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そこに隠れるもの
「○○は報じられていない」
そんな言葉が活き活きと躍るのを目にしたならば、まずは本当に報じられていないのかどうかを疑うとよい。
自ら「報じられていないかどうか」を検索して調べ、その内容に触れる。
報じられていなかった場合、「ニュースバリューがあったのかどうか」を吟味するとよい。つまり、報じるまでもない内容だという可能性もある。逆に、同じ時期により重大なニュースが頻発し、そこに時間やスペースが割かれなかった可能性もある。
幾つかの状況について考えることは、自らの認識をより深くする。
報じられていた場合、「なぜ報じられていないことにされていたのか」について考えるとよい。それは煽りやミスリード、もしくは情報弱者囲い込みのための戦略かもしれないからだ。
もしくは、単純に精度の低い発信者かもしれない。話す内容について下調べもしないような相手の言うことを真に受けるよりも、自分で調べたほうが有益な場合もあるのだ。
報じられていてもいなくても、公的機関の発出と比較してみるのも大事。何故ならば、所謂公共の広報やガイドラインというものは、間違えてはならないという前提のもと綿密に作られているからだ。
後に新たな知見により修正されることはあっても、最初から明らかな嘘をつく確率は極めて低い。
クリックやビューを重視するような見せ掛けの鮮やかさに欺かれては、本当のことが見えなくなる。その一歩先、少し前をともに見極めることが、嘘やヘイトに惑わされない未来への道に繋がっていく。より良く、冷静に考えて歩く道へ。
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