稽留流産を経験して~まだ終わってなかった!③再診、保険の話

気づいたら年が明けてました。
仕事が忙しくなってきて、タイトルにも加えましたが保険金の請求等でバタバタしていました!
保険のこともようやく終わって、本当に本当にこの1件が落ち着いた感じです。
完全に日常に戻っていて、なんなら同僚に誘われて新しい習い事まで始めました。笑
せっかく与えられた自分だけの時間、仕事に習い事に、自分の好きなことを思いっきりやろうではないか!と思えるようになりました。
ただ、流産後、PMSの症状が段違いに悪化していて、生理前後は心身超最悪の状況になります。月の半分調子悪い…(涙)
でもピルは止めたままでいたいし、どうしたもんか。

3週間後の再診の話

再診から2か月経ってないのですが、なんだか遠い昔のことのよう…。
この日は、自分の身体の回復具合の確認と、病理検査に出した胎児の検査結果がわかる日でした。
「原因なんていいや」って手術台の上で、ガーゼの上にいる子供を眺めながら涙したけれど、やっぱり気になります。原因。

旦那さんと診察室に入ると、「こんにちは~^^」と迎えてくれた先生。
この日の先生の髪型、ハーフアップがめっちゃかわいい!とあとで旦那さんとキャッキャした話は置いておいて。笑
流産宣告翌日、入院・思い出したくもない前処置、手術の時・手術直後
という、まあ最悪の状況の中でしか先生と会っていなかったので、ちょっとひと段落してから先生と会うと、また印象が違いました。笑
こんなに可愛いらしいのに、頭よくて婦人科医で手術までできちゃうなんて、タフすぎる…!

まず、自分の身体のこと。まだ出血が止まってなかったのですが、
先生「まだ出血続いてますよね!想定内なので、大丈夫ですからね!」
と想定済みだったそう。それ、術後に教えてくれたらよかったのに先生~!

続いて、気になる病理検査の結果。
(今、振り返るために検査結果の紙探したんですが、行方不明です。
 それくらい、日常に戻っているという証拠ですね。笑)

「胎盤に異常はありませんでした。」

以上です。…え、それだけ?

先生曰く、胞状奇胎等が原因ではないこと。胎児は検査していないこと(胎児まで調べるとなると、さらにお金かかるらしい)。今回は1回目の流産なので、原因を突き止める必要はないと判断したこと。
先生「本当にわからないことですが、次も流産になる可能性もあります。
   そうなったときには、詳細を調べましょう。
   ただ、この仕事をしていると、本当によく起こることなんです。
   調べても原因がわからないことも多いんです。
   だから、あまり自分を責めないでくださいね。」
親に「よくあることだから」とか「まだ若いから」と言われるとイラッとしかしなかったけど、先生に言われると説得力が半端なかったです。
胎児調べてないんかい…!という思いも少しあったけど、先生を信じて、原因のわからない、自然淘汰だったと考えることにしました。
検査結果の紙の右端に、検査技師の方2名のお名前が載っていました。
検査する方も大変よなぁ…、手のひらサイズの人間と胎盤が届いて調査してくれるなんて、凄い仕事だと思った。
検査技師のお二方も、ありがとうございました。お世話になりました!

最後に、自分の子宮の戻り具合の確認。
先生「あれ?筋腫あるって言われたことあります?」
子宮の戻り具合は問題ないとのことだったが、ここで先生が気づいた筋腫。
実は、今の住まいに引っ越してきてから通い始めたかかりつけ医で、
”子宮腺筋症”を見つけてもらっていたのです。
かかりつけのお医者さんから、「かなり小さいから、今まで診てもらってた先生は言わなかったのかも。でも、様子見ていきましょう」と言われていました。この腺筋症のせい流産したのかなって考えたこともあったこの3週間。

先生「いや、子宮が大きかった時は気づかなかった。それくらい小さい、筋腫か腺筋かどっちかな…という程度だから、今回の流産にも、今後の妊娠にも影響ないですよ。安心してください。」
と言ってもらえて、一安心。

先生「子宮も卵巣もエコーでは問題ないです!
   2か月たっても生理が戻らないとかあったら、かかりつけ医で
   診てもらってください。
   ここに来るのは今日で最後でいいでしょう!」
と、元気に言ってくれました。
あ~大変だった。とりあえず終わった。
自分は無事だった。それだけでもよかったかな。よくないけど。

婦人科をあとにして、会計へ。
前日に病院から電話があって、
「入院・手術代が決まったから、そのお金も払って帰ってね~」
と言われていたのですが、約5万でした。ヒィィ(涙)
妊娠した時の保険適用外の診察代も足したら、結構な額いってるなぁ…。
ただ子供を産みたかっただけなのに、身体も心も財布も痛い!(笑)
・・・いや、笑えない (涙)

医療明細見て知ったのですが、今回の手術は「手動真空吸引法(MVA)」と書かれていました。日本では2015年に認可されたばかりの方法で、調べてみたら、結構アナログな(?)方法で驚きました。この方法を考えた人も、技術を習得して私含め多くの女性を助けるお医者さんは凄いなぁと思います。
今回の一件で「医療って凄い」と実感させられたなぁ~。

保険の話

その後、コロナの影響でボーナスがほぼ出ない等、家計がピンチだったので、「これ、医療保険降りないかなぁ…」とダメ元で保険会社に連絡してみました。
すると、「保険証を使って受けた手術・治療なので、大丈夫ですよ」とのこと!
妊娠・流産に関することって、保険金降りなさそう…と思っていたので、本当にありがたい話。もし自然流産で手術もなければ、保険金なかったかもしれません。

今の会社に就職した時、新入社員合宿でグループ会社の保険に訳もわからず加入させられて(←)から、1度も見直してないのですが、役立つ時が来るとは思っていませんでした(涙)

入院・手術に関する資料を作成して、明細コピーして…等々手続きをして、保険会社に送付。すると「金額が10万超えそうなので、病院で診断書作ってもらってください」と、追加で保険会社指定の診断書が送られてきました。
病院に問い合わせると、「それ持って直接窓口に来てください~。平日の17時までに。」と言われるではないですか!
(また病院行くんですか!?めんどくさ!!郵送ダメなの!?(ダメ))
そして、診断書作成料8千円弱徴収されることに…。
でも、10万おりるなら…と思って頑張って手続きしました。
保険金が振り込まれたのがつい最近、2月頭。
ただただありがたい。そして、ようやく「全部終わった」と思えました。

自分の身体も、ほぼ元通りです。(PMSが酷くなった以外は。笑)
ありがたいことに、上司は私の身体を気遣ってくれつつ、新たに任される仕事も増えました。エンジンかけて、前に前に進めています!


できればあともう1つ、供養の話も残しておきたいです。
これも流産を経験しなければ知らなかった話。
今抱えてる大きな仕事が落ち着いたら、書きたいと思います…!

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