病歴・就労状況等申立書の書き方【実例つき】
障害年金で一番作成が大変な書類が病歴・就労状況等申立書です。ですが、準備をすることでスムーズに作成をすることができます。
有料部分では私の実際に提出した病歴・就労状況等申立書を添付しているので、参考にしてください。
この記事は前回の続きです。無料部分だけでも読んでいただけると分かりやすいと思います。
準備するもの
お薬手帳
日記
パソコン
病歴・就労状況等申立書は、通院期間、受診回数、入院期間、治療経過、医師から指示された事項、転医・受診中止の理由、日常生活状況、就労状況などを書く必要があります。そのため、受診日と服薬内容が分かるお薬手帳が役に立ちます。
各期間での症状や日常生活状況を書くために、日記があれば準備してください。なければ、思い出しながら書いていきましょう。
病歴・就労状況等申立書を手書きで書くのはかなり大変なので、パソコンをお持ちの方はパソコンで書きましょう。
書き方
まず、こちらのリンクから様式をダウンロードし、Excelで書いていきます。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/todokesho/shougai/shindansho/20140516.html
記入する期間は大きく分けて3つです。
①発症日から初診日までの期間
②治療中の期間
③現在
これらの期間について、お薬手帳や日記を参照しながら内容を書いていきます。
「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「なぜ」「どのように」を意識して、できるだけ詳しく書いていきましょう。期間が長い場合は3~5年を1区切りにします。
①発症日から初診日までの期間
・当時の就労状況や生活状況
・どのような症状だったか
・受診に至った経緯
などを書いていきます。
②治療中の期間
・診断名
・どのような治療を受けていたのか
・どのくらいの頻度で通院していたか
・治療で症状は改善したか
・医師からの指示
・就労状況や生活状況
・転院した場合はその理由
・受診していない期間があればその理由、当時の状況
などを書いていきます。
③現在
あなたの現在の状況を詳しく書いていきます。
ここで、前回作成した日常生活能力の資料を使います。
(1)適切な食事
(2)身辺の清潔保持
(3)金銭管理と買い物
(4)通院と服薬
(5)他人との意思伝達及び対人関係
(6)身辺の安全保持及び危機対応
(7)社会性
これらの項目ごとに書き出していったエピソードを各項目からそれぞれ2~3個抜粋して、列挙していきます。
最後に、主治医からどのように過ごすことを指示されていて、そのため仕事ができる状態ではない、などと書くとよいでしょう。
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