仲良きことは美しきかな
プレ開催も入れると今回で８回目。
10月最初の日曜日に行われた、しあわせなパートナーシップを考えるイベント。
ウェルビーイングな夫婦について考えたり感じたことを分かち合ったりするシンポジウムみたいなパーティ？笑
会場は、いつものように麗しい空気の漂う東京アメリカンクラブにて。
今回参加されたのは50名。
現在婚約中のカップルや結婚１-２年目という初々しい人たちから、あと数年でダイヤモンド婚式！という大先輩までが大集結！
（最年少はプニプニの0歳児男子！お連れいただき感謝。お友達同士、おひとり様でのご参加もあり、多様性に富んでいるところがまた良し♪）
■夫婦それぞれに歴史あり
臨床で結婚カウンセリングや夫婦カウンセリングをさせていただく仕事柄、好きで一緒になった（わけじゃない人もいるのか？^^;）関係であるにも関わらず、すべてのカップルが幸せに満ちているわけではないという現実を心得ている。
だからこそ、選んだパートナーを信頼し、山も谷も地獄も！超えてきたご夫婦の話が聞ける機会がどれほど貴重なことかも知っている。
共に生きてきたパートナーとのリアルストーリー。
横にはその相方がいるのだから、繕うにも限度がある（笑）
というか、こういう場面だからこそ普段伝えにくい本音がポロッと溢れてしまう。
聞いている私たちは、そのやりとりに優しさや思いやりを垣間見て、胸がじんわりあたたかくなる。
まさに幸せの伝播。
どのカップルもユニークで尊い。
お互いへのリアクションもお二人の佇まいもそれぞれ。
そこに刻んできた歴史があるのだな・・・と感動する。
■パートナーへの感謝の効果
一昨年から、主催している３組の夫婦がそれぞれにミニ講座をするスタイルに。後半は、美味しいお食事をいただきつつ参加されているカップルの歴史を紐解いたり語ったりしていただく構成。
今年の３夫婦ミニ講座は
前野隆司,マドカ夫妻より「KINTSUGI〜夫婦円満の秘訣〜」
朝野倫徳,かおり夫妻からは「生きて、愛して、老いて。〜パートナーシップは、老いてこそ〜」
私たち渡邊義,奈都子は「幸せなパートナーシップを長続きさせる“Gの法則”」
というラインナップ。
「G」とは、Gratitude（感謝）
感謝は、ウェルビーイング研究の中でもとても大きな柱の一つ。
数多の研究者がさまざまな視点から感謝研究をしている。
今回私たちがお伝えしたのは、感謝がパートナーシップにおいてどのような効果をもたらすのか。
詳細は、ちょうど夫が記事にまとめていたのでそちらを参照ください（丸投げ失礼^^;）
このイベントの素晴らしいところは、普段だったら照れてしまうちょっとこそばゆいことも、さらっと（ドキドキしながらも？）伝えられてしまうこと。
それはきっと、参加されている皆さんの「夫婦が仲良くすることって素晴らしい」という価値観が醸し出す雰囲気の賜物だと思う。
（実際、世の中には、夫婦が仲良くあるっていうことを、非現実的と遠ざけたり、諦めたりしてしまっている人たちがすごく多いから・・・）
特に、日常の中でのささやかな感謝については、意識していないとスルーしやすい。
黙っていても伝わっている・・・という期待（思い込み？）は儚い。
どんなに上手くいっている結婚生活でも（上手くいっていないなら尚更）感謝や喜びを言葉や態度で表現する（してもらう）ことが、パートナーシップに良い薪をくべることになるのは間違いない。
■真珠婚のお祝いしてもらいました
私たちは今年で結婚30年。
30年の節目は真珠婚というのだそう。
幸せな夫婦の見本となる、前野隆司・マドカ夫妻とそれぞれハグ。
こっそり書くと、私がしているパールのネックレスは母の遺品。
そしてイヤリングは、30年前の結婚式で私自身が身につけたもの。
先日読んでいた本に
女友達との旅よりも、夫との旅の方が疲れなくなる。結婚三十年目を越えたころから多くの人が自覚してくる感覚で、六十代の夫婦が、その適齢期になる。
とあった。
子どものいない私たちは、毎年数回の二人旅をずっと続けてきたけれど、確かにその感覚は以前より増しているかもしれない^^
長くても短くても、自分たちにしかわからない歴史や大切な思い出が存在する。
しあわせなパートナーシップイベントは、それを振り返ったり味わったりすることで、幸せはこんなに身近にあったんだと気づく機会。
しあわせなパートナーシップは、万人に共通するマニュアルがあるわけじゃない。
でも、何もしないで手に入るものでもない。
何によってそこに近づけるんだろう？
他の夫婦はいったいどんな様子なんだろう？
そんな興味に駆られた人は、ぜひ来年の10月5日を空けておいてください^^
ぜひ東京アメリカンクラブでお会いしましょう♪
今回のイベントはこちらでした