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自分の可能性について

私は性自認が女性で身体も女性、好きな人が男性なのが当たり前で疑いもしなかった。
SNSを始めてから世界の広さや深さを知ったし、今まで失礼な態度を取ってしまったことがあるかもしれないと反省した。

そして、少し興味を抱いてしまった。
女性と関係を持つことに。

悪いことではないと思う。
ただ、身近な人に手を出すのも嫌だし、でも、誰かレズビアンの方やバイセクシャルの方を興味本位で手を出すのも失礼な話だ。
でも、どうしても経験してみたかった。好きになれるのか、キスできるのか、関係を持てるのか。

3年くらい悩んだと思う。
その間、彼氏がいたりいなかったり。セフレがいたりいなかったり。
そもそも、物心ついた時から好きな人が複数人いたような女だ。好きな人って、1人じゃなきゃいけないんだよ〜!って、小6で虐められたっけ。
そう考えると元々ノーマルとは何か、まで言ってしまいそうでやめた。

搾取してることになるかもしれない。
けど、身近な人を傷付けたくない。そんなエゴ全開でレズビアン風俗を使用することにした。
私の初めては高一の時の彼氏。断れなくて二股したと泣いてくるような優しすぎる男性で、2ヶ月で別れてしまう呆気ないものだった。
なので、女性との初めては本当にドストライクな子としたいと欲張ることにした。
たくさんお店がある中から、人当たりの良さそうな言葉選びが美しい彼女に予約してみた。

当日は意気地なしなので帰りたいと思っていた。約束の駅に着く。緊張で吐きそうだった。

電話をした。女性が出てくれた。
道を教えてもらいながら歩く。降りたことない都会の駅、雑談をする余裕もなく、必死に教えられた通り歩く。

ピンポンを押して、扉が開いた時、彼女の笑顔をみてホッとしたこと、今でも覚えている。

彼女との秘事は私と彼女の秘密だけど、女性は柔らかくて良い……と思った。後、2人ともお化粧を直すこと、並んで2人でお化粧直しは何だか良かった。すごく。

結果として私は好きな相手であれば、女性と付き合うことも出来るタイプだと知れた。
今は可愛い彼氏がいるが、そういう世界線もあるのだと思うと少し気が楽になるような気がする。

その後、彼女を指名できないでいる。たぶん、ハマる自信しかないからだ。何回か予約しようかとホームページへ予定を確認したりした。会わない方が身の為なのよ……と納得しようと頑張って今に至る。

たまに会いたくなってしまうのは彼女が私にとって初めての人だからなのかしら。

#エッセイ #恋愛 #性について #性自認

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