新米課長の子鹿日誌 4 すべてこちら次第
すべて、自分次第。
言ってしまえば、人生全部が、そうなのですが。
私は、今の立場になってから、自組織のメンバ(平たくいえば部下)との関係で、すごくよく感じます。
それは私が、彼らからどう見られるか、なんて言われるのか、ものすごーーーく、気にしているから、というのもあるし、
単なるヨコの関係だった時よりも、ことさら、反応がはっきりと出るからかなぁと思います。
ほんと、「すべて、こちら次第」だなぁ〜。
信じていることも疑っていることも、声をかける前に伝わっている
逆の立場になって考えれば、まぁ、そうですよね。
声をかけられる前から、その人が自分を信じてくれているか、疑っているか、だいたい、感じます。
メンバを信じてもいいし、疑ってもいい。
どちらでも選べます。本当に自分次第。
だから、自分の意識がその点にフォーカスできている限り、信じるほうを選びます。
疑わしいと思ったらフラットに持ってきます。
もしかしたら何かの間違いかもしれないから、それを確認する、というスタンスで。
甘えると、頼る、は、違う
これは、笑えるくらいに、わかりやすいです。
私はメンバを頼ってもいいですが、甘えてはいけない、そう言うものです。
甘えると、噛みつかれます、なんらかの形で。割と即座に。すごくはっきり、「そっちじゃない」というのが来ます。
頼る、は、いいんです。うまく進みます。
頼ってるつもりでそうじゃない反応が来たら、あー、自分が履き違えてるな、これ、甘えてるんだな、って、思うしかない。そこから軌道修正、あるいはやり直しです。
打てば、響く
私は、情熱的に仕事をしたい、そのほうが面白い、と思っているし、割と行動からも自然と滲み出ていますが、職場の周囲には表立ってそういう雰囲気はありません。
活気があって情熱的な職場というよりは、知的で冷静な職場というほうが、ぴったりきます。
でも、情熱がないわけではなく。
もともと、「自負心」とか「プロの矜持」とかが好きな組織なので、みんな本当は相当熱いものを持っているはず。
でも「それをひけらかすのは粋じゃない」という文化もあり表立って言わないから(ややこしい)、クールに見える、そんな感じだと思います。
私としては、普段そうして隠し持っている熱さを、少しずつ開示し合えるような、お互いが深く信じているものを支え合えるような、職場の人間関係だったらいいなーと思っていて。
自分の情熱を徐々に開示しています。
すると、ほんと、面白いくらい、相手も、ちゃんと、出してきてくれるんですね。
初めはこれ、自分自身が無意識にやっていて。
何が起きているか気づいていませんでした。
最近、意識して出す、出されたものを意識して見る、ことができてきた感じです。
人の情熱があるポイントがわかると、ほんと、心が動きます。
そうなんだ、そこなんだ!自分と全然違う、違うけどそれもいいですね!すごい!って毎回思います。
ビジネスライクにもなりがちな職場で、みんなそれぞれが、どのくらい自分を出して、のびのびできていくか。
それさえも、「こちら次第」なんだなーと思いました。
これからますます出てくるはず
「あー、すべてこちら次第なんだ〜」
って、おそらくあと1000回くらい、確認する気がします。
そうやって、繰り返し繰り返し繰り返し、腹に落とさせてもらえる。
やっぱり、一定の人数の人と深く関わるマネージャという仕事は、いいなぁ、役得ですよねぇ。
「すべてこちら次第」
みなさんは、似たことを思ったこと、ありますか?
今日もお読みいただいて、ありがとうございます。