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時を超えて、春の日を夢見る【1月のプレイリスト】
1月の終わりは特に風が強かった。
風に煽られるも、バランスを保って畑のきわきわを自転車で走る。
新しい年の1ヶ月目はいろんな音楽と出会いつつ、同時に聴き馴染みのある曲に涙したり、穏やかな気持ちになったりした。今回はそんな2曲について感じたことを綴ろうと思う。
コイスルオトメ / THE FIRST TAKE
いきものがかり
水野さんがぽろぽろと奏でるピアノに、誘われる涙。
聖恵さんが歌い上げる、あなたを想う恋心。
合流する楽器隊の力強さも加わって、想いはどんどん大きくなっていく。
かつて何度も聴いていた「コイスルオトメ」を、2025年にまたこのような新たな形で聴けるって、幸せだ。
ギターと共鳴しているような姿の水野さんを見て、マイクに向かう聖恵さんを見る。歌を届けることは、誰が歌い手となるかで届き方が全く異なってくるのだと感じる。
そして歌い続けることは、歌と共に成長することなのだろうか。そしてその成長は聞き手としても決して他人事ではない。背伸びしていた少女を思い浮かべながら聴いていた当時。時が経って改めて聴くと、少女のおもかげはあるものの、少し丸みを帯びて安らかな愛情も感じる。
彼らのオリジナル曲なのに、カバー曲だと表現してしまいたくなるようなアレンジ。音楽の可能性って無限大なのだなぁ。これからもふいに出会うであろうその可能性。心を打たれてひとしきり涙した後、それを言葉に残していきたいと思った。
(1月17日)
あいまいでいいよ
羊文学
帰省していた雪国から戻ってきた。
十分冬らしさを感じてから戻ってきた後、比較的暖かい日が続いたのもあり、ふともう春なのでは?と思う。
気が早いのは否めないのだが、わたしには春が近づくと聴きたくなる曲がいくつかある。そのなかの一曲がこちら。
あともう1ヶ月経つと、さらに冬と春が入り混じる日が続くだろう。早く春が来てほしい、いやもう少し冬に居よう、そんな心にも「あいまいでいいよ」と寄り添ってくれる気がする。
そうして僕たちは飲み干せないままのぬるいコーヒーを
塩塚モエカさん(Vo.)が纏う唯一無二の存在感。違う作品の中でも、彼女を見るたびに見惚れてしまうんだな。
わかりやすく感化されて、今日はオフホワイトのタートルネックとオーバーオールで1日を過ごすことにした。ちょっとそこまでお買い物に行こう。
(1月25日)
他にもこんな曲たちに出会えて、リピート。
関係ないけれど、2月は英語とマラソン強化月間。まめまめといきましょう。