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シェアすること

Instagramで仲良くなった方と先日お話ししていたら

『ルイスポールセンの照明が気になっている』と。

実際に私も使用している。だから凄く嬉しくて、色んな事を話した。知識は乏しいけど、「こんなのが可愛い」「あんなのが欲しい」とか。今の自宅ではVL45ラジオハウスペンダントを使用。乳白のガラスに真鍮のシンプルな丸っこいやつ。夫婦で気に入って購入した。

ルイスポールセンは私も大好きだし、ホームユースしやすいし、特にPH5ペンダントライトは初めて買った北欧の照明で、お客様にもガンガン提案していた。インテリア好きでなくても、街中や雑誌やテレビドラマの中でも目にしているはず。気に入って、独身の頃から使っていた。

でも、なんとなく 自分の今作りたい空間を考えたり、家族の意見を反映してると、一度取り外してみようか、となった。

引越しを機に数か月保管してあった。

ただ、手放すのはどうしても嫌で。でも、今取り付けられるところもないしな……そんな風に心の片隅で考えていた。


「え、譲る?」
「誰かに買い取ってもらう?」
「親戚で使う人いるかな?」
「照度が暗いとか言われるかな?」


模様替えの度に、色んな気持ちになった。うちでは年4回くらいはがっつり部屋の模様替えをしていた。自分の好みで選んだわけではなかったこの子にそこまでの愛着はない夫は、時折「外そうよ」と私に囁いていた。(それを私は論破し、ずっと使い続けていた。)

それに、

前の前の家から使ってるし、この灯りの下でたくさんの仲間と食卓を囲んだし、たまには鍋の湯気とかモリモリ吸い込んじゃうところも好きだった。
(大丈夫、綺麗にはしている)

愛着も思い出もあるから、手放さずに大切に保管しておく。いつか使うと思うから。・・・それもまた一つの考え。私もそう思っていた時期があった。

でも、そうしているうちに使われなくなったこの子は、陽の目も浴びずクローゼットに押し込まれ、「私が使われるのはいつなの?」と涙を流しているかもしれない。(私の感覚、PH5ちゃんになったら きっとこう思う。)


それだったら、大切に使って下さる方に
シェアしよう!試してもらおう!

そう思い立って、仲良しの彼にすぐ連絡。(というか憧れの方。)

私の突拍子ない提案も快く受け入れてくれた彼。
本当にありがとうございます。

そこから、出来る限りの梱包をし、福井から東京へ。


【モノは使ってもらえて、はじめて価値あるモノになる。】


彼の部屋で明るく灯されたペンダントライトは、これまで以上に輝いて見えて、私の心もホクホク。「使ってみたい」と思う方に実際に使っていただき、その良さを実感してもらえて、感想をシェアしてもらう。そして、いつもの食卓がちょっと豪華に感じられたり、いつもと同じ雑誌のページを開いても見え方が変わったり。暮らしが少し豊かになったな~と感じていただけたら、とっても嬉しい。


こんな風に家族以外の誰かとシェアしてみようと考えられたのは、きっと夫の影響も大きい。(夫は別に整理収納アドバイザーではない。勉強もしていない。)自然と今の自分が使えないものを誰かに使ってもらおうと、シェアしながら生きている。昨日も、IH非対応の銅の玉子焼き器をシェアしていた。こういう行動って過去の私じゃ考えられない。素直に凄いと思う。

なんでもかんでもではないけれど、誰かと大切なものをシェアする体験。誰かと繋がっていることも強く感じる。これからも忘れずに生きていきたい。


※2021.10.13 修正・加筆しました。





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