人間ドックを受けて受けた恩恵②
人間ドックを受けたら腫瘍が見つかった前回のnoteはこちら。
今回のnoteでは、大学病院へ行っていろいろな検査をした話、なぜか再度の発熱(コロナなどはやはり陰性)、そして治療方針を考えるための生検という検査で入院したことについて書いていきます。
まずは、満を持して紹介状を手に持ち、人生で初めての大学病院で診てもらったところから。A病院の先生に勧められるがまま、ただ調べた感じで確かに専門性と距離的なことで考えた際にべターな選択だと思える県内のC病院へ行ったのは11月の頭のこと。
この時はもうとにかく一番不安だったなー。
朝9時の予約で、CT検査や血液検査、尿検査とチェックポイントをスムーズに通過してあふれかえった待合スペースでひたすら待ち続けること数時間。私の名前がようやく呼ばれたのは12時を過ぎていてペコペコだったお腹ももう峠を越えてなんとも思わないくらいだったころ。
先生が紹介状やこれまでの検査結果を踏まえ提案してきてくださったのは、生検(生検組織診断)をして腫瘍がナニモノなのかを特定しましょう、ということ。局所麻酔で腫瘍の一部を取ることができ(そんなことできるんだー。)それは1泊2日の入院で済むとのことで生検のための入院が1週間後にすんなり決定。
この時点では複数の病気が想定されていて、命にかかわるかどうかというのも分からないと言われました。ただ腫瘍の一部が取れればそれがまずは悪性なのかどうかの判断がつくから、それから治療方針などを決めていきたいということで。
そうと決まれば、と入院前に必要なMRI検査や心電図検査などが追加に。こんなに待ってやっと診察を受けたら、入院が決まって追加の検査して。いつまでこの病院にいればいいのだろうとMRI検査の待合スペースでどれだけの人を見送ったか、、
検査を終え入院手続きも済ませてすべてが終わってようやく解放されたのは16時頃。朝9時の予約でもう夕方。長い。本当に長かった。
これが大学病院か、、と、これまで妊娠関連以外で入院手術をしたことがない健康優良児の私は大学病院という一組織の大きさと超縦割りの分業流れ作業に面喰ってしまう。
名前じゃなく番号で呼ばれるのはもうどこの病院でも当たり前だけれど、大きい病院にいると流れ作業がもうベルトコンベヤーに乗せられたモノのようにしか自分が思えてならなくて。
そしてその週末、なぜかまた突然の発熱。直近で二度の高熱、二度のコロナ・インフルの検査、、、なんだか一気に病弱になってしまった私。
入院を控えていたので、不安になってC病院へ自ら電話。先日、B病院でCT検査を受けることになっていたそれも発熱で延期になってしまったから、今回の入院も延期になってしまうのでは?!と気が気でなかったのです。
状況を伝えて問題ないと判断してもらえ、予定通り一泊の入院へいざ。
入院当日、問題なければ24時間後にはもう自宅に戻ってきているんだよなぁと、入院と言っても“ひとまずの生検をするため”でしかない今回の入院を考えると、なんだか変な気持ちになった。
確実にここから何かが始まってしまうのかもしれないし、それは知り得たくなくできればそのままそっと蓋をしておきたいのだけど、そうもいかないことも頭で分かっていて、そんな複雑な感じ。
娘を夫に託し、いつも通り仕事に行くみたいに「行ってきまーす」と出発。C病院は何度も書きますが大学病院なので相変わらずその日も混んでいて、紹介状を持って初めて受診するのだなという人や退院の手続きをしている人と皆さんそれぞれ。
私は一泊という入院にしてはライトな、ただここから長い闘いになるかもしれないその最初の一歩のような重たさを一人勝手に感じながら病棟へ。
そして入院手続きでも流れ作業の、私はあくまでただベルトコンベヤーに乗せられたモノなのだと思ってしまう出来事があり、むなしくなります。
入院に際し直近の健康状態を記入するシートがあって、先日の発熱を電話でも報告していたからそのシートにも隠すことなく記載したら、入院手続きをしてくれる事務の人が明らかに慌てだし・・・
直近で発熱していた人を入院させられませんよこんなご時世ですからと言葉には出さないけどもう顔に書いてあって、その場がピリリと凍り付く。なんだか私が世間知らずで常識外れの代表のような、そんな雰囲気に。かなしい。
発熱のことは電話で伝えてあり、予定通りの入院を許可してもらっていること、それが〇日の〇時頃の会話なこと、それ以来熱は下がっていて症状は悪化していないこと、時系列に沿って落ち着いて伝える。
ひとまずエレベーターホールにある長い椅子にかけてお待ちください、ともうこれ以上のこちらの言い分は聞いてもらえない、なんだか超劣勢な状況。そのまま一旦お帰りくださいと言われてしまいそうな場所ナンバーワンすぎる。
時間通りに入院の手続きをしてお昼過ぎには生検、と思っていたのに。一泊の簡単な入院なはずなのに。なぜこんなところでつまづいている・・・?そんなことを考えながら、もう仕方ない、発熱は事実だしそれはまぁ確実に私が悪いし別にまた出直せばいい。地味に遠いし有休使ってるんだけどもう仕方ないななどと思いながらひとまず指示通りに待つ。
そして。結局、問題なく予定通りで進めさせていただきます、病室へご案内します。とどんな確認?調整が済んだのか、入院できることに。ふう。大学病院に入院するって、こんなに大変なの?涙
入院した話を書きたかったのに、長くなってしまった。入院するまでも長い、あぁこれが大学病院。私はベルトコンベヤーに乗せられた一患者。一旦乗ってしまったので、当分この流れからは抜けられない。
生検して退院して結果を聞いて、なんと主治医が代わることになる話は次のnoteにて。
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