無料オンラインイベントでのセキュリティ設定について 〜shiawase2021開催に向けて〜
いよいよ今週末、shiawase2021が開催されます。
こちらのイベントは、こんなに豪華な講演者が揃って、こんなに数多くのワークショップが目白押し!にもかかわらず、すべて無料で行われる、超太っ腹なイベントです。
3月20日の国際幸福デーにちなんでこのイベントが始まったのが、5年前。
以来、企画も運営も出展者もすべてがボランティア。
そのあたりのお話が知りたい方は、ぜひこちらの動画をご覧ください(笑)
で、この記事は、shiawase2021に出展しようとされている皆さまに向けたおせっかい記事です(笑)
しあわせとかウェルビーイングを伝えたい!
他者の人生幸福度に貢献したい!
そう思っている人が集まるイベントですので、セキュリティについても、そんなに心配しなくていいのか… とも思いますが、
(ちなみに前野先生は「仮にアラシさんが来たとしても、《あ〜アラシさんにもしあわせになろうとしてるだよな〜》と思いながらやれば大丈夫!」という、これまたさらに太っ腹なお人柄を表していらっしゃいました/笑)
今回初めて出展される方は、本番でZoomを開いてたら自分たちのコンテンツを進めるだけで精一杯で、もしそんないたずら心を発揮される人が乱入してきたら、せっかく準備してきたのに残念な結果になっちゃいそう・・・というご心配もあるのでは?
ということで、あくまで念のためですが、これまでに私が培ったイベントオーガナイザースキルから、今回役立ちそうなことを簡単に(と言いつつ長くなったけど…^^;)チェックポイントだけを紹介しておこうと思います。
■事前申込み者リスト無しで開催するイベントの性
shiawase2021のサイトに行っていただくとわかるのですが、
数あるワークショップの紹介ページには、すでにそれぞれの当日のZoomリンクが掲載されています。
このイベントは、基本的には事前申込みをしていただくことをお願いしているのですが、それぞれのワークショップに参加するだけだったら、その時間に掲載済みのリンクをクリックすれば、誰でも入ってくることができます。
皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか?
約1年前「Zoom」というオンライン会議アプリがドドーッと広がった時、そのアンチの方々が口々に「Zoomはセキュリティが脆弱で…」と言われて、様々なアラシのケースが報告されたことを・・・^^;
その後、Zoomさんはすごいスピードでセキュリティを強化されました。
その一番のストッパーとしてデフォルトになったのが「パスワードの埋め込まれたリンク」と「待機室設定」です。
有料無料を問わず、事前申込みの必要なイベントであれば、その申し込んだ人だけに当日のリンクをお伝えすることができますし、お名前がわかっていれば待機室でその方をチェックして入室を許可することもできます。
が、しかし・・・
そうなんです。
このshiawase2021イベントは、リンクはすでにオープン。
参加者リストも事前にはない。
当日そのときになってみないとどういう人が何名くるかもわからない。
・・という背景の中で開催されるわけです。
■誰でも招き入れるからこそ知っておきたい3つのこと
というわけで、今回の場合、開始したら待機室はほぼ意味がありません。
そして、せっかく自分たちの発表やワークショップに興味を持ってくれたのなら、どなたでも受け入れて一緒に良い時間を過ごしたいと皆さんが思われているはずです。
いろいろ細かいことを書き始めるとキリがないので、ここでは、ホスト初心者でもこれだけ知っておけば安心できる(かも…)という3つのことをご紹介します。
※あらかじめブラウザのアカウント内で設定できることもありますが、今回は本番が始まってからでも対処できることに絞っています。
わかりやすいように、セキュリティの設定項目に番号を振りました。
1)画面共有はホストだけができるように
まず最初にできることは、③の画面の共有のチェックを外すこと。
これはどういうことかというと、このチェックが入っていると、参加者の誰もが好きな画面(もしくは動画など)を共有することができるということです。
主催者はパワポなどのスライドを見せて説明したり、コンテンツを進めていかれることがほとんどだと思いますが、誰もが画面共有ができてしまうと故意であれウッカリであれ、本編とは関係のないものが共有されるということになります。
2)ミュートオフ設定の切替は超大人数のときは結構便利
⑥のミュート解除の許可設定。
これはアラシ対策というよりも、1画面では把握できないくらいの人たちが入ってきて(いまは50名まで1画面で確認できます)途中の入退場が多いイベントでは結構重宝する設定です。
このチェックを外しておくと、参加者が自分で自分のミュートを解除することができなくなります。
オンライン生活に慣れた人たちが増えたとはいえ、ついミュートしてない状況でワンコが急に鳴いたり、ピンポンが来たり、バックグランドの音が入ってしまうということはあるもの。
あらかじめマイクオフで入室していただく設定をしていたとしても、主催者が話している途中でうっかりミュートを解除してしまって、資料をめくるバサバサ音やPCのキーボードをたたくガタガタ音が漏れちゃう…ってことも。
アイコンタクトのできる人数であったり、ホストがミュート隊になれる余裕があるなら問題ないと思いますが、いざというときはこのチェックを外すと、外している間はうっかりミュート解除を防げます。
(以前、スマホで入っている方がそのスマホに電話がかかってきて、ミュート解除ボタンを押し間違って電話に出てしまい、その内容がイベント中に駄た漏れてしまった…ということがありました^^;)
3)チャットの設定も切り替えられます
④のチャットの設定は、チェックを外してしまうと参加者はチャットが送れなくなってしまいます。
(ので、これはチェックをいれたままが良いと思います)
ただし、誰にチャットを送れるのか?というのはいくつか設定があります。
「参加者」アイコンを押して参加者リストを出すと、その右下の方に「・・・」がありますので、そこをクリック。
そうすると、4つのパターンから設定を選べます。
・該当者なし というのはチャットは送れない状態
・ホストのみ は参加者がホスト(共同ホスト)宛には送れる
・ホストとパプリック はホスト以外に「皆様」宛に送れる
・全員、またはプライベート は、参加者一人一人がそれぞれ相互がやりとりできる設定です。
(ブラウザからのZoom設定で「プライベートチャットを許可しない」に設定している人は上の3パターンが表示)
ワークショップの中では、チャットを使って交流を図る仕掛けも想定されますので、必要に応じて設定を変えられるとよいのではないかと思います。
これは、開始後、途中でも都度変更できます。
■どうしても「どうしよーーー!!」というときの緊急ボタン
そんなことはあって欲しくはないけれど、万が一入ってきた人のいたずらが過ぎて手に負えないなーというような事態になったら、⑧の参加者アクティビティを一時停止(赤いところ)を押しましょう。
※これ押しても、もう一段階あるので、試しに押しても大丈夫。
これを押すと、自分も含めて、全員がミュート&ビデオオフ、画面共有ストップという状態になります。
一旦ストップするというだけで、MTGは終了したりしませんので、困った状態を修正して再度立て直す・・・というために使えます。
※Zoomに報告するというチェックがあるので、するかしないかも選べます。
●もし問題を起こす人がいたら、その参加者を「削除」「告発」というのもできますが、今回はあえてその方法は触れていません。
※説明しなかった部分の補足
①ミーティングのロック:ここをチェックすると、この後は誰もそのミーティングには入れません。いわゆる鍵をかけるという状態。
ただ、ネットワークが不安定で一度落ちてしまって入り直す、という人も入れなくなってしまうので要注意^^;
②待機室を有効化:ここのチェックを外すと、新しい参加者が待機室をスルーしてミーティングに入れるようになります。
⑤自分の名前を参加者自身が書き換えられる方どうか
⑦ビデオの開始:チェックを外すと、ビデオオフ(顔が見えない状態)の人が自力でオン(顔見せ状態)にすることができなくなります。
■shiawase2021の大成功を祈って
私が共同代表理事を務めるウェルビーイング心理教育アカデミーも、今回2枠出展します。
↓ 私たちが担当するワークショップはこちらです
もちろん、私たちのワークショップにも興味をお持ちいただきお越しいただけたら嬉しいですが、ぜひこちらのサイトをご覧になって、自分の興味関心のアンテナに引っかかったところに、触れていただけたらと思います。
イベント発起人のお一人、慶應SDMの前野隆司教授は、
すべての人は、生まれてきた以上、幸せに生きる権利を持っていると思うんですよね。しかも、すべての人は、幸せになるポテンシャルを持っている。なのに、多くの人が、何かに悩んだり、挫折したり、苦しんだり、困ったり、不安になったりしている。
もっとみんなが助け合い、もっとみんなが応援し合えば、もっと人類は幸せになれるのに。争ったり、戦ったり、自分だけ勝とうと思ったり、人を陥れようと思ったり、意地悪したり、妬んだり、悔しがったり、羨ましがったりするのをやめて、みんながみんなの幸せを願えば、もっとみんなが幸せになれると思うんです。
とFBで書かれていました。
幸せを語るなんて、ちょっと恥ずかしい・・・
ましてや人と分かち合うなんて、抵抗ある・・・
そう感じられる方々が少なくないということは知っています。
でも「しあわせになりたい!」とおおっぴらに語ることは憚られても、「私、しあわせになりたくないんです」とおっしゃる方はいないのではないかと思うのです。
今年のキャッチフレーズは「ウェルビーイングってなんだろう?」
ここに関わられたすべての方の「ウェルビーイング」が高まるイベントになることを期待して、私もワークショップの最終準備に入りたいと思います^^
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