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今日からしばらく非公開|2020.08.01(sat)

気がつけば今年ももう8月。日本への本帰国まであと1週間となった。

これまでは日記は書くとすぐに公開していたけれど、帰国者に対する風当たりなどを検討し、無事帰国し、PCR検査を終了し、14日間の自粛要請期間に突入してから公開しようと思っている。

おおっ広げに読まれるようなものではないことは重々承知の上。でも万が一陽性だったとき、帰国まで十分気をつけていたはずなのに、なにかのきっかけで個人情報が流出して、家族に迷惑をかけてしまうことを恐れている。


さて、今朝は窓の外から聞こえる甲高い音で目が覚めた。「ピーピーピー」と終始鳴り響いているため、車の盗難防止サイレンかと思った。

朝から随分と迷惑だなと思いながらトイレに向かうと、その音がどんどんと大きくなってくるではないか。

え?この音の正体ってまさかうちの中!?!?と半ばプチパニックの状態で音の鳴る場所に近づいてみると、なんとうちのアパルトマンの警報機だった。ただ、何に対して警報しているのかもわからない。ずっと鳴っているのに、住人は人っ子一人出てこない。

今日は土曜日のため、不動産会社に連絡してもきっと繋がらないし、大家さんらしき人はバカンスにいっているし、どうしたものか。フランス語も英語もまともに話せない私は、放置しておくしかなかった。

廊下から足音と話し声が聞こえるたびに、これを誰かがなんとかしてくれる!と期待したものの、みんなスルーしてお出かけしていった。

人とは不思議なもので、意識をするとうるさいのに、ふとたまに別のことに集中すると、その音が聞こえなくなるものなのだ。空港そばに住んでいる人たちが、飛行機の騒音がたまに聞こえなくなるという話があるが、こういうことなのだろうか。

結局サイレンは4時間以上鳴り続いた。誰かが消防に通報してくれたらしい。なにも怒っていないため誤作動…と勝手に診断していたのだが、やはりこういうときには消防を呼ばなくてはならないらしい。

通報者らしきマダムと消防士さんが我が家にきたとき、「これは音楽じゃないの。なぜこんな長い時間鳴り響いてるのに通報しなかったのだ!」とマダムに説教された。まあ言ってることは正論なのだが、フランス語のできない外国人にはどうすることもできないのだ…と心の中で言い訳をしてみる。

つくづく言葉とは大切だし、次に海外に住むことがあれば、やはり英語圏がいいと思った。といっても英語はもっぱら夫担当ではあるけれど。


たった一年ちょっとで、テレビ故障、お風呂の故障、ガストロ、コロナ疑惑のインフルエンザ(夫)、トイレ水漏れ、電気故障、鍵開かない事件、そして今回のサイレンと何かとトラブルが尽きないフランス生活。

(それに加えて、ストライキやらロックダウンやらもあったし。)

この国で穏やかに生活できているフランス人は、とっても寛容な国民としか思えない!

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