現れた本質。そして、伝わる言葉 〜「できない自分の壊し方」07
◆前回までのおさらい
3/17木曜日、
ビジョナリーあさカンファレンス VACで
ミニセミナーを担当させて頂きました。
こうして振り返っていくと
(まだ書いていない
本番を振り返っても)
"奇跡"のような、
すごい経験だったので
お聞きになっていない方にも
伝わる、
また
聞いてくださった方にとっても
より面白く味わって頂けるように
振り返りを書いてみようという
何回続くかわからない企画です。
途中、別の話を挟む日もあるかも♪
ここまで、
初回は、
そもそもVCってナンジャラホイ
というお話を、
2回目は
VCの中でも、VAC
ビジョナリーあさカンファレンスだけは
2010年代前半から
歴史が続いている活動の
リニューアル版、なのだ、というお話を
3回目は
VACの中のミニセミナーっていうのが
すごい場なんです、というお話を、
4回目は
ミニセミナーのお話を頂き、
ガクさんと内容の1on1をして
一度案を作ってみたものの……
というところまで、
5回目は
企画会議での本格的な議論の
初回で、作った案が白紙になり
そして再構築の始まったあたりまでを、
昨日6回目は、
セッティングされた会議以外の場でも
物事が進んでいった経緯を、
お届けしてきました。
詳しくはこちらを 笑
00 プロローグ
https://note.com/natsumu_/n/nec955cc1ec9e
01 連載開始!あのVACまでの軌跡
https://note.com/natsumu_/n/n8b6ca93bd6f7
02 VACはちょっと特別
https://note.com/natsumu_/n/n4def76c6a926
03 VACのミニセミナーは凄腕揃い
https://note.com/natsumu_/n/n1587613b6f47
04 えっ私が喋るの?私で、いいの?
https://note.com/natsumu_/n/ne0af6925c3d2
05 動き出した企画会議
https://note.com/natsumu_/n/n297655c9ce2f
06 過去の痛みと、V-PREPの効能
https://note.com/natsumu_/n/n9f283a022cda
では、続きに行ってみましょ~~♪
場面は、
朝・昼・夕方と
この件の検討をしていた
3月12日の土曜日の、
翌日、日曜日の夕方。
臨時で企画会議を追加することにしました。
その時、私は……。
◆現れた本質。そして、伝わる言葉
「みんな、
休みの日まで、
そして昨日の今日なのに、
ホントありがとう~~」
3月13日、日曜日、16時30分。
Zoomにつないで、しばらくすると、
そこにいたのは、
ガクさんと私、
だけではなかった。
そして、
みんなは、
「ただ来てくれた」
だけでも、なかった。
「議事録、2回読んだ。」
昨日の朝(昼)以降の進展を、
すごく、気に懸けてくれていた。
心がじわっとする。
とても、嬉しかった。
一つ、
昨日の連載で
書き忘れていた、
大事なコメントが、ある。
それは、
前夜、3月12日土曜日の
夜のこと、
1対1のZoomを
そろそろ切ろうかという時、
ガクさんが言った。
「いやー、今日の話、
良かったよ。
ちょっと、
聞いてて、
胸が熱くなるところがあった。
ま、それは俺が
VCやってる側だからかもだけどさ。」
私は、驚いた。
自分のことを自分の中で
思い出しながら、
感じながら、
考えながら、
口から出すことに必死で
ガクさんが、
どの部分で「胸が熱く」
なっていたのか、
まるで気づけなかった。
すごく嬉しかったし、
意外だった。
ガクさんは、
人の話をよく聞く人だ、
でも、
タイプとして、かなり冷静。
聞いたその場で容易に
感動に共振するような、人ではない。
その、ガクさんの、
琴線に触れるものが、
自分の話に、
あったらしい。
詳しく聞く時間はなかった。
でも、
ガクさんの企画したコンテンツで
ガクさんの心が動いている、
それは、
そもそもそういうコンテンツを創りたい、
という意味では想定通りだけど、
何に心が動くかは狙えるものでもなく
その意味では、想定を超える、
話が出始めている、ことになる。
私にとっては
手応えでもあり、
より、
今の流れを
促すものでも、あった。
そんなこともあっての、
翌日、日曜日、
昨日のいろいろを経て、
一つ、自分の中で、
スイッチが、入っていた。
この場、企画会議で、
あるいは、
話した相手はガクさんだけでも
内容は議事録に残るカタチで、
いろんなことを
本当に
いろんなことを、
喋ってきていて、
言ってみれば、
自己開示が
非常に進んでいた。
ここまでの検討の経緯から
私は、
より、自分(の内面)を、出していく、
必要性も感じていたし、
ここでなら、今なら、
「そのまま」の自分を出せるような、
より「そのまま」の自分でいられるような、
気がした。
何かの決意が、
自分の中で、固まっていて、
だから、
最初にみんなに、
自分から、伝えようと思った。
どう伝えようかと
思いながら、
でも伝えねばと思って、
とにかく、口を開いた。
「今日ね、あの、
話をしてて、もし私が
途中で泣き出しても、
気にしないでもらって
大丈夫、というか……
えっとね、
自分の中を掘っていって、
何か、
あぁこれだ、
そうだったんだ、
これだったんだ、
とか、
そういう物に
たどり着いた時って
私、
泣くので。
勝手に涙が出てくるので、
だぁだぁ泣くので、
それは、そういうもので……
えっと、
はい、
そういうもの、です。 笑
なので、
みんなから、
いろいろ
言ってもらったり、
聞いてもらったりして、
それに答える時に
私が急に泣き出しても、
「あれ、泣かせちゃったかな」
って
心配する必要とか、
気まずくなる必要とか、
ないので、
びっくりするといけないので
先に伝えときますね。
泣いてたら
それは、
そういう反応なので
「あぁ、なにか
見つかったんだなー」
と、思って見ててもらって
大丈夫です。
みんな、優しいから、
特に、男性からすると、
女性が急に泣くと、
ビビるというか困るときも
あると思うので、
でも、
ツライとか嫌だとかじゃないから、
心配させるといけないので
先にお伝え、
しておきます。
はい、
以上で~~す。」
そして、
その目論見通り、
この日、内容は佳境を迎える。
会議は、
ガクさんからみんなに、
昨日の朝の会議を受けて
「昨日の夕方に
なつむんとこんなこと話してきた」
というのを、
改めて議事録を振り返りながら、
共有するところから、
スタート。
話したことの全体は、
材料としては到底多すぎるし
VCと直接関係しない話題もあるので、
話した内容の中から、
何がポイントだったか、
ここは特に、話としていいんじゃないか
と言う点だけ、
「こういうのもあったよね」
「これ、入れたいよね」
「ここ、伝わると思うんだよね」
という点を、
抽出していく。
だんだん、
最近の内容が
「煮詰まって」きて
どんどん、
濃度が濃くなっていく。
その、
絞ったポイントに対して、
仲間から突っ込んでもらう。
「そこは、なぜそうなのか、
もうちょっと聞きたい。」
「そこは、いい話だと思う。
すごくみんなに刺さるような気がする。」
「ここが、この中でも、ポイントになる気がする。」
「やっぱり、これも、聞きたいのは、
"なんでそうなのか"、かな。
理由があるといいかも。
ないと、よくわからないかも。」
そこで出てきた、
新しい視点。
過去の話の中で、
私がこの会に来る前、日常の停滞感・閉塞感に、
「腐っちゃいそう」という危機感を持っていた、
という話に対して、聞かれた。
「そもそも、腐ってちゃいけないの?」
これが、
私にとっては、
ものすごく、
新しかった。
え。
人って、
腐ってちゃまずくない?
当たり前じゃない?
え、
そ、そうか。
腐ってちゃまずい、っていうのは
【私がそう思ってる】のか。
みんなは、そうは思わない、のか。
え……。
なんで腐ってちゃまずい、のか、
「なんで、腐ってちゃまずい、のか」???
私が、腐ってること=まずい って
判断・ジャッジしている元にある
価値観って
何なんだろう。
問いが、サーチライトになる。
いつからそう思ってたんだろう。
少しずつ、記憶を遡る。
こういう時期にこういうコト思ってた。
でも、ちがうな、もっと前だな。
みんなをお待たせして考える。
繰り返すうちに、
自分の中で、
昔から当たり前に持っていた
価値観が、顔を出した。
その価値観は価値観でいいのだけれど、
それをそのまま伝えてしまうと、
「私はそういう価値観なので」
と言ってしまうと、
議論の中でずっと危惧されている、
伝わらないトラップ、
「なつむんだから(できるんでしょ)トラップ」
にハマってしまう。
「なつむんだから、もともとできる人だから、
できたんでしょ」(私とは違う・遠い人)
と、なってしまうと、
聞いてくださる方の心には、
響かなくなってしまう。
価値観だというのは一旦OKで、
「さらにもう一歩奥が、必要」
というのが、瞬間的にわかった。
私は、黙った。
自分の中に、また、目を向ける。
誰に聞かれるでもなく、
自分がその価値観に出会った時に
すごく惹かれた、
その背景に
何があったのか、
を、
探り、
そして、
言葉にしはじめた。
ここが、
コアになるので、
内容は、
今日の連載には、
書かない、
書けない。
でも、
話しながら、
最初の予告は、
履行された。
私の中で、
「何かが見つかり」
それを、
言葉に、していった。
あとからあとから
目から水が湧いてくるのを
そのままにして、
声がつまり、声がかわり、
それを、そのままにして、
私は、喋っていた。
本質が、
出て来始めていた。
思い出しながら喋るので、
不要な話も
たくさん入っていて
自分の中では
ディテールとして
どれがキーワードとして
伝わるのかは、
わからなかった。
ひとしきり話して、
それにフィードバックをもらった。
その、やり取りを、
長く、黙って聞いていた一人が、口をひらいた。
「さっきのXXXXの話が一番良かったなって思っていて。
その前の部分から、
それってどういうことって思っていたんだけど、
今のXXXXで、わかった。」
なるほど。
そこか……。
他の人から聞くと、
そこが、ポイントになるんだ。
それが、「伝わる言葉」なんだ。
と、理解ができる。
「もう一つ、この部分、キーワードだと思うんだよね」
議事録の中のある部分を示して、そう言われた。
私自身も、確かに、と思った時、
私がもう忘れていたエピソードを、
別の仲間が、話してくれた。
「そうそう、その部分。
昔、あれは、この企画会議が始まった頃かな、
なつむんが言っててすごい印象的な
(ネガティブな自己評価の)言葉があったんだよ。
覚えてるかな、
~~~~~ って、言ったことあったでしょ?
あれ、意外だった。
なつむんはすごくそう思ってるんだなって。
それを、今思い出した」
言われて私も、思い出した。
こういう、具体的な、昔の記憶というのは、ありがたい。
確かに、そう言っていたし、そう本気で思っていた。
今でもちょっと思ってるフシがあるけど、
ぜんぜん違う。
思えば、だいぶ、変わったんだなぁと、改めて実感した。
ここも、今ここに内容は書けないが、
「伝わる言葉」だった。
内容として取り込めると良さそう、
という感触が、得られた。
それから、
再びの、ゼロ・プレイス議論。
この日も、結構長く話して、
しっくり来る人・来ない人が分かれて、
「ちょっと、置いとかない?」
という事になった。
そういいながら、また、議論が戻って、
「うん、やっぱり、置いておこう」
となった。 笑
最後に、
「当日の司会をどうしよう」という相談も、して。
それについては、結論が、出た。
終わったのは、またまた、3時間後。
材料の高度化・深化が、ほぼ終わった。
たとえるなら、
大量の木材・端材・ただの丸太・ゴミ、
その中から、
「これを柱にして、家を建てる」
という、「いい材料」だけは、
選んで来れた、感じ。
でも、まだ、「どんな家にするのか」
コンセプトはあっても、
具体的な間取りの設計が、ゼロな状態。
「よし、残り、月曜火曜の朝
(1時間×2回)
で、仕上げないとね~~!」
「うん、だいぶ、なんとなく
見えてきたかな~~~。」
「休みの日に急遽で、
ほんとおつかれ。ありがとう~~~。」
「みなさん長時間にわたって
ホントありがとうございましたーーーー! 涙」
(つづく。)
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◆ 明日への「ヨイショ♪」 ◆
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人前で泣く。
どういう泣き方か、にも依るけど
あまり、
やらないことだと思う。
でも、
自分を出せて泣ける
というのは
そう振る舞える場所
というのは
とても、とても、
温かい。
次回予告。
「 『採用で。』 」
さて、材料は、出揃った。
でもまだ、話の筋もなにも
決まっていない。
資料もゼロ。
あと、予定会議時間2時間で、
最大延長3時間か4時間で、
すべて、仕上がるのでしょうか!
お楽しみに~~~♪
ビジョナリーカンファレンス紹介
この連載の舞台、
ビジョナリーカンファレンスは
こんな場所です♪
ビジョナリーカンファレンス
略してVC(ぶいしー)。
https://pag-presidents.jp/activity/club/visionary-conference/
この連載のような企画会議で
この会は作られてきました。
きっと、これからも♪
気になったら、ぜひ、
飛び込んで来てみてくださいね。
メルマガ紹介
このnoteは
なつむんの、明日への「ヨイショ♪」
元気を届けるメールマガジン!
に連載していたものです。
日々、
周りの皆様から
いただいたこと・エネルギーを
巡らせたくて
心を込めて綴ります。
良かったら、
読んでやってください!!!
メルマガ
【なつむんの、明日への「ヨイショ♪」】
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