「ぼく、あってる?」と何度も親に尋ねる男の子を見て感情が揺れた話
こんにちは。
「全ての個性が共生する社会を創る」をビジョンに活動しています、ナツミです。
娘(5歳)の某英語教室のクラスでの出来事について思ったことをシェアします。
英語教室に通い始めて約半年。英語教室といっても、歌って踊ることがメインで、娘は「ダンス教室」と言っています。クラスは4名の子ども+親で構成されていて、子どもと先生が歌って踊る姿を親が後ろから見学するスタイルです。昼食後なんで、いつも眠くて眠くて…睡魔と戦いながら見学するスタイルです。
クラスは固定メンバー。その内の一人、Aくんはいつも大きな声で楽しそうに英語のうたを歌って踊る男の子。目が合うと、私にもニコッとしてくれて、ママが大好きな男の子。いつもはママと参加されてますが、先週はパパと一緒でした。
Aくんパパは私の隣に座っていて、英語の歌詞までしっかり覚えていて、音楽に合わせて歌っている声がマスク越しにも聞こえていました。(その間、眠気と戦うことに必死な私…)
いつも通り、前にいる子どもを眺めていると、Aくんが何やらチラッチラッと後ろを振り返って、パパに何か話しかけています。
最初は聞こえていなかったのですが、
何度も、何度も、AくんはAくんパパに向かって、
「ぼく、あってる?」
と聞いていました
それに対して、Aくんパパは、
「うん」
「ううん」
と、ジェスチャー付きで答えていました
それを見て、本当に驚いた…
合ってる、合ってないってなんなんだろうか
気づかない間に刷り込まれていく、見えない基準や前提
幼少期の子どもだからこそ、
スーッと入っていってしまうんだよなぁ、良くも悪くも。
その後、ほかのBくんが激しめに遊び出すと、周りにいる子たちはつられて一緒にゲラゲラ笑ったり、うちの娘もAくんも、同じように動きを真似したり…
すると、隣にいたAくんパパが、
物凄い形相で、Aくんをじっと見ていました
パパの目線に気がついたAくんは、シュンっと下を向いてしまった…
Aくんは今、何を思っているんだろう…
心の中で「大丈夫、大丈夫だよ」と言ってあげることしかできなかった
無性に悲しく、とてつもなく、胸が締め付けられた
そんなことをある場で話していたら、「親の良かれを押し付けてしまったことある。あるある。周りから見たら大したことないのにね(笑)」と、共有してくれた人がいた
そうなんよね、全然Aくんパパだけじゃない
私自身も、娘に「自分の理想」を押し付けることある
あるんだよな〜〜
やっちゃってるんだよな〜〜〜
This is me なんだよな〜〜〜
娘が「サッカーやりたい」って言った時も、「バレエは?チアは?」ってサッカーの話は流してしまった。
歌や踊りが好きな娘には、サッカーよりチアやバレエが合うんちゃう??と、勧めてしまってたよね
なんだか、Aくんのションボリと下を向く寂しそうな背中が忘れられない
でも、Aくんはきっと来週またニコニコ笑顔で歌って踊っていると思う。子どもは大人が思っているよりも、遥かに、強くしなやかで逞しい事を、私は子育てを通して知ることができた。
もっと子ども達の可能性を信じていい。信じきれていない時は、自分の弱さなんやなーと思う。子どもは大人が想像する以上のエネルギーと可能性を持っている。
大人が他者(社会)の価値観や固定概念から解放されてアップデートしつつ、大人も子どもも、すべての人が個性を発揮できる場を増やしていきたい
そんな環境が必要なんじゃないかと思うし、
そんな環境が当たり前になってほしいと心から思う
どうしたら良いかまだわからんけど、やると決めた!
どうしたら良いとか言ってらんねぇ…!って感じなんよねぇ…
子ども達の可能性を信じるなら、まずは自分の可能性を信じよう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?