プロローグ八戸公演
プロローグ八戸公演初日の感想noteです。
ついについに、プロローグをこの目で見ることができました。
横浜は全落ちトレードも全落ちで子供みたいに泣きながらご飯食べてたので(そして親に呆れられる)、当選の文字を見た瞬間は死ぬほど嬉しかったです。
羽生さんのショーを見られるなら八戸だって北極だってどこにでもいきます。わたしをどこまでも足軽にさせてくれる羽生結弦さん。羽生さんに出会わなかったら行かなかったであろう場所、たくさんあります。
八戸もそうだし、多分仙台もこんなにいかないし、静岡とか、神戸とか、名古屋とか、韓国とか。
たくさん色んなとこに連れて行ってくれました。
羽生さんのおかげで出会った友達もそうです。
これらの記憶が私から抜け落ちたらかなり寂しいので、本当に羽生さんのおかげで人生が豊かになってるんだなあと感じます。出会えてよかった。
冗談抜きで、羽生さんに出会わなかったらどんな人生を送っていたんだろうと思います。多分全然違うと思う。
部活も、大学も、就職も、多分向き合い方は全部違ったし今いる場所とは違う場所に私はいたんだろうなあと思います。
羽生さんの演技を見て、言葉に励まされて、悔しい日も嬉しい日も過ごしてきました。
私が今までしてきたひとつひとつの選択の横に羽生さんの存在があったこと、本当に感謝です。
羽生さんがスピーチで話していたように、これが正解なのか不正解なのかなんて分からないし、もっと良い答えがあったりしたのかもしれないけど、今までの選択、全部全く後悔がないので。
毎回私はなにか大きな選択をする時に「羽生さんだったらどうするかな〜」って考えます。実際にどうかなんて分からないけど、私が1番納得いく決断を下せる方法です。
前置き長くなっちゃった。
プロローグに話を戻します。
今回スタンド席だったけど、初めて人間の距離(?)で羽生さんを見ました。私の目の前で鼻かんでました。どういうこと?
そもそも、毎日写真動画を見まくってる私の神が立体的に目の前に存在してるという状況に大パニックでした。
目の前にいる羽生さんは、シンプルに死ぬほど美しくてかっこよかったです。
天使じゃなくて、もしかして人間なのかもと思いました。
ファンタジーや試合だけじゃ実感できなかったけど、1時間半も羽生さんを見ているとさすがに幻とかではないような気がしてきた。
冒頭のSEIMEI。
6練でジャンプがあんまりハマらなくて、かなり緊張しました。気付いたら、試合観戦の時のように両手を握りしめて祈ってました。
なんか会場が小さめだからか分からないけど、すごく生々しかったです。
神でも天使でもないたった1人の人間なんだなあって実感しました。
割と華奢なこの背中で、今までの栄光も、挫折も、全て背負ってきたんだなあ。世界中からの愛と期待を受け止めてくれてるんだなあって。
ほんの揺らぎもなく、本番は完璧でした。
SEIMEIは永遠のマスターピースで、何回見てもいつやっても色褪せない羽生さんの代表作なんだと改めて感じました。
クラシックやオペラで同じ演目を長い時代に渡って上演するのと同じです。羽生さんにしか出来ないというだけで。
30歳のSEIMEIも、40歳のSEIMEIも、叶うことなら50歳のSEIMEIも見たいです。
トークコーナーでは、羽生結弦さんは人間かもしれない、、、。という事実にどんどん現実味を帯びさせてきました。
シンプルに人柄が良すぎる。そしてめっちゃくちゃ可愛い。
気遣いの鬼だし、ファンとの交流を楽しんでくれてるように見えたのもすごく嬉しかったです。
さっきまでとんでもないオーラを醸し出してSEIMEIを滑ってた人と同一人物?!?!ってあたまの中ハテナだらけでした。どういうこと…。
お豆腐メンタルとか言ってたけど、その繊細な部分があるからあんな演技が出来るんだろうなあと思いました。羽生さんの言葉選びも演技も、いつも色んな状況の人を想像して寄り添ってくれてるなあと感じます。
押し付けがましくなく、どんな時でも寄り添ってくれる羽生さんの演技は、日頃の鍛錬とその人柄から生まれた本当に本当に奇跡の産物なんだなあ。
震災の映像の前のスピーチも、すごく真摯で胸を打たれました。
震災には無関係な私より、羽生さんにとって見て欲しい人はもっといたんじゃないかと一瞬後ろめたくなったけど、そんな私がここにいて見ていること、東北を訪れていることにもなんか意味があるんじゃないかと思えた。というか、持たせたいです。
「いつか終わる夢」は、人生で見た景色の中で1番美しいものかもと思った。
なんか、神に捧げる儀式みたいにすごく神聖なものに見えた。
雑念もなく、ただただ美しいものをみて体に入れ込んでいくというか、そういう感覚でした。
さっきのトークコーナーで人間かもとか思ってたのに、やっぱ天使だなと思いました。天使の形をした人間?
そして、「春よ来い」。
真冬に見る春は、桃源郷のようでした。
あの会場に羽生さんが間違いなく春を連れてきてた。
現実に戻っても、羽生さんが連れてきてくれたこの春を思い出して晴れやかな気持ちになれるような気がしました。なんか上手く言えないけど、自分の中にずっと置いておける概念的なものを貰えた感じです。
あと印象に残った景色が一つあって、、
最後のアンコール前にみんなが青いバングルを時計の針に合わせてゆらゆらさせている景色です。
羽生さんのたくさんの選択の上で迎えた今日が正解なのかはやっぱり誰でも分からなくて、羽生さんにとってもっと穏やかな道だったり幸せな道もあったかもしれない。
それでも、この今を選んでくれて、本当に感謝だなあと思いました。あの青い光が、羽生さんの今までの選択を肯定できるかけらになってくれたら本当に嬉しいです。
羽生さんを応援してた9年間は、この日のためにあったんじゃないかと思うくらい幸せな1時間半でした。
羽生さんが天使に限りなく近いように見えるけど実は生身の人間だということ、真っ直ぐで死ぬほどスケートが上手くてかっこよくて可愛いことがよーく分かりました。
羽生さんのこれからがもっともっと幸せで溢れますように!
私もプロモブとして幸せな景色の一部であり続けたいと八戸の星空に願いました。
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