藤井 風と、平成のにおい
藤井風さんにハマっている話
最近長い文章書いてなさすぎるなってふと思ったので、ブログを更新します。笑
最近藤井風さんにハマりすぎて1日1藤井風しないと無理になってきました
藤井さんとの出会いは、お恥ずかしながら「きらり」が流行った時でした。(馴れ初め?)
Apple Musicで良い曲たちだな〜と思いながら、たまにトップソングを上から流し聴きする程度にはそのときから好きでしたが、
ここ最近聴く頻度がどんどん上がってきて、
あれ???なんか、めちゃくちゃ好き…
ってなってました。
要因としては、なんか心が疲れてるときって私宇多田ヒカルさんしか聴けないんですけど、
同列に、疲れた心に沁みる曲たち…という(私の中の勝手な)ポジションに君臨したことでした。
藤井さんは私の一個下の代なのですが、いやほんとすごいな〜若手のミュージシャンがいっぱい活躍してるな…
こうやってアイドルもミュージシャンも年下ばっかになっていくんだね…と心の底から…笑
でも、藤井さんが聴いてきたJ-popがそれこそ私とすごく近くて。同世代だから当たり前だと思うんだけど笑
藤井さんの音楽ってノスタルジックかつ現代の空気を孕んでいるから、私より上の世代にも下の世代にも幅広く受けるのはすごくわかるんだけど、
ああやっぱり同世代だなあ…ってめちゃくちゃ感じる機会が多くて、それが嬉しい。
お父さんが運転する車できっと同じ曲を聴いたんだなって勝手に思ってる笑
埼玉と岡山だから距離的にはだいぶ離れてるけどwww(でもそこが音楽のロマンティックなところですね。)
YouTubeの弾き語りとか私がずっと聴いてきた曲ばっかりで笑ってしまうw
これは通説的によく言われることだけど
平成生まれの「憂鬱感」「基本死にたいけど、痛いし迷惑かけるのもアレだし、死ぬのは死ぬので超大変だから死なない」「とりあえず生きてる」「まあ生きてても悪くないなって思えればいいか」
この感じをさ、同世代(ちょっと広めの意味で)の作品からはよく感じる
藤井さんの「死ぬのがいいわ」という曲がリリースされたばかりでもないのに急にバズった一件があったじゃないですか、それとかもう真骨頂や…と思って
あれはタイで推し関連でバズったというのもあるけど、日本でもかなり再輸入でTikTok世代にバズったじゃないですか
※経緯はこちらなどをご参考に
しっかり流行った「きらり」はストレートな曲だけども、わりとゥチら平成世代卍の「ヤケクソ感」が伝わってくる曲が藤井さんには多いと思っていて、「死ぬのがいいわ」もそのひとつ。
こういうのは野暮だけど列挙してみると、
何なんw
もうええわ
damn
さよならべいべ
キリがないから
燃えよ
へでもねーよ
罪の香り
特にない
このへん、もちろんいろんなベクトルの…なんですけど、とにかくめちゃくちゃ平成世代のヤケクソ感を感じるんですよね笑
歌詞で人間をわかった気になるのもキモいけど、藤井さん自身の考え方自体に「余計なもんは捨てる」ていうか、「捨てるもんがない」っていうのがあるのが関係してる気はしている
藤井さん、独学で英語もペラペラだしピアノも超うまいのですが、
藤井さんが英語を話せるようになった理由を聞かれた際に答えたことが、
「恥を捨てる、プライドを捨てる、子ども扱いされてもいい。わし日本語も下手じゃんけん、捨てるものがないから」
…らしいです。
くだらないプライドや恥って本当無駄で、そういうの徹底的に捨てるのって大事だなって大人になればなるほど思うけど、、それをずっと地でいってた藤井さんすごいな…
燃えよとかまさにストレートな藤井さんがぶつかってくるような歌詞
「Cメロって結構大事なこと言いがち」っていう持論があるんですが、燃えよのCメロの歌詞が好きで
毎日がBirthday, we are babies
って超良いですよね
そりゃ、あぁマジで何も怖くない、この風のって進め先へ〜になれるもん笑
旅路の、この宇宙が教室なら隣同士学びは続く にも通ずるなぁ…とかぼんやり考えちゃったりしてね、本当に両方好きな歌詞です
めちゃくちゃ違う話だけど、チェンソーマンとか、少し前の世代だったら流行らないし、作者の平成感が満載だな〜て思うんですよ
同世代だからデンジの生き方が、まあ行き着く先はそれだよねってなんとなくサイコやなwと思いつつもわかってしまうっていうか…悟り世代…
※まあここでは詳しく話さないからこの動画を見てください
※長すぎるぜ!という方には切り抜きのほうを推奨
藤井さんの平成感とチェンソーマンの平成感はまったく違うので、ファン層全然かぶらなさそうなんだけどw
私はとにかく0年代が好きで、平成だ、、、と思うものがめちゃくちゃ好きなんですけど
同世代が活躍してきて、一周回って平成の匂いが濃いものが増えたなあと最近感じていて
こういうエンターテイメントがあるから、早くジャンプ更新されねえかなとか、チェンソーマンのアニメ楽しみだな…とかでなんか生きられちゃうよね
藤井さんの話に戻すと、最近MVが公開された「damn」
これがいっちゃんヤケクソで最高なんですよね
藤井さんのヤケクソ感って、根本的にはとても優しいし前向きだしSelf Loveで、気持ちいいヤケクソなんですけど(少なくともチェンソーマンみたいな破滅的な方向ではないw)、まあその開き直り感がさ…良いよね…
この曲もCメロに遊びが入っていて
「全て流すつもりだったのにどうした?」
→「全て流して帰ろう」(帰ろう)
「何もかも捨てていくと決めてどうした?」
→「何もかも捨てていくよ」(きらり)
「明日なんか来ると思わずにどうした?」
→「明日なんか来ると思わずに燃えよ」(燃えよ)
って感じでその歌詞を否定するようになっていて、MVの映像も、該当曲のロケ地が背景になってるですよね。メロディーも流れる。
で、その後の歌詞が、
「全然まだまだこれからだから いつかあんたに辿り着くから」で、これでもかってくらい開き直って、ラスサビ!で、誰もいない深夜のスクランブル交差点で踊る!!!
なんて最高なんだ………………
歌詞を細かく解釈して語ることもできるけど、「おれ」「あなた」「あんた」「わたし」が出てきて、
最後に「i love me and i will keep him in a safest fairest happiest place baby」
なんかもう、そういうことですよね、わかるじゃん、、ね!!!!!!!
ええ、わかんないですか…野暮だから言わないけどさ、聴けばわかるさ…
いや、現代人には刺さる話ですよね…ほんとに。
良いヤケクソになれる曲すぎて、幸せってどんなだったけな覚えてないやになったらすぐ聴いちゃうね
本当にね、私達にきっと、必要な曲だからね
聴いてみてくださいね
着地見えない感じの話になってしまったが、藤井さんのライブ行きたいなあ
大阪はさすがに急だし諦めるけど、次関東でやるときは絶対に行きます
おやすみなさい!