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マンゴーとアボカドとヘチマタワシ

今日は暑かったです。多分39℃くらい。じっとしててもどころか、存在しているだけで全身から汗がしたたり落ちます。Covid の件もあって、一歩も外に出ませんでした。この先が思いやられます。

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だいたい1日でこれくらいのマンゴーが落ちてきます。これは虫食いのないものだけです。ただ、これらは樹上で完熟してから落果してくるので、中がぐじゅぐじゅしている部分が多くて、そうですね、ちょうど固めの熟し柿のような感じです。それはそれでおいしいのですが、ウチの居候は絶対に食べません。彼に限らず、どうやらカンボジア人は熟しマンゴーがあまり好きではないようで、むしろまだ渋いんじゃないかと思うような固いマンゴーに、特製の調味料をつけて食べるのが好きみたいです。屋台などで、皮を剥いて売っているのもみな青マンゴーです。

私はこの間、毎日毎日、熟しマンゴーとニンジンとバナナに、私が作った小松菜2株と水をちょっと入れてミキサーにかけ、ほとんど‶主食″レベルで飲んでいました。暑くて食欲がわかないのです。

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で、今日はこれをとにかく煮詰めて、カレーなどに使う調味料風のものを作ってみることにしました。庭になっているライムを3つほど絞り入れて30分ほど煮たのですが、まだしゃびしゃびなので、明日また続けて煮詰めてみます。最後にウォッカをぶち込んで保存が効くようにするつもりですが、まだまだこの先、じゃんじゃん落ちてくるので、どうしたものか、もちろん冷凍庫はすでに満杯、甘党でないので、ジャムやドライマンゴーは好きではないし、捨ててしまうにはあまりにあまりに忍びない。。。何かいい保存法をご存知の方、ぜひ教えてください。

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アボカドはこちらでもやや高級なフルーツで、1個が1ドルから2ドルします。市場で見るのはほとんどがタイとベトナムからの輸入品で、ラオスからもやってくるみたいです。自国でもできるとは思うのですが、今のところカンボジア産というのを見たことはありません。これもジュースにするために時々買うのですが、カンボジア産に挑戦してみることにしました。土からは発芽させたことがありますが、今回は水耕栽培です。最も成功しても実がなるまでに5年くらいはかかるはずなので、その時にどこにいるかはわかりません。

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先々週、カオンの村でもらったヘチマの殻をむいて、乾燥させたので、ヘチマタワシとして利用することにします。

実をいうと、私はヘチマ栽培で‶一旗揚げよう″と考えたことがあるのですが、「お前なぁ、100均で買えるようなものをわざわざカンボジアで作って、高いコストかけて日本に送って採算が合うと思ってるの?まあ、1トンくらいは買ってくれる取引先が何軒か見つかればともかくだけどね」と笑われましたが、ヘチマ1トンって、いったい何本くらいなんでしょう?

なぜヘチマかというと、それは海洋汚染の問題です。

私たちの世代の子ども時代は、ヘチマタワシというものを日常的に使っていましたが、今はほとんどすべての家庭で、スポンジタワシを使っているはずです。キッチンでも風呂でもトイレでも洗車の時にも。このスポンジタワシが、使っている間に少しづつ削り取られて水道水と共にいずれは海に流れ込み、マイクロプラスチックとなるのですが、これは半永久的に自然界から消滅することはないそうです。マイクロプラスチックに限らず、死んだクジラの胃の中から大量のプラゴミが出てきたとか、廃棄されたプラ漁網に絡まれて動けなくなっているウミガメの映像など、ご覧になった方も多いと思います。2050年には海洋プラスチックごみは海の魚の量を上回るという予測すら出ています。

そこで、ヘチマタワシです。これなら比較的短い時間内に自然界に消滅することが可能です。カンボジアでもヘチマは普通に食用として生産されていて(キュウリのような若い時期に収穫)、栽培も難しくない作物です。土地はあるし、労働力は安いし(もちろん彼らの正当な収入を確保して)、多分1年に2度は収穫できるはずです。

どうですか?この話に興味がある方は連絡を待っていますよ。もちろん1トン買わなくても大丈夫です。

で、今日はこの3つのことをやって日が暮れたのですが、その後しばらく停電しました。きのうは午前7時から午後7時までずっと停電でした。この先は使用量が急激に増えるので、たびたび停電になるそうです。部屋の中で熱中症にならないよう、何か方策を考えておかねばなりません。

今日はあとウォッカ飲んで寝るだけですが、この‶特製ウォッカ″についてはまた後日書きます。高齢者向けのお話です。

寝る前にはいつもベッドの上で、私の“お友達“の安冨歩さんと本間龍さんが出ているサイトをYouTubeで聞きながら、寝落ちするのを待ちます。でもこれがなかなか‶子守歌″にはなってくれなくて、ゆうべ(今朝)も午前3時を過ぎてしまいました。

*3月30日、カンボジアCovid-19 情報 フリペPhnom より転載。

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