「桐島、部活やめるってよ」映画から受け取る幸せ
115.桐島、部活やめるってよ（2012）
ある高校の、いつもの「金曜日」の放課後
部活に勤しむ生徒、帰宅する生徒
そんな校内に、誰もが認めるバレー部の“スター”桐島の退部のニュースが駆け巡った…
まず叫んでいいですか？
「桐島って誰―！？」
「桐島、どこ行ったー！？」
「日本人の8割が、桐島は神木隆之介と思ってたってよ」（嘘です。ただ、映画ポスターが神木くんなので、実際そう思っていた人は多い模様）
最初ほんとに桐島はどの俳優が演じているんだろう、東出昌大？いやキクチって呼ばれているな。違うかーみたいになっていました
桐島迷子
彷徨うこと何分だっただろう
有名な映画ですが、私は運良く真っ白な状態で観ることが出来たので、今回めちゃくちゃ楽しめました（ワンオペ育児しながらフルタイム会社員やっていたから忙しくて知らずにすんだ？有名な映画を真っ白な状態で観れた理由をそう考える習慣ができてきた）
◯◯◯が出てこない映画
多分それが出ない映画をこれまで観たことあるはずなんでしょうが、記憶がまったくないので「桐島、部活やめるってよ」が私の中ではその代表映画となりました
スクールカーストを感じさせる映画なので、私は陰キャとして映画を観ていて、この高校に自分が生きていける場所はないみたいに感じましたが、映画部が出てきて少しホッとしました（でもあの映画部でも生きていける気はしないけれども。女子いないし）
学校の行き詰まる雰囲気（学校大好きの学校ヒエラルキートップな人はまた違うように感じるのかな）、高校生ならではの気だるい感じ、友達ごっこ、恋愛、嫉妬、ごまかし、打ち込むものがある人、ない人…
いや、高校生しんどいわー（高校からやり直したい人もいるだろうけど、私は遠慮する）
性格って大きいですよね（高校までは運動神経も重要ポイント？）
人生のそれぞれのステージを楽しめるか、乗り越えられるか、成長できるか
それには性格は重要～
心がチクチクしながら観る映画でしたが、俳優陣が豪華！
好きな女優さんの1人、松岡茉優が嫌なギャル役（でもさすが上手かった）頬がふっくらとしていて若くてシュシュ付けてて（時代を感じる）全く気づかなかったです
校内一美人でスタイルのいい友達にベッタリくっついて、自分もいい感じになってると思っている承認欲求高い、でも性格悪いのがまわりにバレバレな女子
桐島の親友のキクチ（東出昌大）との恋愛に必死
吹奏楽部の女子が密かに東出のことを好きなのを気づいていて、わざとキスシーンを見せつけるのは、映画の中だけの世界と思いたい（こんなことできる日本の女子高生いる？）
鈴木伸之も気づかなかったー
LDHを応援している私としては、鈴木伸之には気づきたかったところ
「あなたの番です」の浅香航大は昔から顔変わらないですね
仲野太賀も前野朋哉もすぐわかった
山本美月のカリスマ高校生役はすごかった
私は橋本愛の可愛さにやられまくっていましたが
「ツナグ」（辻村深月原作）での彼女の演技はすごかった！！
「寄生獣」は観に行きました（試写会のチケットが生まれて初めて当選した）
なにはともあれ、「桐島、部活やめるってよ」の橋本愛は最高に可愛かったーーー
そして、映画部の神木隆之介はほんとにいいです
神木くんが映画部員として出ていなかったら、この映画を最後まで観ていられない陰キャも多いのでは？（私は最後まで観られたのは神木くんのおかげ）
最後の屋上での映画部やみんなのワチャワチャもいいです
キクチ（東出昌大）が神木くんにカメラを向けられて泣いたのは、打ち込んでいた野球を辞めて、（多分）好きでもない女と付き合って、自分をごまかしカッコつけて生きている姿が情けなく、無様だけれど好きなことに情熱を注いでいる映画部が眩しかったから？
さり気なく、青春映画の傑作だと思います
朝井リョウさんは19でこの話を書いたそうです
原作、すごい面白いらしいってよ
（昔、英会話の何かを読んでいて、「桐島、部活やめるってよ」のタイトルの英訳が秀逸というのが出ていました。確か、“Kirishima’s things” なるほどこの物語を言い表しているような。それ以来、ずっと原作を読むか映画を観たかったので、今回映画が観れて良かったですし、朝井リョウさんの原作や他の小説も読んでみたい）
みなさんもぜひ
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映画から受け取る幸せ33 終了
桐島、部活やめるってよ（2024年8月21日視聴）
「映画は自分に元気を与えてくれる、テンション上げてくれる必要なもの！」という強い意識で観るようになりました
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