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動き出した企画会議 〜「できない自分の壊し方」05

◆前回までのおさらい



3/17木曜日、
ビジョナリーあさカンファレンス VACで
ミニセミナーを担当させて頂いたのが
自分にとってもすごい経験だったので

お聞きになっていない方にも
伝わる、
また
聞いてくださった方にとっても
より面白く味わって頂けるように

振り返りを書いてみようという
何回続くかわからない企画です。

途中、別の話を挟む日もあるかも♪


ここまで、

初回は、そもそもVCってナンジャラホイ
というお話を、

2回目は
VCの中でも、VAC
ビジョナリーあさカンファレンスだけは
2010年代前半から
歴史が続いている活動の
リニューアル版、なのだ、というお話を

3回目は
VACの中のミニセミナーっていうのが
すごい場なんです、というお話を、

4回目は
ミニセミナーのお話を頂き、
ガクさんと内容の1on1をして
一度案を作ってみたものの……
というところまで、

お届けしてきました。


詳しくはこちらを 笑

https://note.com/natsumu_/n/nec955cc1ec9e

https://note.com/natsumu_/n/n8b6ca93bd6f7

https://note.com/natsumu_/n/n4def76c6a926

https://note.com/natsumu_/n/n1587613b6f47

https://note.com/natsumu_/n/ne0af6925c3d2



では、続きに行ってみましょ~~♪

ガクさんとの1on1で作った
仮案をもって
本格的な企画会議での
初めての検討の場を迎えるも・・・・!?




◆動き出した企画会議。これが会のチカラ。


「ごめん! 結局出遅れた!」


3月12日。朝8時半。

今日、私が取れる時間は90分。
10時ぴったりには次の予定に確実に切り替える。

なのに、
私が
落ち着いて話ができる環境に
到着できるのが、
どうやら45分後。

それまでは電車からの参加……。

自分の段取りの悪さに辟易しながら、
駅までダッシュ。

Zoomにつなぐ。

今日と、
時間がとれるとして
あと、月曜と火曜の朝。

一旦材料は先日ガクさんと話して
出してあるから、
まとめ方の方向性を決めて、
資料をつくりにかからないと。

そんなことを思って、
会議に臨んだ。


けれど、

話はまったく、
違う方向に進んだ。


会議冒頭で、
今までの検討状況を共有した後、
それを聞いたメンバの、
顔は、明るくなかった。




「あのさ、ごめん、そもそもなんだけど。」

「これ、何が目的? どういう狙い?」


久しぶりに
企画会議に来たメンバから出た、
率直かつ新鮮なコメントに


場は静まった。




今回の企画は、主に、
ガクさんが、私に喋って欲しいと
言ってくれたことだったので、

ガクさんが、

「こういうことを話してもらうと
 みんなの刺激になると思うんだよ」

と、色々言葉を紡いでくれるが、



「ん~~~。なんで、なつむんなの?

 そういう意味の変化だったら、
 もっと、わかりやすく変化している人も
 多くない?」

「来週のVACはなつむんで決まりなんだよね?」
 (今からでも講師を変えたほうが良いのでは)

「なつむんに、何を話してほしいの?」

「聞いてくれる人に、
 どういうメッセージを、届けたいんだっけ?」

「そこの意図が、よくわからない」



根本的なところが、
そもそも、

聞いて腹落ちするような
内容に、なっていない。



ガクさんとしては
「なつむんに喋ってもらって、
 いいものができるはずなんだ」
という直感は、

変わらない、

揺らがない。

というのは、
私にも、伝わってくる。

どうにか
それに応えたいと
思うけれど
うまく、補足できない。


他のメンバも、
ガクさんの直感を
疑っているわけではなく、
止めさせたいと
思っているわけでもなく、

ただ今のままでは伝わらない、
事実自分に伝わって来ていない、
というのを

ただただ率直に、
返してくれている。




「なんで、なつむんか。

 俺も言語化できてないかも」


今出てくる言葉で、
仲間の納得が引き出せていない
その様子を見て
ガクさんがぽつんとそういう。




仮で考えていた内容の
どこが、ひっかかるのか、
何がどう「まずい」のか、
その言語化も始まる。



「この内容だったら、
 なつむんが話しても、多分、そんなに、響かない。

  「そりゃそうだろ」
  「言われなくても、見たらわかる」

 ように、思う。
 話すなら、もっと意外性がないと、
 聞く方には話が入ってこないと思う」

「わざわざこの場でやるなら、
 深い話や意外性のある、
 たとえばここのメンバでも知らないような話のほうが
 いい、
 というか、そうでないと。」

「なつむんは、最初からできている人に感じる、
 だから、
 VCを使っていろんなコトやってきて
 シンカしました、
 そういう話だと、説得力がない」

「うん、やっぱり、話に引き込むには、
 ギャップかなぁ」





言われている側には
まだこの時には

わかるような、

わからないような。

だったら、
何を話せば良いのか
アイデアは、すぐには浮かんでこない。


でも、
彼らの感じるまずさに

「あーーーー。。。。

 そういうこと、か。」

というのを
まず、
自分の腹に落とす。




私は、企画会議のメンバの、
こういうところが
心底、大好きで、
本当に尊敬する。


聞いて一発で、ストップをかけてくれた。
彼らにそれをすごいといえば、
ただ、率直に、思ったことを言っただけ、
と笑いそうだが、

本質を、感じる、見る、目を持っている。

時間があるとかないとか関係ない。

おかしい、ちがうんじゃないか、と思ったことは
ちゃんと、止めてくれる。




そうか、そう思うなら、それには答えないと
これは進まないな、と、全員が思う。

対話でそう言うところが、
深堀りされていく。



全員で、原点に戻る。


「私の話」に、乗っけて
伝えるのではあるのだけど。



議論は、一旦「幡中なつむ」を
脇において、

今回の話で、
どういうメッセージを
最終的に届ける、イメージなのか。



VCとはなんなのか。

どういう場なのか。

どういう場としてみんなに関わってもらいたいと
思っているのか。


そういうことを議論した。





その中で、

昨年の発足当時から時々使ってはいた
キーワードだった、そして、

今回、最終的には私の判断で
強引にキーワードとして入れることにした

「ゼロ・プレイス」についても、

話題にした。


すると、
企画会議メンバの中でも、
その定義や感覚、
意味や意図について
見解や意見が分かれて、

受け止め方が
それぞれに違いすぎることが

ここに来て、わかってくる。 笑

そうか、
お互いに、そう思ってたのか。

それがまた、ものすごく、発見になる。




事前に思っていた
ミニセミナーの筋書きを、
あえて白紙に戻して、

「なつむんに、何なら、聞きたい?」

「どういう話を聞きたい?」



こういう話の流れ、も、
多分ガクさんは、
感覚で、やっている。

でも、
振り返ると、

現状の課題感について
ある程度出尽くして
みんなが腹落ちしたタイミングで

次のフェーズに移る
質問を、ファシリとして投げかける。

事態が、ひとつ、前に進み始める。


課題について腹落ちした分
別のもやもや(その課題が解決してない)を
全員が抱えているのだけど、

課題がそもそも何かがわからないもやもや

その課題が解けていないもやもや


場の空気の違いを
ガクさんは動物的な勘レベルで
無意識に嗅ぎ分けている。

誰も、置いていかない。






「なつむんに、何なら、聞きたい?」

「どういう話を聞きたい?」


その中でもらった、
のちにキーとなるセンテンス。


なつむんは、なんで、そこまでできるの?
 なんで、そこまでやるの?



「なつむんは、時間をすごくVCに突っ込んでいると思う。
 VC 大好きだよね。

 他のみんなはさ、もし、去年の4月で
 朝会、なくなってたらどうした?


 そう、困ってない、なくなったらなくなったで
 まぁ仕方ないかっていう人もいたよね。

 その中で「朝会なくなる」ことについて
 異常な抵抗感があったのがなつむんだった

 (そこに何があったんだろうね)」



みんなのこんなコト聞きたい、
から、
それに答える形で
いくつかを話して、

また、質問してもらって、
聞いてもらって、

それまで話していない、

なぜ、VCが好きなのか

なぜ、朝会が好きだったのか、

何がうまく行ってなくて、
朝会のおかげで何がうまくいったのか。

日常の、やること、やりたいことの多さが
濁流みたいで。ずっと溺れてた。飲まれてた。

そんな話をする。





「それ、意外。その話いいね。」

「ぜんぜん、そんなイメージない。
 タスク管理とか、もっと完璧にやってるんだと思ってた」


そうか、
そういう話が、面白いのか。

人から、そういう風に、見えているのか。
そこが、「意外」なんだ。

人に言ってもらって、初めてわかる。



聞いた仲間からもらうコメントで、
次から次に、
気づきの、
雪崩が、
起き始める。





「思うんだけど。
 あ、これ、いい意味で、いい意味でよ?
 ちょっと、オカシイよね 笑

 なつむんは、濁流にいるんだけど、
 そのときに自分で更に

 上流にあるダムを破壊させにいく、
 感じがするよね。

 濁流に飛び込むだけじゃなくて、
 さらなる濁流も生み出している感じがする。

 そもそも作業を見積もる気がない。

 (略)

 つまり、笑 いい意味で、【超バカ】なんだよね 笑」


合ってる。
完全に合ってる。

例えがうますぎて笑うしかない。



「みんなの中のイメージのことなんだけど、

 ”なつむんはもともとできているから、できている”
 っていう、解釈が
 俺からすると、間違っていて。

 このVCでの活動って、
 なつむんは全然、できる範囲でなんかやってない


自分の能力を超えて、やっている気がする。

 だって、普通、こんなに時間費やして、やらないでしょ。

 なつむんは最初からできるからやるわけじゃない。

 そこを、出したい」


言われて初めて、確かに、
自分の能力以上のモノを自分の中に詰め込んでいる感覚が
あるなぁって、自覚する



「自分の能力をこえて(何かを)やろうという、
 挑戦力がすごいな、っておもう。」

そうなのか。なるほど。
私、そこがすごいのか。

ほんとに、こういうのって、言ってもらって初めて、
深く自覚する。



「終着点を上手に据えておかないと。
  「チャレンジ精神あるからできるんでしょ」になっちゃう。
 なつむんのメッセージが「私はそういう人だから」だと、
 聞いている側は、「そりゃあなたはできるよね」になっちゃう。」

内容とともに、
どう、それを、コンテンツ化するか、
という視点も、忘れない。

そして、
これは、議事録のおかげでわかるのだけど。





この日、
私が10時ぴったりで、
議論半ばに、会議を抜けた。


その後も、
企画会議は続いていた。


11時半まで。


私が出ていた時間、1時間半。
私が抜けてから更に1時間半。
実に、3時間。



「なつむんは元々ココまでできたわけではない。
 VC参加でより才能が開花してシンカした。」

「昔よりなつむんの人生がよくなってるって思ってるんだよね」

「たとえばメルマガとか。自分を、より素直に表現するようになった。
 (略)
 素を出せるようになったように見える。
 おそるおそる出していく感じが、開けていた。殻を破る感じ。」


議事録には、
そんな言葉が
たくさん、残されていた。

みんな、ほんとに、
私のこと、見てくれてるなぁ。。。

そして、
こういうことを、なつむんに聞きたい、ヒアリングしたい、
というのを、出してくれていた。


私はその議事録を、
その日のイベントのお昼休みに、見た。

(つづく。)



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◆ 明日への「ヨイショ♪」 ◆

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私は、
自分を、
比較的率直な人間だと
思っていますが、

それでも、
根本的なことを問うって、
いつもできるわけでは
まるで、ありません。


率直に、意見は言う。
誰のことも、悪いと言わない・そもそも思っていない。

意見や見解に対立があることと
わかり合えない部分があることと
深い信頼や仲間である意識とは
まるで関係ない

人は違って当たり前で
だから、豊かで、温かい。

ということが
本気で腹に落ちている、

企画会議のメンバー以外にも
私の周りにはそういう方が
いっぱいいてくださって。

企画会議では、
そういう面をわかりやすく吸収できるのが
好きです。


少し前の私は
自分と人が違うことが
根本的に怖かった。
不安だった。

その不安から、
妙な攻撃に出るところがありました。

でも

そうじゃない世界があることを
企画会議の議論の只中に
身をおいていると
普通に
信じられるんですよねぇ。




次回予告。


「過去の痛みと、V-PREPの効能」


本番までの企画会議の時間が
もうあまりない中、
まだ、収束に向かってすらいない、議論。

事態は、
予定になかった時間
に、動いていきます。


お楽しみに~~~♪




ビジョナリーカンファレンス紹介

この連載の舞台、
ビジョナリーカンファレンスは
こんな場所です♪

ビジョナリーカンファレンス
略してVC(ぶいしー)。

https://pag-presidents.jp/activity/club/visionary-conference/


この連載のような企画会議で
この会は作られてきました。
きっと、これからも♪

気になったら、ぜひ、
飛び込んで来てみてくださいね。



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なつむんの、明日への「ヨイショ♪」
元気を届けるメールマガジン!

に連載していたものです。


日々、
周りの皆様から
いただいたこと・エネルギーを
巡らせたくて
心を込めて綴ります。

良かったら、
読んでやってください!!!


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