映画で幸せになる7

幸せになる方法　映画その7（2024年3月28日～3月30日）

「映画は自分に元気を与えてくれる、テンション上げてくれる必要なもの！」という強い意識で観るようになりました

幸せになる方法として役立ってくれている映画たちの紹介の続きです

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７０．ディパーテッド
警官になったけれど、血縁に犯罪者が多く、それを主な理由に危険なマフィアの潜入捜査を命じられるビリー（レオナルド・ディカプリオ）
一方、ビリーと同じ警察学校を出て出世コースを歩むコリン（マット・デイモン）は、実はマフィアに育てられ、警察内部の情報を組織に流し続けている・・・
騙しあい、二転三転するストーリーがものすごい熱量で展開していきます
治安の悪い地域での警官たちの仕事を想像し、ゾッとします（ちなみに映画の舞台はボストン南部）
血縁に犯罪者が多いということをネタにディカプリオが上司にけなされけなされけなされまくる
尺めちゃくちゃ長いー、ひどすぎる
あんなに言われたら、演技でなくてもディカプリオ、涙目になるよね
マット・デイモンはいい感じに鼻につくエリート思考のいかにもアメリカな青年
「これぞアメリカの嫌なエリート男性！」でしたね（個人的意見）
でも「グッド・ウィル・ハンティング」が忘れられないし、また観たい（アマプラでは有料でした）
それにしても、Fワードが多い
高確率でFワードが登場
2時間31分、ものすごい量のFワードを聞くことになります
◯ァッキンほにゃらら、◯ァッキンほにゃららって、それ入れなきゃ語呂悪いのかな
映画自体はスリリングで、ジャック・ニコルソンもねちっこく不気味で、とても見応えがあります

７１．エリザベス
さすがにFワードは出てきませんでした（エリザベス1世の母で、処刑されたアン・ブーリンのことを口汚く罵るシーンがありますが）
16世紀のイングランド
カトリックとプロテスタントの争いが激化しています
メアリー女王（エリザベスの腹違いの姉で、エリザベスをロンドン塔に幽閉した）の崩御後、世継ぎとして弱冠25歳の若さでエリザベスはイングランド女王に即位します
エリザベスには愛する恋人ダドリーがいましたが、女王の立場から関係の逼迫した隣国との政略結婚を迫られます🌟
何点か史実とは少し違う展開になっています（恋人ダドリーとのこととか）
ただ、英国の歴史において女王の存在はきらめいていますね！
これだけ外交に重く関わり、国そのものになるのは英国くらいですものね🌟
エリザベス1世は通称ヴァージン・クイーン、処女王とも呼ばれています
映画の中で政略結婚を激しく迫られるのですが（臣下にも他国の王子にも）結局は生涯結婚を拒否（恋人とはめちゃくちゃいちゃついてますが）
演じるケイト・ブランシェットの初々しい姿からの一国を背負う女王の覚悟が決まった凛とした存在への変化も良かったです
関係ないですが、受験で世界史を選択していた私は、エリザベスの父ヘンリー8世のことを「女好きのヘンリー8世」と覚えていました
当時高校生の私には、それしか印象に残りませんでした
（イギリス国教会設立やカトリックと対立とか他にもあるでしょう、受験生！）

７２．TAR/ター
こちらもエリザベスと同様にケイト・ブランシェットが主演
第80回ゴールデングローブ賞主演女優賞、第79回ヴェネチア国際映画祭にて女優賞など評価の高いサイコスリラーです
ケイト・ブランシェットは指揮者の役🌟
世界最高峰のオーケストラの1つであるベルリンフィルにて女性初のマエストロに任命され、天才的な能力と努力で地位を確立し、作曲家としても活躍するのですが、プレッシャーやその人間性によって苦しみ、追い詰められ、崩れていく物語
ケイト・ブランシェットは「エリザベス」や「オーシャンズ8」でもカッコいいですが、こちらの映画でもめちゃくちゃクールです
宝塚の男役のような、同性から惚れ惚れと憧れられるような存在
「エリザベス」も「TAR」も丁寧な説明は無い映画なので、どういうこと？と置いてきぼりになる恐れもありますが、今は考察などがネットで読めますし、納得できてちゃんと映画を楽しめるいい時代です
私がこの映画で感じたのは、有名なオーケストラの世界ではなくても、どんなジャンルでも誰かに取り入って引き立ててもらい、のし上がっていこうとする人達は多いし（上司との不倫なども含めて）自分のずるくて汚い部分と相手のずるくて汚い部分を合わせていい思いを得ようとしてそれが途中で叶わなくなっても、自分の汚い部分には目を向けず相手の汚い部分のみ恨み、制裁を加えようとし、汚い者同士どっちもどっちなんだけれど最後まで自分は自分の頑張っているところ（努力した、耐えた、あの時ああしてあげたetc.）だけで構成しているみたいな思考で生きていく姿が滑稽
汚い感情からスタートしたことが途中で破綻して怒りを感じている姿が滑稽

今回はここまで
また次回、映画で幸せになりましょう