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文字ニケーション

文字だけのやりとりは情報が少なすぎて、すれ違いから負の感情を生みやすい。

それを理解している人は上手いこと衝突を回避するのだけれど、ヒートアップしてどこまでもぶつかっちゃう力士のようなやり取りをよく見る。

土俵から追い出すような騒ぎになれば、必ずアンチが事を大きくする。井戸端会議の顔役みたいにね。座布団が舞い、野次が響く。

最初に「わたしはこの立場、この前提です」「ぼくはこの立場でこうした前提です」と打ち合わせが出来ていればまだましなのだけれど、一目惚れみたいにすぐ燃え上がってしまうと細かい設定は見えなくなっちゃう。

そのやりとりが終わった後も自称コメンテーターが色々横から口を出し、波紋はどんどん広がっていき、結局いつまでも引きずってしまう。
そして内容よりも、燃え盛った印象だけが残る。

かく言うわたしも、Twitterのなかった頃にメールなどでやらかしたことがないわけではない。Twitterでも何もなく穏やか、というわけでもない。流石にもうないアカウントの話だけれど。

TwitterなどのSNSで仲間を見つけたり、情報収集する時には気をつけて。炎上は気安く触らないほうがいい。うっかりすると火傷しちゃうからね。

文字ニケーションって難しいんです。

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なつめ
なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」