魔女の国 第一章 21話~30話 まとめ
第一章 21話 魔法の杖の使い方
ここからはゼロがお手本を見せる。念ずれば物が動く、不思議な光景。
すごい!何かの本で見たような、チチンプイプイみたいな呪文はない。
私も念じてみるけれど、修行が足りないみたい。何も動かなかった。
第一章 22話 回復魔法
ゼロが突然、自分の左手をナイフで傷をつけた。「・・・何してるの!」
私は青ざめて引いてしまった。〇▽■◇※~△▼・・・彼が呪文を唱える。
青い光が傷にあたると、次第に傷が塞がった。自分で回復、不死身なのね。
第一章 23話 防御も応戦も
魔法は防御だけではなく、攻撃系の呪文もある。時には敵と戦う時もある。
ゼロが庭の木に向かって杖をふるうと、杖の先からカミナリのような光が。
敵に遭遇しても絶対大丈夫ね!ゼロのマジックショーにくぎ付け。
第一章 24話 魔法陣
魔法陣は洗礼の時や、敵の魔法を回避する結界の役割もある。
庭に杖で魔法陣を書いて杖をふるうと、魔法陣の円の上に光の塔が出来た。
ようやく私でも杖があれば魔法が使えるようになって来た。成長したかも。
第一章 25話 魔女の食事情
今日はソフィアと調理実習。基本的には普段の人間と変わらない食事。
特別な祭事の時に、薬草、カエルやトカゲのスープを食べる事もある。
これぞ魔女のスープ。私は意を決して食べた・・・食べられなくはない。
第一章 26話 卒業と新たな試練
「免許皆伝とは言えないけど、ひと通りの修行は出来たね。よくやった。」
ソフィアに褒められて照れ。これで魔女修行は終わりかな。
「これからは扉を探す旅だよ。支度をしなさい。」いよいよその時が来た。
第一章 27話 ソフィアとの別れ
「マリー、ここでお別れだね。」「ソフィア、今までありがとう。」
しっかり抱き合う。光の扉が見つかれば、私は元の世界に返ってしまう。
「ここからはゼロが付いているよ。早くお行き。」背中を押されて再出発。
第一章 28話 魔法使いと魔法の旅
旅の荷物は杖とリュックのみ。ゼロがボディガードと道案内をしてくれる。
国の最北端まではかなりの長距離だけど、彼がいれば安心ね。
「何をしている。早く行くぞ。」「は~い。」
第一章 29話 村の外の世界
村の外は厄介な魔物が良く出現するらしいから気を付けないと。
延々と続く木々とあぜ道、不思議なキノコが道端に沢山生えている。
空は青くはなく、常にグレー掛かってどんよりしていた。
第一章 30話 疲れた時は
どうしよう、歩き続けるって大変。彼は不死身だからいいけど私は・・・。
「ゼロの体力についていけない」と小声でつぶやいた。体がふわっと浮く。
ゼロが魔法で私を押してくれた。エスカレーターみたいに軽く進んだ。