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「DOGMAN」映画から受け取る幸せ30 

112.DOGMAN(2023)

警察に止められたトラックには、十数匹の犬たちと、負傷した女装の男が乗っていた
“ドッグマン”と呼ばれるその男は、警察署でこれまでの人生を語る
犬小屋で育てられた少年時代
母親は出ていき、凶暴な性格の父親と意地悪な兄に自由を奪われ、心を許せるのは犬たちだけだった
機転を利かせて窮地を乗り切り、何度も犬たちの愛に助けられ大人になっていく
トラウマを抱えながら壮絶な人生を受け入れ、生きていくために男は犬たちと共に犯罪に手を染めていくが・・・

 
 
監督があのリュック・ベッソン!ということで、迷わず視聴しました
 
「レオン」の監督さんです
 
ジャン・レノやナタリー・ポートマンが最高でしたね
 
今回、ワンちゃんたちが可愛いのなんの!賢いのなんの!
 
映画では事務所に所属していて名演技をするアクター犬をよく見かけますが、そんなワンちゃんたちをたくさん見ることができます
 
私もワンちゃんに小麦粉取ってきてもらったりしたいなぁ
 
主人公ダグラスを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技や圧倒的な存在感もとてもよかった
 
ダグは容姿も頭もいいし行動力もあるから、もし健全な環境で育っていたら、何かの専門分野を突き詰めて生き生きと過ごせていたかもしれない
 
でもそんなことを考えるのが申し訳なく思うほど、ダグは自分にあるものや残されたものを駆使して、そして犬たちに協力してもらいながら強く生きていきます
 
酷い家族のせいで健康を奪われ、そんな中でも恋をし、演劇の素晴らしさに目覚め、犬たちに関連した仕事にも就き、しっかりやっていくダグ
 
時折り、自分の人生を深く考えでもしたら壊れてしまうような、だからもう考えないようにしているかのような、そんな風に私の目には映りました
 
ドラッグクイーンの仕事も楽しめているし、仲間にも恵まれている
 
あのままいって欲しかったなぁ
 
ダグは自分の優しさによって不幸が始まっているようなところがあり、とてもツライ
 
犬をかばったこと、みかじめ料を巻き上げられる相談を青年にされたこと・・・
 
そういったことをなんとかしようとする優しさから、自分の状況が変わっていく
 
歯がゆいです
 
そんなダグがステージで歌うエディット・ピアフは聴いていて感動せずにはいられません
 
みんなが聴き入ります
 
感動的なシーンの一つです
 
映画全体のノスタルジーを感じさせる雰囲気、数奇な運命の主人公、犬たち
 
壮絶な人生だけれど工夫やユーモアやたくましさがあって、オシャレで美しい
 
ダグの話を警察署で聞く精神科医も、知的な優しさがありよかった
 
いいところありすぎて、いつかまた観ると思います
 
リュック・ベッソンの映画はやっぱりいいな
 
厳しい現実がありつつ、少しおとぎ話のような、でも心に残る
 
ぜひ観てみてください
 
(※犬がひどい目にあうことはありません✨️だから犬好きさんも安心して🐕️先日ご紹介した「女神の継承」は、犬好きさんにはちょっと・・・私はとても辛かった)
 
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映画から受け取る幸せ30 終了
DOGMAN(2024年8月10日視聴)
 
「映画は自分に元気を与えてくれる、テンション上げてくれる必要なもの!」という強い意識で観るようになりました
 
幸せになる方法として役立ってくれている映画たちの紹介の続きです
 
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