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ウェルビーイングなリーダーシップ〜戦略的存在感の無さ
高知に初上陸!
アンパンマン列車にゆられ、
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龍馬さんにも出迎えられて
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美味しいお魚三昧!
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・・いやいや!そうじゃなくて、
今回の目的は、ず〜っと生で聞いてみたかった、ネッツトヨタ南国の横田会長のお話と、実際の会社の様子を拝見するため。
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eumo Academyさんの短期フィールドワークコースに参加させていただきました。
オンラインの講演やYouTubeでは拝見していたものの、やはり生で、そのお人柄や佇まいを感じたい!
そんな横田さんへの思いで(笑)今回の訪問はとても楽しみにしていたら・・・
なんと!!!
30名が集まる懇親会のお席で、横田会長のお隣の席に座らせていただくという奇跡が!
(懇親会会場に一番乗りで到着した私たち数名が端の方に座っていたら、間も無く到着された横田会長ご夫妻がその隣に詰めて座ってくださったというミラクル♡)
・・・で、実際にお目にかかった横田会長は、
「チャーミングな仙人」のような方でした^^
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以下、今回のフィールドワークで学んだこと、奇跡の隣席で質問しまくった私が感じたことをまとめておきます。
■本気の「従業員第一主義」
ネッツトヨタ南国という会社は、
お客様満足調査全国トヨタ(308~270社)1位13回
全国トヨタ販売店総合表彰14回受賞
日本経営品質賞受賞(2002年)
ホワイト企業大賞受賞(2014年)
という数々の受賞歴をもち、こちらの書籍にも掲載されているし、
ネット検索していただければ、様々な記事でその「顧客満足度」の高さが語られている。
中でも、今回目の当たりにしたのは、「従業員満足度」ならぬ、「従業員の働きがい充足度」みたいなもののレベルの高さ。
社員の人たちが、「やる気」という本当の内発的動機によって職場に集っている。
私自身は、「内発的動機」を主軸にしたカウンセリング手法を用いて、長年臨床に携わり、その重要性を伝える講演や研修を行ってきた立場だけれど、経済活動を営む企業という組織で、働く人たちの「内発的動機」を本質的に理解し、その維持に本気で取り組み、結果としてしっかりと実績をあげているリアルな場を目にするのは、初めてのこと。
だから今回、横田会長のお話だけでなく、従業員の方々が等身大で語ってくださったことが、とても印象に残った。
■「満足」と「幸せ」の違い
「何のために働くのですか?」
ネッツトヨタ南国さんに入ったら(入る前から?笑)、毎年毎年、何度も何度も、いや飲み会の度に(笑)この問いに向き合うようになるとのこと。
別に正解があるわけではなくて、自分の働く目的を自分で考える。
そういう思考(考える癖)をめぐらせることが大事にされている。
はじめのうちは、給料のため、ボーナスのため、自分の生活のため・・・みたいな答えがフツーに頭にのぼるわけですが、何度も何度も(笑)職場の先輩や同僚と語るうちに(こういうこと語るのがめっちゃ好きな人たちが集まってる組織のように思いますが…笑)、
物質的な満足と持続的なやり甲斐の違い、数字に表せる目標と追求すべき目的の違い、そんな違いがあることに皆さんが「自力で」気づいていくプロセスがあるようで・・・
そのうち、「ここで」「この人たちと」働く幸せを、フツーに語るようになっていく、、、らしい(笑)
例えば、社員の皆さん自身が、お客様とのつながりや喜んでいただけることを願って考え出したアイデアは、特に上のハンコ(許可)がなくても、それぞれの立場で協力してことが運ばれていくのだそう。
だから、「せっかく考えたのに、結局許可が降りなかった・・」とか「根回しに時間がかかってるうちに、やろうと思ってた熱が冷めて、台無しになった」とかいうことは起こらない。
ディーラーですから、販売目標ももちろんあるのでしょうけれど、個人の目標は自分で立てるし、万が一それが達成されなくても誰からも叱られたり罰せられたりしない。
その代わり、何が障害になったのか?どんな協力が必要なのか?は分かち合ったり振り返ったりする。
(ふむ・・・これね、簡単にまとめて話せる内容じゃないのよね・・笑)
ある女性社員の言葉。
「私たち、きっと車じゃなくても、何でも売っていけるよね♪ っていつも話してるんです」
その笑顔がすべてを物語っているように感じました。
■叱らない、褒めない、教えない
横田さんが繰り返し言っておられたのは、
「社員に聞いてみる」ということ。
あなたはどうしたいの?
みんなはどう思う?
これはどうかな?
そして、この問いに対する正しい答えを、横田さんは持たない(言わない)ようにしている。
もちろんご自身の価値観や意見は持っているわけだけれど、極力、ご自身がそれを示したり、声をあげたりすることはせずにやっている。
「教えない」んだそう(笑)
そんな横田仙人が(笑)飲み会の席で教えてくれました。
老子の言葉のようですが、
「理想のリーダーというのは、存在を忘れさせる人なんだよ。
それを目指そうと思っててね・・」
私、「へ?」となりました(苦笑)
でも、次の日に引き続きお聞きした横田語録の数々・・
「僕は、No.1になろうとか、会社を大きくしようとか、は思わないように気をつけている」
「社員とフラットな関係でいられるためのことに、けっこう心を配っている」
「謙虚にふるまったら、だんだんうまくいくんだということがわかった」
・・から、横田さんは、本当に、テクニックやスキルではなくて、本質的なマインドやあり方からブレずに、いろいろなことを試してこられたんだな・・ということがストンと胸に落ちました。
あ〜、もっといろんなエピソード伺ったんですが、文字にするとその雰囲気が伝わらない〜^^;;
(あとで追記するかも?笑、聞きたい人は、会った時に尋ねてください)
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このフィールドワークの内容をまとめた「人を大切にするウェルビーイングな会社」について、8月5日発行予定のAWEのメルマガに掲載予定です。
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