歯の健康は身体の健康だ
子どもの頃、祖母に「自分で治せない身体のパーツはきちんと医者にかからないといけない」と言われた。その教えを守り、私は特に歯の健康には気をつけている。そのわりに、むし歯になりやすい。
昔、地元の歯医者で治療してもらった箇所にいつまでも違和感が残っていた。なぜか春頃になると特に痛みを感じ、なんだか身体の調子もイマイチな気がした。その原因は、むし歯の根元まで薬が行き渡っておらず、菌が繁殖して膿が溜まり鼻の方にまで影響していたからだった。最終的に、別の歯医者の自費治療で根管治療を受けた結果、すっかり良くなった。そのとき、「歯の健康は身体の健康」と実感した。
自費治療の良いところは、なんと言っても一度で治療が進むところだ。(ただし、高額)健康保険を使うと1日に治療できる点数が決まっているそうで、ちょこちょこしか治療が進まない。何度も予約を取り、時間を作って行く手間がかかる。
とはいえ、定期検診や小さなむし歯は保険治療で行っていた。
昨年末にかかりつけの歯医者で定期検診を受けたとき、一度治療した歯にむし歯が見つかり、かなり時間をかけて通うことになった。あまり深刻に考えておらず、そのまま通い続けてようやく終わりが見えてきたが、どうも違和感がある。かなり歯を削ったので慣れるまでそんなもんかな〜(?)とのん気に考えていたが、被せ物をして治療完了後も、「え、これで終わり?」という違和感。医師からは違和感が続くなら根管治療と言われた。高額なのを知っていたので、まずは他の歯医者で診てもらおうと探したところ、とあるクリニックを見つけた。手術用顕微鏡で根管治療をしているようで、症例も沢山確認でき、診てもらって根管治療になったとしてもお任せできそうと思い、早速予約を取った。
初回は精密検査(保険診療)で、顕微鏡やCTで確認してもらったところ、違和感のある治療済の歯は、薬が行き届かず(またかよ)中で炎症しているようだとわかった。花粉の時期にしては長いなと思っていた変な鼻詰まりも鼻まで膿が来ていたからのようだ。また、長らく使ってきた歯は、治療した歯の詰め物が柔らかく、噛み合わせの歯からダメージを受けてひびが入っていたり、治療済の別の歯に新たなむし歯を発見されたりとなかなかの結果だった。様々な説明を受け、納得した上で根管治療をお願いすることにした。見積もりの段階で子宮頸がんの治療にかかった金額より高かったが、迷わず決めた。「歯の健康は身体の健康」だし、違和感のあった歯は、だんだん痛み出していた。
そして今、根管治療は完了し違和感・痛みはすっかり治り、被せ物ができるのを待っている状態だ。もちろん鼻詰まりも治った。これを被せたら少しずつ他の歯もメンテナンスしていく予定だ。
根本的にむし歯が防げればと思うのだけど、やはりそこは個々の歯質や唾液量、食生活等が影響しているそうなので、とりあえず歯磨きとフロスを今まで以上に頑張るしかない。歯磨きは試しにAmazonで「奇跡の歯ブラシ」なるものを買ってみた。使用感は結構綺麗になるかな? という感じ。まあ、それで磨きつつ、高い治療費を払ったので今後の定期検診は今回行ったクリニックで顕微鏡で診てもらってクリーニングしてもらう(自費診療)つもりでいる。
いつか小金ができたら、銀歯を全てセラミックに変えよ! と考えていたが、そのタイミングが今来たようだ。小金はどうにかして、口の中の健康を向上させたい。