体力は世界を変える 〜身体的ウェルビーイングが新しい挑戦を後押ししてくれる話〜
たまには日常の出来事から。
夫の好奇心に付き合ってカヤック体験に行ったら、なかなかどうして、これが結構楽しかったという話。
できれば水には入りたくない
マリンスポーツは全般的に苦手。
なぜなら泳ぎに自信がないから(笑)
小学校のプールの検定では、なんとか25mは泳ぎ切った記憶があるけれど、多分、息継ぎは形を真似してるだけ。潜水に近いと思う(笑)
海まで徒歩5分の茅ヶ崎育ちだけれど、湘南海岸っていうのは泳ぐ海じゃないと思っていたし(苦笑)、
家の斜め前が人気のサーフショップだったけど、真っ黒に日焼けして平日の昼間からタムろっている大人たちには、声を掛けられてもついていっちゃいけないって親から刷り込まれていたから(笑)サーフィンにも興味を持てなかった。
そんなこんなで、マリンスポーツは、私にとっては敷居が高い。
だけど、実はカヌーは今回が初めてじゃない。
もう10年以上前だけど、河口湖で夫と二人乗りのカヌーに乗ったことがある。
ただそのときの記憶が最悪で、出航した途端に天候不良・・。
一生懸命漕いでも、強風に煽られて全然進まないし、前に座っていた夫に「ほら!もっとちゃんと漕いでよ!」って責めらるし(夫がそんな風に強く言うのは珍しいので、きっと彼もかなり焦ってたんだと思うけど/笑)、結果、岸に押し流されてしまってイントラさんのカヌーに括られて救助されたという、超苦い思い出になった。
体力への自信は行動範囲を変える
だから、水の上より雪の上の方が好きだし、別にこのままカヌーの楽しさなんて知らなくてもいいかな…と思うところなんだけれど、
なぜか「カヌーやらない?」っていう夫からの誘いに、今回「うん、いいよ」って乗ってしまった。
この夏の暑さのせいか・・・と思ったけれど、どうもそうじゃない。
多分理由は、もう5年もやっているZumbaに加えて、この半年間別メニューの筋トレも始めて、ちょっとは体力ついてきたかも・・・っていう自己評価のおかげ。
「いまだったら出来るかな・・」と思えたから。
健康に関して一番大切だと言われているのは、検診などでの数字よりも、自分の生活習慣についての自己評価。
「健康ですか?」と聞かれて、運動不足じゃないか、食生活はジャンクじゃないか、快眠で快便か、、、と振り返れば、自分が健康的に過ごしているかどうか、誰でも見当がつく。
そのとき「はい、健康です」と胸を張って言えるっていうのは、すごく大事だと思う。
それが身体的ウェルビーイングを意識して過ごしているっていうことなんではないかと・・。
身体的ウェルビーイングが保たれていると、興味関心を抱いたり、何か新しいお誘いがあったときに、以前よりも臆することなく「やってみよう」と感じられるはずだ。
教え方や関わり方も重要な鍵
ということで行ってきました。
今回お世話になったのは、こちら。
長野県野尻湖畔にあるウクディパドリングスクール。
ちなみに、一般的にカヌーというのは、パドルが片側のものを左右持ち替えて漕ぐもの、カヤックというのは、パドルが両サイドについていて8の字を書きながら漕ぐもの、なんだそうです。
なので、前回河口湖で乗ったのは、二人乗りのカヌーで、今回は一人乗りのカヤックにそれぞれ乗船。
(思うんだけど、二人乗りって実はいろいろな意味で難しいよね…笑)
お盆も明けて人出もぐっと減って、ラッキーなことにこの日は2人だけのプライベートレッスン。
インストラクターの先生は、程よくフレンドリーで、教え方も分かりやすい。
最初に
「今日はこのレッスンでどんな風になりたいか?ってありますか?」
と聞いてくれました。
「どんな風になれるとかどんなことができるのかの選択肢がわかりません…笑」と答えてしまったけど、しっかりと目的をもってレッスン受ける人もいるわけで、ちゃんとそれぞれに寄り添ってくれようとしてるスタンスなんだなーと安心できた。
それに何より、初めから私たち夫婦それぞれのファーストネームを覚えて、ちゃんと名前を呼んで関わってくれたことが、私的には加点ポイント。
その昔、スキーのグループレッスンに夫婦で参加したとき
「では、ワタナベさん(夫のこと)と奥さん(私のこと)」
みたいに呼ばれたことがあったけど、もうその時点で、「このイントラさん、イケテナイ・・・」って思っちゃったから(笑)
質問したことにも適切に答えてくれる。
パドルの漕ぎ方で出来てないところは、タイミングをみて教えてくれる。
詳しく聞けばいろいろテクニックはあるはずだけれど、最初から教え過ぎないで、楽しくできることを優先してくれる。
そんなインストラクターの先生のおかげもあって、今回のカヤック体験はすごく満喫できた。
初心者ながら、水の上でも緊張せずに(笑)のんびりと水の揺らぎや風の音を感じたりして、非日常に身をおく体験は極上だった。
そして、河口湖のカヌーの悪夢が塗り替えられたのは本当に良かった(笑)。