【子育て×移住】知らない土地で楽しく暮らすための3つの方法〈前編・移住編〉
こんにちは、なつくんママです。
突然ですが、「知らない土地に住む」と聞いて皆さんはどんなイメージが浮かびますか?
新しい出会いや環境にワクワクする方もいれば、不安を抱く方もいるかもしれません。
私も、Iターンで関西の都会から地方の田舎に移住しました。最初の頃は、毎日がとても不安で些細なことでもイライラし旦那とケンカをすることも多くありました。
そんな状況だった私が、なぜ今この土地で子育てをしながら楽しく暮らしているのか?
↓
それは
①前向きな視点で、環境に適応するための努力をする
②夫婦での支え合いを大切にする
③孤独を埋めるための行動を起こす
この3つのことを行ったからです。
ぜひ同じ状況の方、例えば家族の都合や転勤などで、私と同じように慣れない土地で新しい生活を始めた方や、これからその状況に向き合う方、特に妊娠や子育てをスタートされる予定の方にとって、役に立つ情報になっていると思いますのでぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです!
少し長くなると思うので
▶︎移住編の前編
▶︎子育て編の後編
2つに分けて二部構成でお話ししますね。
後編では知らない土地での"妊娠・出産・子育て"に特にフォーカスをあてるのでご興味あればぜひそちらも見てみてください。
①前向きな視点で、環境に適応するための努力をする
▶︎地方の田舎での移住生活のはじまり
数年前、私は夫の仕事の都合で関西から約700km離れた夫の地元に移住しました。
移住先である夫の地元は地方の田舎で、人口5万人以下の小さな街。バスや電車は本数が少なく駅も遠いので、移動には車が必須。
結婚と同時期の移住だったこともあり、自然が豊かなのどかな場所なので、もしいつか子供ができたとしたら空気もいいし伸び伸びと遊ぶことができていい環境なのかもしれないと頭では理解しつつも、新しい生活に対する楽しみな気持ちと拭えない不安な気持ちが常にありました。
まずは田舎の生活に対する不安。
これまでの私は、便利な都会での暮らしを当たり前のように享受していました。徒歩や電車でどこにでも行ける生活。週末は友人たちとカフェ巡りを楽しんだり、イベントに行ったり買い物をしたり。そして社会人になって数年が経ち、仕事もせっかく慣れてきて、やっと余裕もでてきた時期。
そんな日常が突然消え、これからは知らない土地での生活が新たに一から始まることを考えると、どうしても不安な気持ちが募りました。
▶︎「わからない」環境で孤独との戦いの日々
また、移住先では「わからない環境」が日々待っていました。
知らない土地での生活をワクワクととらえる人もいると思いますが、私は全くダメで…。
どちらかというと、知ってる場所で知ってる人と、いつものものを買って安心するタイプ。いわゆる安定志向な人間です。
それが、引っ越した当初はどの場所に何があるのかも分からない、駅や市役所に行くのにもナビの設定な必要で、スーパーやホームセンターも地方ならではのローカルで、名前も違うし売っているものもなんだか違う。
そして、どこに行っても地元の人たちがこの地の方言で楽しそうに会話している姿を見て、「自分だけがよそ者なんだ」と孤独感や除け者のような気持ちを感じてしまい、移住前は友人と毎週末遊びに出かけていたようなアウトドア派だった私が次第に外に出ることさえ少し億劫になっていきました。
また、ここでは車での移動が必須でした。
免許証は数年前にとっていたものの、都会では電車移動が主だったのでいわゆるペーパードライバーだった私。
猛練習して運転操作はそつなくできるようになりましたが、土地感もないので毎回どこに行くにもナビを設定し、緊張しながら運転して外出することも、その頃は結構ストレスに感じていました。
▶︎田舎の豊かな自然に後押しされて、少し前向きな気持ちに
そんな状況の中、私を支えてくれたのはこの土地の豊かな自然です。
都会ではなかなか見ることのできなかった満天の星空や、早朝に聞こえる鳥のさえずりの声。ビルや高い建物が少ないので空がとっても広く感じて、夕方になるととってもきれいな夕日も見ることができます。
そうした自然の美しさに触れることで、ここでの暮らしにも良いところがあることに気づきました。
都会の便利さはないけれど、都会で当たり前にあった便利なあれこれを求めるのではなく、「この土地だからこそあるものに焦点をあてよう、例えばこんな風に自然と触れ合えるのもいいのかもしれない」と少しずつ思い始め、朝近くの海や公園まで散歩に出て心地よい空気を吸ってみたり、趣味のカメラを持って星空の撮影に出かけてみたり。
そういったこの土地ならではの楽しい経験をすることで、自分の中で気持ちが変化していくことを感じました。
②夫婦での支え合いを大切にすること
▶︎夫と私の孤独感への違いに対してのイライラ
移住して孤独感が強かった頃は、夫に「ここでの生活も時間が経てばきっと楽しくなるよ」「大丈夫だよ」と励まされても、所詮ここは夫の地元で、夫の身内は近くにいるんだし本当の意味では私の気持ちなんてわからないでしょうと思い、その頃の私にはその優しい言葉はなかなか響きませんでした。
かえって、心の中では「どうして私がこの場所で暮らさなければいけないの?」という苛立ちが大きくなるばかり。
今まで私と話す時には関西弁を使っていた夫が、移住先の方言を使って話してきたりした時には余計に疎外感を感じてしまい「その言葉使いはやめて!今聞きたくない」と夫にイライラをぶつけたこともありました。
▶︎夫婦で感じた孤立感
一応、移住先は夫の地元でしたが、実は夫自身も10年以上関西で生活していたため家族以外の知り合いはほとんどいませんでした。
一緒に暮らして一緒にいれるからこそ夫を支えたいと思う気持ちがありつつも、どこかさみしい気持ちが慣れない環境の中で抑えられず、夫に当たってしまうこともありました。
それでも、夫は私を励ましながら「一緒にここでやっていこう」と前向きに考えて支えてくれました。
例えば、引きこもりだった私を見かねて、私が興味のありそうなカフェや美術館を検索して探してくれたり、新しくカメラを購入して写真が好きな私と出かけられるように工夫してくれるなど、友人が周りにいなくても寂しくないように行動して私のことを支えてくれました。
そんな夫の優しさに触れて私も次第に少しずつ気持ちが変化していき、これから2人で楽しく暮らすためにはここで何をすべきかについて夫婦で時間をかけて話すようになりました。
お互いの楽しいと思えることをして過ごしていきたいと思い、私もスマホで色々と調べて、夫を誘って近くのカフェで行っていたコーヒーの淹れ方教室に参加したり、休みを合わせて地域のお祭りに参加してみたり、夫婦で楽しく暮らしていくためにできることを少しずつはじめてみました。
③孤独を埋めるための行動を起こす
▶︎地域とのつながりがもたらした変化
そんな私達の生活を大きく変えたきっかけとなったのが、地域で開催されていた「UIターン交流会」への参加でした。
この交流会は、UIターンでこの地で暮らしている移住者が集まるイベント。移住して10ヶ月がたった翌年2月に、夫と相談し思い切ってこのイベントに参加してみました。
ドキドキして参加したその場で出会ったのは私と同じように移住しこの地で暮らしている「大勢の人々」でした。
年齢性別状況もさまざまでしたが、こんなにたくさんの人が同じUIターンでこの地に来て、この地で楽しく暮らしているというその事実を知り、UIターンの移住者の方々とのお話を通して孤独や不安を抱えながらも、ここでの生活を前向きに楽しもうとする方の多さに直面しました。
移住して1年目、2年目、3年目…。
この土地でみなさん色々な経験をされていて、楽しく過ごそうとする前向きな姿勢に感動し、「私も頑張ってみよう」という気持ちが強くなり勇気をもらいました。
さらに、主催の市役所の職員さんやお手伝いできていた地元の人たちの温かい言葉にも救われました。
「都会から来たんですね、大変でしょう。でも何かあったらいつでも声をかけてくださいね!」という言葉に心が軽くなるのを感じました。
▶︎子どもを迎える決意
移住から2年以上が経ち、少しずつここでの生活に慣れてきました。
UIターン交流会がきっかけで、私と共通趣味である写真が好きな友人ができ、さらにその友人の友人と…と、少しずつ輪が広がっていき、この地でも友人と呼べる存在が数人できました。
自分の中で少しずつ安心できる環境が整ってきて、年齢のことや周りの影響もありますが、自然と会話の中でそろそろ子供が欲しいという気持ちがお互い芽生え、話すようになりました。
もちろん、正直なところまだ不安な気持ちもお互いあったと思います。
私の実家が遠く周りに頼れる人もまだ少ない環境で妊娠・出産・子育てをするのは、簡単なことではないだろうと思っていたからです。
それでも、少しずつ地域とのつながりが増えていったことが自信になり「ここでならきっと大丈夫」と思えるようになっていきました。
まとめ
私はこの
①前向きな視点で、環境に適応するための努力をする
②夫婦での支え合いを大切にする
③孤独を埋めるための行動を起こす
の3つのことを行ったことで、
誰一人として知り合いのいないこの土地でも、楽しく子育てをしながら暮らせるようになりました!
私のこの経験が、ぜひ同じ状況の方、家族の都合や転勤などで、私と同じように慣れない土地で新しい生活を始めた方や、これからその状況に向き合う方にとってのエールになれば嬉しいです。
〈後編・子育て編〉では、この土地での妊娠・出産・子育てがどのようにスタートしたかをお話しします。
慣れない育児の不安の中で支えとなったサポートや、子育てを通じて見つけた地域の魅力についてもご紹介しますね。ぜひ続きもお楽しみに!
最後に
私自身、子育ては本当に学びながらの日々です。
まだまだ初心者の私ですが、自分が学んだことや経験したことを、このブログを通じて少しでも共有したい、私自身の経験を発信することで読んでくださった方にとってなにか一つでもプラスになるものがあったらと思いnoteへの投稿をはじめました。そして「なつくんママがんばって!」と毎日ワンオペ育児に奮闘中の私も頑張れるようエールをもらいたい…笑 という気持ちも。未熟者ですが、温かく見守っていただければ幸いです。また、子育て中の方も、これから子育てを始める方も、ぜひ読んでいただき、時にはほっとできるような場所になればいいなと思っています。
子育て経験のある方からのアドバイスや、わたしと同じような子育て初心者のママさんの体験談も伺える場にもしたいと思っていますので、どうぞお気軽にコメントやメッセージをいただければ嬉しいです!よろしくお願いします。