会場写真12

なんでスタンプなんですか?その2

こんばんわ。

引き続き、振り返り第2章。

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大学院卒業1年後の2012年に、思い切って南青山の住宅街にあるギャラリーを1週間借りて、個展「都会の回遊魚」を開催しました。

新橋や品川などを観察し、街中にいるサラリーマンを元にスタンプを制作しました。
数えてみたら、スタンプは全部で396人分でした。

この展示ではじめて「できた」と思いました。

友人や大学関係者など、たくさんの方にご来場いただき、興奮していい汗をかいたのを覚えています。

その後、グッズやイベント、コンペに出したりしていくうちに、インクジェットの滲んだ文字で、はじめて「イラストレーター」と書いた名刺を作りました。その頃はまだ仕事をいただいたことはなかったけれど、そのうち徐々にお仕事をいただくようになり、現在にいたります。

何のためになるかもわからず、湯水のように時間を使って、ぶらぶら街を観察していたあの頃のおかげで、私の頭とPCには東京のデータがたんまりあり、今もそのデータを使用することがあります。

よくわからず始めた活動ですが、たぶん「サラリーマンはスタンプみたいにみんな同じように見えるけど、よく見るとひとりひとり個性的で面白い」ことから、固有性みたいなものを抽出してスタンプを作っていたんだと思います。

スタンプは汎用性があり、展示をすると来場者のみなさんが押してもらえるという「アクション」があり、持って帰ってもらえる「おみやげ」になるのが気にっています。

また、人間の「哀愁」や「素朴さ」を表現するのに、スタンプは向いている気がします。

ということで、スタンプの表現は果てしない。。。

あらたな気持ちで2017年をはじめるにあたり、1月中に振り返りをしておきたいと思っていたので、なんとかギリギリセーフ(アップ時1月31日)でした。。



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