真ん中にかけて、左にかけてとアウフギーサーは大忙し。そして、いよいよタオルの時が来た。広々としているのでアウフギーサーもなんだか動きやすそう。普通のサウナ室だとサウナーにタオルが当たらないようにするため、ちょっと無理な姿勢しているなぁと感じることがあるが、サウナシアターでは全力でパフォーマンスに集中できているような感じがした。心地よい熱波に包まれていると、目の前でタオルがピザ生地にように宙を舞い、それをアウフギーサーが見事にキャッチしていた。そして、わぁ!という歓声とぱちぱちと鳴り響く拍手が私の鼓膜を震わせた。そこで私は、はたと気づいた。これがシアターか‼そういうことか。それからは、私もアウフギーサーがサウナストーンの周りを舞うのを、シアターにいるサウナーと一緒に夢中で鑑賞した。あっという間にアウフグースショーは終わり、心地よい汗でびしょびしょになっていた。
普通のサウナのように一人で熱さと闘うのも良いけれど、大勢で何かに熱中しながらサウナを楽しむのも良いなぁ。サウナシアターは、私に新しいサウナの楽しみ方を教えてくれた。