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男だけど女性ホルモン剤を使ってるよって話

生物学的に間違いなく男性の私は、2023年の夏から女性ホルモン剤を使うようになった。
私は女性になりたいわけではないのだけど、別に完璧な男性でいたいわけでもない。
中途半端が良いんだ。
パッと見は男だけど、「あの人ってどっちなのかよく分かんないよねぇ」くらいの謎の人物でいたい。
そんな安易な気持ちから、女性ホルモン剤を使うようになった(絶対ダメ)。
最初に使ったのは他人から貰ったピルで、今は経皮薬を個人輸入して使っている。
男性が女性ホルモン剤を使うデメリットの1つとしてよく聞くのは、精神的に不安定になる可能性があるということ。
元々突発的な行動の多い私は周りからしたら大した変化を感じないかもしれない。
けれど、最近の怒り方というか、目に余る不安定さを考えると、ホルモンバランスの乱れから生まれる更年期のようなものが発生しているのではないかとも思う。
まぁ、元の性格と大して変わらないんだけどね。
私が使っている薬剤は、錠剤や注射のように効果の大きいものではなく、若干の作用しかないものなので胸が張るといった体型の変化はない。
少しだけ肌の調子がよくなるかもくらいの変化だ。
正直にいうと、本当にこの薬に効果はあるのだろうか?という疑念を持ちながら使っている。
たぶん薬をやめても変わらないし、使ってても変わらないのだと思う。
気の持ちようかな。
もしかしたら抗男性ホルモン剤を併用するべきなのかもしれない。
ちょうどいい塩梅の男らしくない男になるには、果たして何が1番効果があるのだろう。
男だけど男らしくいたくないし、かといって女性になりたいわけでもないこの私のジェンダーってなんだろう?
大まかに見たらゲイだし、ゲイの自負もあるけどしっくりこない。
性のあり方はグラデーションだっていうし、別にどうでもいいよね。
たかだか長くて100年程度しか生きれない儚い命なんだから、好きなように生きよう。
生き方って無限大。

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