【感想】 漫画「ささやくように恋を唄う」は全人類におすすめできる

こんにちは。
大学のレポートのテーマを百合漫画にして1番いい評価をもらって単位を取ったことがある夏目じんです。

今回から少しずつ、作品の感想を書いていきたいと思います。
(元々曲の感想よりこの記事を先に公開する予定だったのですが筆が進まず後回しになっていたので、なんか初めて感想書く人みたいになってます)

主に百合作品になるとは思いますが、マンガ、小説、映像など媒体は特に問わない予定です。

ひとつの記事に、あらすじ、ネタバレなしの感想……といった感じで書いていく予定なのですが、どうなるかわかりません。
ネタバレがある場合は事前に書いておきますが、ネタバレなし感想であっても、無料で読める範囲、または販売サイトのあらすじを読んでいる前提で書いています。

どんな作品?

さっそく作品について簡単に説明しておきます。
この作品はご存知の方が多いと思います。
略して「ささこい」。
竹嶋えく先生の作品です。

あらすじは、

高校入学初日、新入生のひまりは新入生歓迎会で演奏したバンドのボーカル・依(より)に、 ひとめぼれという名の憧れを抱く。 校舎で出逢った依にそのことを伝えるひまりだったが、まっすぐに気持ちを伝える彼女に、 依はひとめぼれという名の恋心を抱いてしまい…… お互い好きだけど、どこか微妙にすれ違う、 ひとめぼれから始まる恋物語。

Amazonより

こんな感じ。
個人的に大好物の学生百合です!
9月現在、6巻まで出ています。

感想

百合漫画総選挙でもお馴染みの、「ささこい」。
noteで百合漫画の感想を書いてみようと考えたと同時に、この作品の感想を最初に書こうと決めました。

私は百合を好きになってまだ4年ほどしか経っていないのですが、百合を好きになった頃になんかいい百合漫画ないかなーと思って行き当たったのが百合漫画総選挙でした。
とりあえず上位の作品読んでみるかーという流れでささこいを購入。
たしか人生で2冊目に買った百合漫画がささこいだった気がします。

当時はまだ百合っていいな~と思っていたぐらいで、今みたいにどハマリはしていませんでした。
当時は読み終えたあと、「こんな感じか~」という静かな感想しか持てなかったのですが、今は「うわぁぁあ!!しんどいな!!!」と心うるさく読んでいます。

この作品は、とにかく王道。
百合初心者に安心しておすすめできます。

かわいい系の子(1年生)とかっこいい系の子(2年生)の先輩後輩の組み合わせで、今のところえっちな描写もないので、知り合いに、「最近百合に興味があってさ、何から読めばいい?」と言われたら1番におすすめします。
(リアルで言われたことはありませんが!おすすめさせてくれ!)

最初にこの作品を読んだ時に思ったことは、絵が可愛い!!安定感すごい!!です。
全部かわいいし全部上手いし1ページの描き込みがちょうどよくてとにかく絵が可愛い。

頭身のあるキャラとミニキャラにメリハリがあって、しかもどっちも安定して上手いのですごいなと……思います……。線がうめぇ……。
ミニキャラの、特に耳の生えたひまりちゃんがめっちゃかわいい。

絵のことばかり書きましたが、ストーリーもいい塩梅にしんどくて好きです。

2人のひとめぼれはそれぞれ違うタイプのひとめぼれ。
ひまりは依に対して憧れ的なひとめぼれで、依は恋愛的なひとめぼれ。
ここが最初のしんどいポイント。
どっちもお互いのことが好きなんだろうけど、感情が違う……!!

依の勘違いから2人の関係は始まるわけですが、あの人があの人を好きだったり、あの人とあの人は過去に色々あったり……と、ひまりちゃんの周りで色々起こります。
その中でひまりちゃんが真剣に悩んだりしているのを見ると応援したくなりますね。

あとひまりちゃんが(特に何も考えず?)屈託のない笑顔を依に向けていると、うおお依……!となります。読者は味方だからな……。
二人とも可愛いね。てか出てくる人みんな可愛いんだよ。
悪い人がいないの。いい子たちなの。

ささこいの世界は同性愛が普通という共通認識があるようで、同性好きになっちゃった……どうしよう……という葛藤が見たい人には合わない部分もあるかもしれません。
全体的に優しい世界です。
私はリアルなやつが好きなので葛藤があった方が好みではあるのですが、百合してたらなんでもいいです。

とにかく可愛い百合です。
試し読みを読んで買おうか迷った方は買って損はないと思います。ぜひ!

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