Echoes of Life 広島公演
Echoes広島公演に、行けました!
今回はかなり大苦戦しました。。
抽選はことごとく落ち続け、埼玉公演で「Echoesサイコー!」となってしまったばかりに、最後の方はマジで病みました。あと、謎の自信で発表されてすぐに飛行機を手配してしまったので、、早めのが安いんだもん、、。
リセールも落ちて、テラサも落ちて、結局は先着で取れました。取れましたなんて生ぬるいもんじゃなかったです。朝からソワソワソワソワし続け、時報を聞きながらページを更新して枚数選択までする素振りを何回もしてました。
結局見切れ狙いで挑んだんだけど、みんな考えてることは同じらしく秒でなくなり、一瞬見えた注釈アリーナAに狙いを定めてなんとかゴールしました。やばい、スタバで絶叫しそうだった。みんな聞いてくれ、チケットが取れたー‼️‼️
取れるまでほんの数分だったのに、30分くらいに感じた、、
そんなこんなでやーっとたどり着いた広島公演、ほんっとうに来てよかったです。
まず、羽生さんの演技をみた率直な感想としては、うますぎ、、、。
失礼かもだけど、こんな上手かったっけ??て見ながら思ってしまいました。逆にこの、同じフィギュアスケートで競技に立ってたとは思えないくらい、なんていうか完成された芸術作品みたいでした。。
でも試合のゴリゴリのアスリートドドドド根性俺が勝つ勝つ勝つ勝つやったるぞー!!!みたいな羽生さんも長く見てきたので、いやこれどっちも出来ることあるんだ?!ってびっくりした。
絶対勝つぞ!!!!!!!なアスリート魂と、細部まで妥協を許さない芸術魂が史上最高のところで融合してこんなとんでもないスケーターが生まれたんだよね。。すごい。。
今回、私は初めて広島にやってきたんですが、いろいろ勉強する機会ももらえたし、大人になったからには来るべき場所だったなと思いました。
まず、割と80年前って最近だよなって思ってたんだけど、思ってたよりも街が綺麗でしっかり街で、何も知らない人が見ればそんなことが起きたなんてわからないような街でびっくりしました。いや逆に、何を想像してたんだよっていう感じではありますが、、。
おばあちゃんが既に生きてる頃のことで、自分と全くかけ離れてるわけではない時代のことなのに、ここまで復興できるものなんだって、シンプルにすごいなと思いました。
でもやっぱり、80年前にここで何が起こったかに想いを馳せずにはいられませんでした。私に「再生」の力があったら何が見えるんだろうと考えてました。
資料館にも行きました。展示は前よりマイルドになったと聞いてたけど、十分生々しくて、目を逸らしたくなるようなものもたくさんあった。その時その場にいたら目を逸らしようがないのに、未来からこうやって眺めてるだけの私は呑気なもんだよなあとか思った。嫌でもこの悲惨な出来事が現実だったって実感してしまって胸が苦しくなりました。
被爆者の方、それぞれの人生にフューチャーされてるところもあって、Echoesの日記をめくるところに重なりました。
羽生さんもよく話してるけど、数字ではなく、それぞれの人にそれぞれの人生があって物語があって、いろいろな瞬間があったこと、絶対に忘れたくないなあと思った。
帰り際、来館者ノートをめくってたらEchoesで来たという方がたくさんいました。
前も書いた気がするけど、やっぱり推し活のノリみたいなのの延長で来ちゃってる自分がいないかが不安で、羽生結弦さんのショーで来ましたとは書けずに、ただ平和を祈る言葉を書きました。
でもこういうきっかけをくれる羽生さんには本当にいつも感謝です、ありがとう〜
なんていうか、こんなに「死」と向き合ってきた街でみるEchoesはすごく考えさせられるきっかけになったような気がします。
競技時代からいつもいつも今日が地球最後の日かのような演技をする羽生さんの精神が表れてる作品だなあと思いました。
「明日、世界が滅ぶとも、今日リンゴの木を植える」というルターの名言にすごく重なった。私がこの言葉を知ったのはめっちゃたまたまなんですが、すごく勇気をもらった言葉でした。
あと一年目のノッテでいってた羽生さんの言葉、
「この12年間の毎日、1秒ずつ、1日ずつ、生きてきた、この愛おしい愛おしい12年間を、また、今日からまた1秒ずつ、1日ずつ続けて下さい。」
いつか絶対に終わる、なんなら明日明後日次の瞬間に急に終わるかもしれない、それでもそれを受け入れて自暴自棄になることなく今を懸命に積み重ねていくしかないんだなあーーー
未来は今の積み重ねでできていて、私が自分の意思で選択できるのは常に「今」しかないという、とっても当たり前なことに改めて気づいた感じがします。
何が人生の正解かは分からないけど、考えるきっかけをいつもくれる羽生さんに感謝だなあーーと思いました!
また見に行くよー!