夫婦の幸せは、高級ホールケーキではなく、手作りクッキーである
心理カウンセラーとして、ご夫婦の面談やパートナーシップに関するセミナーをする機会は多い。
いろいろなカップルの実情を伺っていると、なんだかギクシャクしていたり、喧嘩上等カップル(^^;)の根底には、ある共通の特徴があるように思う。
■夫婦は平等でなくてはならない・・・!?
もちろん平等がいい。
「人」としては。
でも、夫婦の幸せの機会や量(?)に対して、平等とか、公平という看板を掲げた分配法則を適用するとどうなるか?
平等に半分こね、、、って何だか良さ気?に始まったはずなのに、
じゃぁ、あなたこの前飲みに行ったから、今度は私の番ね。
私がこの前我慢したから、今度はあなたが我慢してね。
一回は一回だからね…とカウントされる。
・・・(-_-)ウーム
これは、自分の権利を勝ち取るための「戦い」の始まりだ。
どちらが得をしていて、どちらが損をしてるのか?
もちろん、自分が損をしないようにと、お互いが目を光らせる。
■幸せはいくらでも量産したらいい
パートナーシップにおける幸せを、全体のパイが決まっているホールケーキのようなものと捉えていると、
なんであなたばっかり○○で、私の方が××なの!?
あなたがそんなに獲ったら、私の分が無くなっちゃうじゃん!
と文句を言いたくなる。
そう!「無くなったら困る」から。
しかも、このホールケーキが、
_どこかから偶然手に入った物 で
_巷で美味しいと評判の品 で
_生産数の決まっている限定品 なら、
尚更、「自分の分」を主張したくなる。
(それは私も食べてみたい・・・笑)
でも、それって、幸せについて
_誰かが運んできてくれる とか
_みんなが認めてるもの とか
_運命ですでに決まってる
みたいな受け身的思考で捉えていることとよく似ているかも。
幸せが、どこかから与えられるだけなら、そりゃ自分の分を主張するのに必死になるよね・・・^^;
だから、こんな風に考えてみてはどうだろう。
幸せって、もっと
_自分で生み出すこともできる し
_それぞれ自分(たち)なりの好みがある し
_色も形もいくらでも変えられる
手作りクッキーみたいなものだと…。
■パートナーシップの育て方
手作りクッキーなら、不恰好でも味があって、材料が足りなくなったらまた仕入れればいい。
同じ味に飽きてきたらなら、スパイスとかドライフルーツとか入れてみたらいい。
いつだって、どれくらいだって、食べたかったらどんどん作ったらいいんだから。
夫婦は戦友とはよく言ったものだけれど、内輪で陣取り合戦をしていたら、外からやってきた苦難や試練に立ち向かえるわけがない。
(いや、時にその苦難や試練のお陰で、内輪の合戦がやむ無く収束するというケースもあるけれど…^^;)
いざというときのためにも、日頃、何を材料に自分たちはクッキー作りができるのか、意識しておくのは大事だ。
☆お知らせ☆
2月最初のウェルビーイングチャンネルは、
「結婚の満足度は◯◯の共通性で決まる!?」と題して、パートナーシップについて。
今回は、恋と愛はどう違いますか?
恋→愛に移行するには何が大事だと思いますか?
などの問いに、みなさんからのコメントをもらいながら進めます。
(↓こちらの画像をクリックするとYouTubeに飛びます。音が出ることがあるのご注意を)
※ライブ版はこちらから。
一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミーのFBページ