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そらのうた

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#現代詩

星雨の詩

星雨の詩

夜空を翔る光の筋が数多翔る
僕の隣にいる君は瞳を閉じて両手を組む

いつからか星は夜を照らす輝きに留まらず
願掛けの対象になっていた

僕も君も少しずつ

大人になった証拠なのかな
弱さを知った証拠なのかな

仰いで手を翳し
背伸びしても届かない
宙を瞬く光には

だから君は祈りを捧げるんだね

星が流れる いつも通りの夜に
星が流れる 君と過ごす夜に

僕の願いは半分くらいは叶っている

君の願

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君の素顔

夏に雪が降るわけないよ
もし叶ったら奇跡と呼ぶだろうね

空想は無料
実現には労力やら時間が必要だ

雪は冬の代名詞
強がりは君の代名詞

君がふとした瞬間に張りつめた虚勢を
外してくれと願うばかり

無理しなくていいんだよ
たまには弱さを晒してよ

でも都合の悪い言葉はフィルター除外
この声が届いてと願うばかり

前を向く君とは違う側面を
ありのままの姿を見せてくれたら

そんな君も綺麗だよ

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土は朱に染まりて涙が伝う

大陸を歩き散らばるひとびと

家屋が建ち 稲が実り 充実を知る

子どもたちは笑顔で駆け回り 

安寧は隣り合わせなはずだった

どこからか槍と矢が飛び

血の朱が土を染める 喜劇が悲劇に変わる瞬間

ただ一つの選択肢は従属 後の世代は自由であれと願い 土に還る

恋も愛も語る暇も無い 安らぎが最大の欲求だ

君が歴史という事象を構成する粒子にさえ成れないその事実ご

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咲いて散って繰り返して

桜の花が咲きました

今年もひとびとの眼と心を奪います

スーツを着たサラリーマン、フェミニンな可愛い服を着た女子大生、品の良い老夫婦

みんな桜の花びらに視線を注ぎます

私も桃色のそれに心惹かれます

とこしえに愛される桜にさえ嫉妬した、高校時代のクラスメイトの女の子

君が歳を重ねる度に失うと勘違いしている若さとか美しさ

美貌の喪失に悩む君だから君は確かに綺麗なんだ

いつ

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「あなたらしい私」を探します

「あなたらしい私」を探します

今でも私は思い出します 君は私にこう言いました

「あなたらしいあなたを私は好きよ」

私らしいってなんだろう、シャーペンのキャップを頬に当てながら頭を働かせました

あれから月日は流れて「あなたらしい」をまだ把握できていません

数年前に「あなたらしい」を解ったつもりなのに、環境の変化に耐えられず、「あなたらしい」は崩壊しました

らしさの幻影を求めて手探りで進んでも、稼ぐこと、生活することで精

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優しさをエゴで覆う

私本当は優しくないの

容姿が優しく見えるだけなの

君は私より優しいのに
私を優しいと言ってくれる

おかしいね 私が可愛いから?
変な人だね 君が優しいから?

そこらの男の人に優しいそぶりをされると
瞬く間に想像を絶する吐き気に襲われるの

君だけが私を見つめてくれてね
私だけに優しくしてと願うエゴ

君が私に深入りしても
私を嫌いにならないで

と祈るくらいは許

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春と出会いと卒業と

春と出会いと卒業と

春が今年も訪れました

過ごしやすい暖かさが日常を包みます

今年の3月で卒業しました

あなたは東へ東へ 夢を抱きながら住まいを変えるのですね

私はいつもいつも あなたの傍を夢みながら叶わない思いに終止符を打つことになりました

卒業式の日 涙を浮かべました

卒業式の日 あなたは明日にも続きがあるような話そぶりで私と楽しく会話しました

後生の別れではありません そんなこと分かっています

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