西オーストラリアお手軽ワイルドフラワー探訪
私の住む西オーストラリア州は春のワイルドフラワーが有名です。西オーストラリア州に咲くワイルドフラワーの数は12,000種以上で、そのうちの約8割がここでしか見られない固有種だそうです。
パースに来て3年目、この春こそはワイルドフラワーを見に行こうと、いろいろ調べて、実際に見てきたのでまとめます。
家族の中で花好きなのは私だけなので、ワイルドフラワーのために車や飛行機で何時間もかかるようなところは行けません。なので、比較的気軽に行けるところにしました。
キングス・パーク植物園
パース住民が一番お手軽に、いろんなワイルドフラワーに出会えるのは、キングス・パーク植物園です。その年の天候にもよりますが、9月頃から徐々にいろんな花が咲きます。
今年の9月に行ったときは、エバーラスティングはじめいろんなワイルドフラワーがきれいに咲いていました。
自然の中のワイルドフラワーは、当然ながら必ずしも群生しているわけではないので、探すのが大変です。でも、植物園にいけばまとめて植えられているので、見逃すことなく楽しめます。
相当コアな野生植物ファンでなければ、まずはキングス・パーク植物園で気軽にワイルドフラワーを楽しむのがオススメです。
花壇じゃないところにひょっこりかわいいお花が咲いていたりするので、足元に注目しながら歩いてみましょう。
入口からちょっと離れたChamelaucium and Anigozanthos Gardenが、私のお気に入りです。今年の9月は、ワックスフラワーがきれいでした。
同じエリアで、去年の11月にはいろんな色のカンガルー・ポーが満開でした。
花の形がカンガルーの手みたいだから、カンガルー・ポー(Kangaroo Paw)と呼ばれています。
ちなみに赤と緑のカンガルー・ポーは、西オーストラリア州の州花です。
ルシュー国立公園
キングス・パークのワイルドフラワー達に魅せられて、ぜひ自然の中のワイルドフラワーも見てみたくなりました。
9月の3連休中日、パース近郊の有名観光地であるピナクルズ・ランセリンとセットで、ピナクルズの北に車で1時間弱(パースから車で2時間半)ほど行ったところにあるルシュー国立公園に行きました。
行ってみると一面に広がるグラスツリーの幹が黒焦げでした。今年の4月に山火事があったようです。全体像の写真を撮るのを忘れちゃったけど、下のゴールデンロッグヘッズの背景にも黒焦げの木が見えます。
山火事の前は、もっといろんな植物が生えていたのかもしれません。私が行ったときには、黒焦げのグラスツリーと、小さなワイルドフラワーたちが咲いていました。
Googleレンズで調べてみると、多くが西オーストラリア州固有種です。
公園内の説明によると、山火事は生態サイクルのひとつとして機能しているそうです。山火事によって大型の植物が燃えて開けた場所では、地表の日当たりがよくなって、小さな植物が芽吹き始めます。
また、バンクシャやユーカリの中には、山火事が起きると種子が発芽するような仕組みを持つものがあるそうです。
焼け跡に咲き乱れる小さなワイルドフラワーたちを見て、生物たちの知恵というか底力を感じました。
おまけ
ハリモグラ
ルシュー国立公園からの帰り道で見つけたハリモグラ(Echidna)。カモノハシと同じ単孔目で、哺乳類だけど卵を生みます。道の真ん中をのっそり歩いているのを見つけて、車を止めて観察。めちゃくちゃかわいかったです。
Lobster Shack
ピナクルズ・ランセリン方面に観光に行ったら、Lobster Shackでのランチがオススメです。個人的には、味はふつうかな?と思うけど、海が見えるテラス席の眺めが最高なので、ぜひともテラス席を確保してください。
天気のいい週末はめちゃくちゃ混むけど、予約はできないので、早めにいくとよさそうです。9月の3連休に行ったときは、2時でも大行列でした。
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私はオーストラリアで子育てしつつ、オンラインでライフ/ビジネスコーチとして活動しています。特に、以下のような方へのコーチングが得意です。
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ヘッダ写真:UnsplashのMegan Clarkが撮影した写真