釣船茶屋ざうおの夜
【チャンさん年中・スーちゃん2歳の頃】
連休、チャンさんにどこへ行きたいか尋ねると、『おさかなつりた~い。たべれるやつ!』
春に堤防へ釣りに行ったけれど、スーちゃんが動き回ってそれはそれは危なかったため、静かに封印していた海釣り。
まだまだ思いの向くままチョロチョロ動き回るスーちゃんと一緒では、釣りは絶対に無理!!
ということで、釣って食べられるお店 ”釣船茶屋ざうお”に行ってみることに。
当日、チャンさんはソワソワマックス!
『いつ?いつ?まだ?まだ?』
夕方、車に乗ってからも、
『まだ?まだ?まだつかない?』
店に近づく程テンションうなぎのぼりのチャンさん。
お店に着くと、中腰にかがんでひょっとこの様にヒョイヒョイと喜びの舞を見せる。
店員さんに案内されて個室に入ると、ガラス張りの壁を魚が回遊している。
まるでハトヤの海底温泉・お魚風呂!
『つりたい!つりたい!』と、直ぐに鼻息が荒くなるチャンさん。
早速そのまま個室の窓から竿を垂れて、しばし様子をうかがうと見事にシマアジがヒット!!
それをお寿司と焼魚にとオーダーすると、直ぐに『まだつりたい!まだつりたい!』
…が、シマアジ1匹お値段なんと4千円。
大人たちの頭の中で、すぐさま電卓が叩かれ始める。
結論、No More シマアジ。
ということで、今度は比較的庶民のお魚、アジのひっかけ釣りゾーンへ。
そこでも1匹釣り上げるごとに『まだつりたい!!』
とりあえずきちんと食べてから考えようとなだめ、先ほどのシマアジをいただく。
でもまたすぐに『つりたい!つりたい!』
結局、この日の釣果は、チャンさん1人でシマアジ1匹、アジ5匹の計6匹。
釣って食べるというコンセプトなのに、当のチャンさんはアドレナリンが出まくってあまり空腹を感じない様子。
そのため、大半を父さんと私、時々スーちゃんで食べる。
やがて、私たちのお腹も懐と共に限界を迎え…
それでも、『まだつりたいぃ~』と大泣きしたが、スーちゃんとソフトクリームを食べてなんとかチャンさんの釣り熱を鎮火。
『またこようね ♪ 』と最高の上機嫌で言われてしまうと、かわいくって来てよかったなと思ってしまうおバカな親心。
けれど、お会計は全然笑えなかった(笑)
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コロナ渦で何がさみしいかって、気軽に外食できないことだなぁと。
この頃がなつかしい。
あともう少し。きっと。
また家族で出かけたいな。
こどもたちが無邪気に一緒に出掛けてくれる日々は、きっと、あとそんなにない。
貴重な日々よ…
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