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Friends or Lovers
「○○の大ファンなんだけど、最近△△も聴いちゃって浮気してるけどいいのかな。」
というような話を見聞きするにつけ、
(うわあああ、浮気って?)
といまだにびっくりしてしまうわたしがいる。当然にそれぞれの自由なのだけれど、慣れない。
音楽的に雑食もいいところなので、どの音楽とも結婚したつもりがまるでない。いいものはいい、単純にいい。そんなプリミティブな感覚でただただ聴いている。
それは物心ついてからずっとそうで、雑食を続けた結果気付いたら仕事の一環になっていた時期すらある。
ボールが友達!という感覚でサッカーをしている少年が、ただひとつのボールをなくしたところでサッカーを嫌いになるわけではない。そういう感じだろうか。
友人感覚の雑食を続けていると、ルーツが複雑に絡み合ってより馥郁とした味わいを感じられるようになってくる。アーティストが辿った音の道を、追うように歩く。こことここが繋がっていたのか、そうかこんなリスペクトがあるのか。人同士の繋がりに似て、音楽はいつもそういう発見に満ち溢れている。
だから自分を縛らずに、思いのまま自由に聴く。自由でありながら、魅了してやまない幾つもの音楽と結びつく。恋するように落ちる音がかならずある。
(ねえもっと)リラックスして・・・・・・もいいんじゃないかな。なんて思うのだ。
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