有精卵を人工孵化!!!
今回は記念すべき「第1回、庭で育てているニワトリのたまごを孵化させてみよう!」の一部始終を書きたい。
ご存知の方もいるかと思うが、私は動物が苦手だ。ニワトリを飼いだしても、まだ動物苦手意識は強い。ネコも触りたくないし、犬でさえ飼いたくない。見ているぶんには「かわいいなぁ」とは思うが、触るという行為が苦手だ。そんな私がヒーヒー言いながら、ニワトリを絞めた(のを主に眺めていた)記事はこちら。
私のペット履歴
初めてペットを飼ったのは小学生の時で、たぶんあれはブームだったような気がするのだが、ハムスターを飼っていた。(買ったり、もらったりしながら何匹も飼った。だってすぐ死んじゃうんだもん。私のせいか?!)
おばあちゃんの家には犬もいたし、その犬とは兄弟のように育ったけれど、いつしか動物って汚いんじゃないか?!と思うようになった。(悪いように受けとらないで!)
時は流れて20代前半、イギリス留学中に「ペットが欲しい!」とペットショップを探したが、動物愛護意識が高いからか、ペットショップが見つからず、、、安易に動物が“買えない”ことにビックリした。(法律とかがあるのかな?) 結局、ロンドンのあの有名なハロッズにペットショップがあって、そこでハムスターを購入したのだが、「何年ビザを持ってるんだ?」「どのくらいいるつもりなんだ?」「そのビザが終わったらハムスターをどうするつもりなんだ?」など色々聞かれて、「動物を飼うって大変なんだなぁー。」と思ったことを記憶している。
沖縄に来た時に、いきなりヤギがペットになった時には、どうすりゃいいの?!とテンパった。(結局、当時の仲間がほとんど育ててくれた。)
そして今、ニワトリに囲まれて生活をしている。
おわかりのように、ハムスターでさえ、まともに育てたことのない私は、(というかハムスターすらめんどくさいことは母にやってもらっていた気がする)動物初心者であり、ニワトリに関しても、いちいちいちいちネットで検索をかけて初めて知ることばかり。当初、このnoteを始めた時には、こんなに動物関係の記事を書くつもりはなかったのに、どういうことか、動物のことばかり文章でまとめたくなってしまう。
孵化機に挑戦
最近やたらと交尾しまくっているニワトリたちをみて、「孵化機買って!孵化機買って!」と騒いでいたら優しい夫が買ってくれた、念願の孵化機!(孵卵器って言うのかな?)
「早くたまご入れたい!たまご入れたい!」
中国からやってきたその孵化機は、(夫不在のため)素人の私には、最初の一歩を踏み出すのが大変だったけれど、ちょいちょいおかしい日本語の説明書が丁寧にいろいろと教えてくれた。
今回、最初に入れたたまごは14個。
ニワトリのたまごはあたため始めてから21日で孵化をする。(鳥の種類によって違うらしい。)
結果を言うと、8個孵化して6個孵化しなかった。
(21日目ちょうどに6羽、22日目に2羽うまれた。)
今日も8羽ピヨピヨピヨピヨ段ボールの中を駆けまわっている。ちなみに家の中は20℃。ヒヨコにとっては少し寒いので、段ボールは主に濡らしたタオルと共にこたつの中。もうすぐ電気あんかでの保温に切り替える予定。
忘れないように私の気づきを書くと、孵化機は毎日、底の部分に水を足して湿度を保つ。38℃設定で18日目までそれを継続。特にやることはない。
(7日目と14日目に検卵すると書いてあるが、室内の気温が寒く不安なのもあって、私は検卵しなかった。だから孵化当日までドッキドキ。)
18日目に空気孔をあけて、転卵を中止。
温度を37.5℃に下げた。
1番早い孵化は、孵化機に入れてから20日と15時間で孵化。夜中の3時に枕元に移動させて置いておいた孵化機からピヨピヨピヨピヨと聴こえてきて、中を覗くと毛がべっとりとくっついた雛がいた。その後、毛が乾くまでは孵化機の中に入れっぱなしで、他のたまごも次々と生まれていった。部屋中に響くピヨピヨピヨピヨがうるさいし、私は出産に立ち会ったような気持ちで、とても興奮して寝不足に。
8匹目の孵化だけ、孵化機を開け閉めしてしまっていたせいか、明らかにたまごが毛にくっついて最後の蹴りが出来ない状況だったので、少しだけ手伝った。(その後の経過は順調。)
9羽目は天国へ
実は、上記の14個のたまごの他に、ひとつだけ小さなたまごを1日遅れで孵化機に投入した。(この時点で孵化予定日も1日ずれたことになる。)
この子は、天然記念物のチャボと沖縄天然記念物チャーンのミックス。それはそれは小さい小さいたまごをうむ。しかし、いつからか庭のどこかでうみはじめて、たまごがとれず、なんのために飼っているのかわからなくなっていた。それがいきなり小屋の中で産んだのだ!
交尾していることは知っていたので、温めない選択肢はなかった。
結局そのたまごも無事に「はしうち」をしだし、うまれそうだったのだが、なかなか「はしうち」から進んでいかない。48時間以上経っても進まない。うーん。死んでしまったのか?どうなのか?動いているような、動いていないような。孵化機の開け閉めが悪かったのか?
そもそも孵化予定日の数日前から転卵を停止した方が良いのに、先に孵化した雛にコロコロコロコロ転がされていた。。。いろんな思考がグルグルした結果、私が手助けをして孵化させた。
「孵化の手助けは、してはいけない」
知ってはいたのだが、今回の私には手を出さない選択肢はなかった。その後、その雛は丸2日間私を悩ませた。脚も曲がり、立てず、頭の形も奇形で、右目も見えていそうにない。左目だけでわたしを見つめる目から、どうしても目を背けることが出来ず世話をしていたのだが、やはり天国へ行ってしまった。
桜の木の下に桜の花びらと共に埋めた。
いのちを扱うのは、キツイ。しかも私は動物が苦手だ。なぜこんなことしているのか自分でもよくわからない。ただただ、強い母性本能でヒヨコもニワトリも育てているのだと思う。
今回、孵化しなかった6個のたまごも割ってみようと思うのだが、それもめちゃくちゃこわい。
自然の中で育てたい
「ヒヨコ、育て方」で検索をかけると、先人たちのブログがたくさん出てきて、とてもありがたい。最初はふむふむ!と参考にさせてもらったけれど、自分で育てなければわからないこともたくさんある。そして、日々ヒヨコを眺めていると、いろんな感情が生まれてきた。
より自然に近い形で育てるには、どうしたら良いのだろう?
ニワトリが自分であたためて孵化させた場合、ずっと外で育てられるわけで、寒かったら集まってみんなで暖をとり、お腹が空いたら地面を突く。
生後2日目で、ちりとりでひろった小さな小さなG(ゴ○ブリ)をヒヨコの段ボールに投入したら食べた!
私の小さな喜びとして、虫を食べるニワトリの素早い行動の観察があり、虫を見つけたら「ニワトリにあげなくちゃ!」とギャーギャー騒ぎながらも積極的にとるようになった。
ニワトリを飼いだしてから、私にとって虫は“エサ”だ。
段ボールの中で砂浴びの動作をしているのを見るたびに、外に出してあげたくなる。もっともっと広いところでのびのびと遊ばせてやりたい!
子どももヒヨコも誰でもそうだけど、、、
お日様いっぱい浴びないと、元気に育たないよ!!!!(沖縄の日差しは、要注意だけどね。。。)
しかしだしかし。カラス!マングース!ハブ!ネコ!
ヒヨコにとって外の世界は超危険地帯!大きくなるまでは、チキントラクターなどでの囲いは必須で、放飼いにしたら、瞬時に全滅だろう。
まだオスメスもわからない今回のヒヨコたち。
どうか全員メスで、半年後に美味しいたまごを産みはじめますよーに!!!
Welcome to my familyーーーー!!!
がんばって生きるんだーーーーーー!!!