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違いをまるく
今日、関東南部で珍しく積もるほどの雪が降った。
関東において雪に慣れている地域というのは、多分北部山間地くらいのものだと思う。その地域に大学の友人の実家があり、遊びに行ったことを思い出した。雪がしっかり降り続けている最中にもかかわらず、行き交う車が何れもびゅんびゅん走っていたのだ。
「このあたりは関東といっても甲信越寄りだからね。車も暖房もひと味違うの。」
彼女はころころと笑った。
あまり雪の降らない関東の人間が積雪5cmや10cmであたふたするのを見て、豪雪地帯の人が揶揄する──そんな図式を、Twitterでは数年に一度ないしもう少し多い割合で見かける。
関東南部で警報級の大雪、よく降る地方の方には「その降雪量で?」と思われているような気がするけれど
— なつめ (@natsumex0087) January 6, 2022
道路に融雪装置がない
諸々が寒冷地仕様じゃない
諸々が積雪地仕様じゃない
雪の場所を歩き慣れていない
雪かきのスキルがない
雪の運転にまったく慣れてない
わかってくれください・・・・・・👀
そもそも地域性が違うので、てんで太刀打ち出来ないのだ。逆に、関東内陸部の猛暑に耐えられる他地方民もそうそういないだろうと思う。あれは強烈だから。
違いを腐すのではなく、想像力をはたらかせて丸くやさしくおさめられたらいい。こんなスキルがあるんだよ、なんて知識が広まったら、とてもいい。
特に都心部においては張り巡らされた電車網は過密ダイヤで乗り入れも多く、次々と交通に影響が出がちだ。寒い中、懸命に働いている人々を思う。
あたたかくよく晴れた日になりますように。北日本や北陸は雪が強まるというけれど、大きな影響がありませんように。
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