ツンデレ君のカレーパーティー
【チャンさん年少の頃】
チャンさんが、珍しく『きてほしい』と懇願してきたので、急遽お手伝いの参加希望を出した幼稚園のカレーパーティー。
当日、かろうじて私のところへ一回野菜を切りにきたものの、基本的に距離を置く釣れない感じのチャンさん。
それでもせっかくなので完成したカレーをチャンさんの隣で食べようと同じテーブルに座って話しかけると、チャンさんは体を背けてド無視。
う、うそでしょ…?!望まれて来たはずなんだけど…。
その様子を見ていた同じテーブルの子たちが、ヤバイ…誰のおかあさんでもないおばちゃんが紛れ込んでいる…という不安気な顔で私を見つめる。
警戒心を解こうという思いと、もはやこの状況がおかしくなってしまい、薄ら笑いを浮かべる私に、さらに不思議そうな眼差しの子供たち。
しかしながら、極悪な人間ではないとわかっていただけたのか、徐々に話しかけてくれる。
そんな間も、素知らぬ顔のチャンさん…。
その夜、家でカレーパーティーのことを聞いても全く無視。。
なので、ほとぼりが冷めた頃にそれとなく聞いてみた。
「なんでカレーパーティーでお母さんを無視してたの?」
『おかあさんだってわからなかったんだよ。』
ムムッ…?!
そして、一言追加。
『でも、うれしかったよ。』(チャンさんニコリ。)
知ってるよ!コノヤロウ!(お母さんもニコリ。)
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コロナ渦で、色々な行事がスキップされて親としては正直楽な部分もあったりしたけれど、今年はカレーパーティーがないと思うとやっぱりさみしい。
無邪気な園児と戯れたかったな…。
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