季節が巡る
ありきたりな書き出しから綴るね
当然のように地面に降り積もる
落ち葉を見ることが堪え難いなって
約束されたように散って
木枯らしに攫われるんだね
ああ、いつから心変わりしたの
嘘をつくとき唇に触れるそのしぐさ
だから怖いんだ
秋という季節は
実りを終えたら
手を振ってバイバイ
頭を振ってバイバイ
たゆたう心の動き
不変を嫌うのはケースバイケース
変化には犠牲がつきもの
だから悲しいけど涙ながらに手を振って
バイバイ
あと数ヶ月したら憑き物が取れた顔に
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