男子SPを終えて
北京五輪、男子ショートが終わりました。
最終グループ、日本勢、みんな本当に良い演技が多くて、嬉しいけど私は羽生さんのファンなのでやりきれない気持ちでいっぱいになってます。
虚無ってても仕方ないので羽生結弦さんの大逆転ドラマのあれこれを書いて落ち着かせます。
羽生さんがシニアに上がった2010-11シーズンから、ショートで3位以内に入らなかった試合は
2010 ロシア杯
2010 NHK杯
2011 GPF
2011 全日本
2012ワールド
2013 ワールド
2014 NHK杯
2015 スケカナ
2016 スケカナ
2017 ワールド
2017 国別
です。
多く見えるかもしれないけど、55試合中の11試合なので少ない方だと思います。ジュニア上がりの新進気鋭だった頃から含んでるので、クリケットに移籍した201以降だと6/45試合、確率にして13%。
ショートの3位以内には3人しか入れないわけなので(当たり前)めちゃくちゃ低い確率だと思います。
更にいうと、2012以降に4位以下になった6試合の内、私の記憶が正しければ3試合はかなりデカめな怪我を直近負っていました。
つまり2012以降に怪我なし状態でショート4位以下に落ちたのはたったの三試合です。
今回の8位がどんだけ予測不可能な事態か分かりました。
次に見るのは重要な試合度。フィギュアスケートで三大デカい試合はファイナル・五輪・世界選手権です。
選手はみんなそこで最高の演技ができるようにピーキングを合わせてきてるはずです。
そこでショート4位以下に落ちたのは、2012.13.17ワールドのみです。うわああ少ない。
五輪はここと同じ枠なので、五輪でやらかす確率はこことイコールだと思います。そんで2013は大怪我してたので、まあ除外するとしたら、
重要大会で特に大怪我もなくやらかしたのって2012,17のワールドしかない、。
★ショートやらかし→フリー神演技の必勝パターン
上記の色々で炙り出した今回に割と近いのではという試合、2012ワールドと2017ワールド。
これはファンにとって伝説の試合となっている2試合です。
2012ワールドは、ショートが7位でした。
私は2014からのファンなのでリアルタイムでは見てないけど。
7位なので最終グループ落ち。最終グループまえののんびりした空気感の中に稲妻のように鮮烈な演技をぶちかました。(と当時のブログで読みました
この演技は羽生結弦史上でも3本の指にはいる演技だと思います。見たことない人は演技見ればわかります。
震災の一年後で、色々な意味ですごく本人にとって重い試合だったと思います。
私が過去に戻れるなら絶対にこの演技の客席に向かいます。あんまり言葉にすると陳腐になっちゃうのでこのくらいにするけど、伝説に残る演技。
次に2017ワールド。
これはリアルタイムで見てました。
私はこれは羽生さんのキャリアベストの演技だと思っています。
完全にゾーンに入ってたと本人も言ってたし、森羅万象を司る神みたいな感じだった。
SPで5位。本人もめっっちゃ悔しそうだったなあ
おまけにFS直前の6分間練習で全くジャンプがハマらなくて、これはこれは、、と思ってたらこの演技。
とんでもないものを見てしまったと思いました。
恐らく羽生ファンに、「忘れられない試合は?」とアンケートをとったら、今あげた2012世界選手権と2017選手権、それからソチ五輪と平昌五輪の四強になると思うんです。
ここまでずらずら書いて何が言いたいかというと、
SPやらかし×五輪は最強の必勝パターン
ということです。そうまさに今。
重要な試合でSPをやらかして、神試合にならなかったことはない。そして五輪は過去二大会とも優勝。
もはや今は最強の条件がそろっていると言って過言じゃないと思います。
そんで、うえーのほうで上げた2012年以降ショートやらかした試合で、最後まで順位を上げなかった試合はひとつもありません。それどころかほとんどの場合フリーで1位を取ってます。
羽生結弦さんはきっと、窮地に立たされれば立たされるほど燃え上がる人なんだと思います。
さっきまでかなり落ち込んでたけど、文字にしてたらなんか全然問題ない気がしてきました。
まあファンがこんなやきもきしてる一方で羽生さんはやるべきことを淡々とやってるだけなんだろうけど。
SPあちゃー→FS神演技の大逆転パターンの他にも、羽生さんは何度もヤバい状況から最高のエンディングに持ち込んでいきました。
例えば2014GPS。初戦で衝突事故による怪我、満身創痍のまま2戦目に出てなんとかギリギリでファイナル通過。それでファイナル優勝。
平昌五輪。11月に超絶大怪我その後全試合棄権、2月の平昌入りまで情報ゼロ、そこからの二連覇。
何回も「これはさすがに、、」という状況から奇跡を起こしました。
だから今回も大丈夫です。
フリーが始まるまでの40時間死ぬ気で念を送ります。
それとこれは羽生さんが提出したFS構成の技術点の計算結果。
出来栄えを5.00で計算してるのでちょっと現実味ないけど、この数字をお守りにこの1日を過ごします。
以上自分を落ち着かせためにひたすら書きました。後で見たらはちゃめちゃかもなあ!