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大切な人の弱音の受け止め方

カフェで仕事をしていると、隣から、弱音をはく女の子と、その女の子に必死に前向きに捉えられる視点を伝えようとする女の子の会話が、しばしば聞こえてきます。

この度に私は少し胸が痛くなります。

そんなに無理していつでも前向きでいなきゃいけない理由ってなんなのでしょう。

なんでそこまで弱音を吐くことを否定するのでしょう。

なんで落ち込んじゃいけないのでしょう。

なんで落ち込むことをそこまで問題視するのでしょう。

と言ってもかつては私もそういう1人だったので、その裏側の気持ちもわかります。

自分が落ち込むことを自分に許していないから、人が落ち込んでいる状況にも無理やり前向きに持っていこうと返事をしちゃうのです。

弱い自分を否定しているから、人の弱さにも蓋をしようとしちゃうのです。

だけど今は思います。

人は落ち込み切ったら、また気持ちはちゃんと自然に上昇してくれます。

感情を感じきったら、自然とその落ち込んだ事実への意味を理解していく過程が訪れます。

自分の感情や直感を否定せず受け入れ続けたら、勝手に前に進める時がやってきます。

だから落ち込んだ時にやることは、必ず問題を乗り越えられると信じて、ただ今を、感じることだと思うのです。

大切な人が落ち込んでいる時にやることは、必ず問題を乗り越えられると信じて、ただその瞬間に寄り添ってあげることだと思うのです。

起こったことに対する答えは、本人が導きだすものです。

他人が与えるものではないと思います。

また、その導き出す過程こそが、本人の実力となり自信となり、肥やしになると思うのです。

もっと自分や大切な人を、自分たちが持つ自然の力を、信じて欲しいなって思っちゃいます。

それも、その人が自分のクエストの中で何を選ぶか次第だから、安易な口出しはできないですが。

自分や、大切な人の弱さまで愛せる日が来ることを、心の中で願っています。

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