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さくらももこ先生のエッセイ【焼きそばうえだ】を知ってるかい



さくらももこ先生のエッセイ
【焼きそばうえだ】
発行 : 2006年5月20日

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/408745892X/ref=tmm_pap_swatch_0?ie=UTF8&qid=&sr=



【焼きそばうえだ】を読む前に

ワタシはとても好きだ。
さくらももこ先生の数々あるエッセイの中でも、かなり好きだ。
さくらももこ先生エッセイランキングなんか、おこがましくて付けられないが、
かなりオススメとも言って良い。

ただ、まず、これを読むにあたって、抑えておきたいポイントがある。

先生が、
思い付いたら即行動。それに対してかなり全力。熱しやすく冷めやすい。
…と言う事。


正直、レビューに辛口コメントも多い、このエッセイ。

作ってる作品から作者のイメージが違っている、、、とか。
まぁ~それはアーティストの人には、あるある、な気がしますけど、
ワタシは、ももこ先生に対してそう思った事はないですし、
むしろ、ど直球なんじゃないか、と。

そんなレビューを読んで、なるほどなぁ~そうかそうか。そう感じる人も居るんだなぁ…と、そんな風に思います。
でも、人は人、ですからね。

先生が好きな事に影響はないし変わらないからなぁ。
でも辛口レビュー自体をひっくり返したいって言うのも別にないんだよなぁ。

その辛口のレビューで指摘された事が、
先生の凄いことだって思うんですよね、ワタシはね。

・自分がお金を持っていたとして、どんな使い方をするか。そこまで熱中出来るのか。
・面白いと思ったら、即行動出来るか。
・そう言う事を一緒に出来る仲間が居るか。
・本当にイヤだって言う人が言たら本にすらならない
・そんなに面白い事が起こるとは限らない。

先生のお金の使い方であったり、
信頼関係がないと成り立たない事、
先生には当たり前で説明するものでもないんだけども見る人によっては「…えっ?」ってなる
のかな…知らんけど。

そんな訳で、試し読みをしてみることをオススメします。
冒頭の文章で「おお」と思ったら、読み続けて欲しいです。

合う合わないってどうしてもあると思いますからね。


まず試し読みはコチラで↓


先生は、本当に自分が面白いと思った事を純粋に書いていて、
まぁ~仮にですけど、誇張してる事があったとしても、
面白いところをギリギリまで攻めている人。
愛ある人。

そう言うところが好きなんです。


■そもそも【焼きそばうえだ】とは何ぞや■


ももこ先生のエッセイは、
・短編が何本かの話で構成されてるモノ
・長編モノ
とあるわけですが、
"焼きそばうえだ"は長編モノでございます。


どんな内容かと言うと…

「植田さん、会社を辞めて、バリでヤキソバ屋でも開いたほうが幸せかもね」の一言からすべては始まった。さくらさんを始めとする「男子の会」のメンバーは動揺する植田さんを伴い、ホントにバリへ!焼きそばの研究や、物件交渉、睡眠不足での看板作りなど思ってもみなかった数々の難題に立ち向かう!現地での奇跡の出会いもあり、事態は好転するかにも思えたが―。ジョーダンみたいな本当の話。

HMV&BOOKS onlineさんより


まずは活動のキッカケになった"男子の会"を押さえておきましょう。

【焼きそばうえだ】のキッカケになった、"男子の会"とは…

メンバー基準と言うのがありまして、

・くだらない話に飽きれない
・短気じゃない
・くだらなさに対して深い理解がある
・くだらないわりにはやたらと下品ではない
・どことなく男子ふうな気配がある

…と言う様な、掴みどころのない条件をクリアした選び抜かれた方々。
メンバーバッジなるものも配られている程。

確か、さくらももこ展(横浜)でもバッジは展示されてた記憶。


そのなかなかな条件をクリアしたメンバーは5人(執筆当時の役職)

・さくらももこ先生
・長尾さん(資生堂の社員)
・江上さん(小学館社員)
・山崎くん(小学館社員)
・植田さん(TBS社員)

このメンバーの中の植田さんが、まさにこの作品のタイトルになっている、
"焼きそばうえだ"の植田さん。
その人でございます。


・何も知らない植田さん

とにもかくにも、植田さんの居ないところで話はどんどん進んでいき、
【植田さんは雇われ店長になりバリで焼きそば屋を開く】
…と言う事になっていく。
どうしてそうなった!?と思うところが、これまた読みどころ。
やろうと思って出来るものじゃない、この男子の会のゆるさとの即決力のギャップ。
面白いと思う事に全力。

そして、そんな中、植田さんは、完全に巻き込まれ型タイプだ。

男子の会のメンバーの他に、協力してくれている人達も、実はかなりな行動力。

長尾さんの奥さん弥生さん。
スイス人のローランさん。

この二人の活躍は見逃せない。


・本気と書いて"ガチ"と読む。そんな本気ぶりも見所

・バリで焼きそば屋をやろう、となった時の研究っぷり。
富士宮焼きそば学会の会長に話を聞きに行く。

・焼きそば屋には道具が必要だから、かっぱ橋に買い行く。

・自ら看板を書く、ももこ先生

・バリで開店させる準備の為、2、3回バリに行くことになる。

・思い出されるだけで、バリには行ってない植田さん

…と、まぁ、あれこれありながら、
無事開店する事になるのですが、2010年3月に営業を終えているとの事。

冒頭に書きましたが、この本が出版されたのが2006年5月ですから、その前に、"焼きそばうえだ"は開店してたって事で…4~5年ですかね。


バリで爆誕した"焼きそばうえだ"のあれこれ。



読んで見てはいかがでしょうか。

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ハラ☆ナツ
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