洋服を買わなくなったら、「すてき」と褒められることが多くなった話

たくさん食べたらお腹いっぱいになるように、たくさん見るだけでも満たされてしまうことがあるんだな。

そんなふうに思ったのは昨年末。空間スタイリングのお仕事でクローゼットの中(もしくは入り切らないくらい)のたくさんの洋服をみる中で、私の中の「洋服を買いたい」欲望が突如終わりを告げました。

なんだか、心の底から、「もう、買わなくていいや」って思ったんです。(今年、まだ一枚も洋服を買っていません)

それなのに、最近、「すてき」とお洋服を褒められることが多くなりました。

「どこで買ったの?」というその質問に「これ買ったんじゃなくて借りてるの」という私は、もしかして、ドヤ顔をしているかもしれません。だって、素晴らしいサービスと出会ってしまったから、みんなに教えたくてウズウズしちゃうんです。笑

その名は、アナザーアドレスというサブスク型のファッションレンタルサービス。

「そういうの昔したことがあるけれど、いまいちだった」という方にもおすすめしたいのは、ここのラインナップがめちゃくちゃ素敵だから。

Red ValentinoやMARNI、3.1 Phillip Limなどのお洋服の中から好きな3着を選んで、1ヶ月丸々借りることができて、月額11,880円(税込み)。(プラン自体は5500円からあります)

ネットで選んでポチりしたら家に届いて、返却するときも自宅集荷でOK。(その配送料も込みです)

しっかりした縫製のものが多いので、緩みが多くなる年頃の体もすっきり見せてくれますし、「今は着れても、この甘いデザインは来年は厳しいかもな…」というアイテムにもチャレンジできるのがうれしいところ。

印象に残りやすくてリピートしにくいけど夏に一度は着たいお洋服とか!

「入学式用のジャケットが必要」「旅行用に〇〇がほしい」「結婚式用のワンピースが必要」みたいな、いつもは着ないものを買うのってクローゼットの肥やしを増やすだけだし、突発的な支出にしては結構大きい金額になるもの。

普段着るものはもうクローゼットの中に充分あるはずで、ほしくなるのはきっとそのときに「ときめき」を感じたもの。でも、そのときめきも、数回着れば失われていくわけで…それなら所有せず、レンタルで充分!!という自分的結論に至りました。

所有するものが増えるって、幸せなようでいて、実はすごく大変なこと。物が増えた分だけ、時間が増えればいいんだけれど、そういうわけにはいかないから、ちゃんと扱うことが難しくなったり、家の中がどんどんカオスになっていったり…。

個人的には、このサービスを使い始めたことで、もともと自分が持っていたものも丁寧に扱えるようになったり(まめにクリーニングやアイロン)、手持ちの中での組み合わせをちゃんと考えるようになったのも良い変化でした。

たまのお出かけに着たいお洋服が着られること、そして、クローゼットの中にゆとりがあること…日常の幸福度が上がります。

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