【恋するシネマ🎬】「陰陽師0」と私的な女優論
映画「陰陽師0」は山崎賢人がさらに美しい
ゴールデンウィークというのは映画興業界から命名されたそうです。まさに映画館は混雑していて、特に昨日の映画の日は割引もあって席はぎっしり。
話題の「陰陽師0」。映像が美しく音楽も素晴らしく特撮はアカデミー賞受賞の「ゴジラ -0」の「白組」が担ったのでハズレはありません。主演の山崎賢人はじめ染谷将吾など豪華なキャスト陣。満足度MAXのはずでした。とところが、、、
私には薄味の料理のようでした。ストーリーが平坦で事件の犯人もすぐわかり、何よりも「呪」に対する見解や表現が生ぬるい。呪詛とは人間の欲望の最もドロドロした部分に直結するはず。そのため恐ろしさは微塵もありませんでした。
とはいえ、怖いのが苦手な人にはファンタジー映画として楽しめると思います。
しかも山崎賢人がものすごく美しい!「キングダム」のなりふりかまわずボロボロの姿で闘う姿とはうってかわって、すうっとした出立とキリッとした涼やかな表情、美しい仕草に山崎ファンならずとも、うっとりとしてしまいます✨いい男💕
華のある女優はどこに?大画面で観たい女優とは?
そしてここからは私の個人的なぼやきです。
以前から気になっているのは、最近のテレビドラマのヒロインに美しい女優がほとんどいないこと。ここでいう美しさとは、華のある美人のこと。はっと釘付けらせるような美を醸し出す女優のことです。
今のテレビドラマのヒロインは、どこかで会ったことのある普通の女性が多い。ほぼ一般人に近い印象。だから名前を忘れてしまうんです。テレビドラマに大量生産されたその理由は、おそらく女性視聴者に親近感を覚えてもらえるように、もっと突っ込んでいえば炎上しないため、視聴者に嫉妬されないように、そしてその保身さが視聴率をあげると思い込んでいるテレビマンが多いから、普通のような女優が選ばれていると思う。
一方、テレビドラマの俳優はイケメンがずらり!これもイケメン好き女性視聴者が多いと思い込んでいるからでしょう。
でもテレビと映画とではまったく違います。
映画館の大画面に耐えられる女優は、やはり華のあるのが相応しい。極端な例を挙げると、ゴジラには石原さとみ、浜辺美波、そしてウルトラマンには長澤まさみと、怪獣や特撮に負けない女優こそ、華のある女性の象徴といえます。
でも彼女たち以外にも華のある女優がいるはずですなのに、映画作品にははっと目を覚ますような美しい女優のキャスティングが少ない。
では可愛いタイプがどうでしょう。きついことを言いますが、可愛いだけでは、主役級は難しいのが映画。なぜなら観客がチケットを買って映画館に出向くのは、日常を忘れたさせてくれることを期待するからです。
もちろん、演技派の女優たちも映画の主役に相応しい。門脇麦、杉咲花、安藤サクラなど、圧倒的な演技で有無を言わせない。
そう、有無を言わせないところに映画の醍醐味がある。だから華のある女性を育てていかないと、出演のチャンスを増やしてあげないと、日本映画は廃れていくんじゃないか。そんな危惧を思い出したのも、この映画を観終わってからです。
あくまでも私的な見解です。美しく華のある女優のスクリーン登場を待望します。